My violin & My life/ Life is a Bumpy road

スタートラインはいつもそこにある!
Life is Impermanent.

ショスタコの若い時の作品を聴く。

2015年06月27日 | チェリスト藤原真理さん☆
藤原真里さん恒例のチャリティーコンサートに行ってまいりました。
チャリティーは歌志内出身のスキー選手を応援するものです。

回を重ねるごとに、聴衆が増えていますね。30分前に着きましたがずいぶん席が埋まっていました。かろうじて前から三列目左端から三番目の席が空いていたので滑り込む。年配の方々が多かった。おっと私もそうなのね。あらあら。(^^)

特にプログラムはなく、真里さんが口頭で曲名を言って下さる。

ドヴィッシー、ショスタコーヴィチ、ドヴォルザークと進み、最後にサンサーンスでした。

ペンを車の中に置いてきてしまい、メモできず後悔。^^;
このロビーコンサートでは、通常の演奏会ではあまりプログラムにない曲も聴くことが多いと私は感じていますが、いえ、単に自分が知らないだけで、世間の皆様は普通に聴いていらっしゃるのかな。

「ショスタコの若い時代の曲です、彼がまだ比較的幸せだった時代、、、」
とおっしゃるその曲、私は初めて聴かせて頂きました。

調べたら、たぶんチェロソナタ ニ短調 作品40ではないかと思います。
有名な曲だそうな。とくに二楽章は、現代のチェロ奏者にとって重要なレパートリーの一つになっているとか。(wiki先生によると) そうか、やはり私がスーパー物知らずっていうことです。
私は、四楽章を楽しく聴きました。
いろんなものが盛り込まれているというか、弾けているというか、ヒャッハーな感じで盛り上げ大会、、、の四楽章はとても楽しい。
でもすべて、「というか、、」が付くこの曲の印象。
もちろん演奏技術に盛り込まれているものは、すごく高くて、「というか」の入り込む余地もなく、胸のすくようなチェロとピアノの掛け合いに感動します。

ショスタコに感じた「、、というか」の印象は、彼の「はぐらかし」なのかなと思います。しあわそうなメロディーからスッと翳りのある音に移行したりして、いい感じに浸ると水をさしにくる。ちょっとそれやめてー、と言いたくなります。^^;


今日の藤原真里さん演奏のショスタコは、
ショスタコすごいね、とか、とっつきにくい曲だねとか、そういう先入観もなにもないところに、
どう?こういう曲もたのしめますね。
と、そっと置いて下さるような演奏です。それでいて、力強く、様々な可能性への挑戦を颯爽と見せてくださる。
スカッとします。粋です。


ピアノはこのロビーコンサートでもお馴染みになりました倉戸テルさんでした。
倉戸さんのピアノは、今はピアノを弾いている!という、よけいな印象をまず与えない。
そのうえで一音一音、私達の心を捉えて離さない。涼しく煌めく、魅力ある演奏をされます。
私は倉戸さんのピアノにいつも感動します。

藤原真里さんは今日のロビーコンサートのあとすぐ、フランスに発たれるということでした。
また秋のコンサートが楽しみです。