2004年頃だったか、どうにもこうにもこの悩みの種→問題が大きくなってきて、本を探したり(実例的な)、インターネットの中の情報を拾い上げては読んでいた。
そんなジタバタの中で、とあるひとつの「データベースで業務システム構築」に関する講演会開催の情報を掴み、受講登録をして参加した時があった。
目黒の雅敘園だった。
その講演会で講演された方が某有名ハム会社(関西)の方々と請け負ったベンダーの方々で、目から鱗が落ちる言葉があった。
この方たちもまさにオバチャマが悩み続けていた一番の問題にぶち当たっていて、その難しい部分を「どうクリアするか」の言葉を具体的に吐き出せるくらいに、ひとつの悟りに到達していた。
「参加(だけ)してくる者は(絶対)巻き込めない。
介入して頭を突っ込んでくる者を巻き込め。」
というような言葉だった。
この話のくだりは思わず、
「あー、そうそう、そういう実体験談と、「人をどう動かしたらいいのか」って話が一番聴きたいのよ、
プログラムの理論や技術的な話は参考書とか参考書みたいな技術者の人に聞いたりすればなんとかなるけど、
現実的な体験談(プログラミングよりプロジェクトの完成への持っていき方というのかな。それもこっち本位で構築するんじゃなくて、必要としてる側が求める形にもっていくような構築!)が一番知りたいのよ~~!
よっ、待ってました!!」
前のめりになったもんだった。
どうしてもコンピューターが絡むと理論ありきや、ロジカルシンキングで物を考えすぎで、
時間が進むほどややこしい状態にもつれ込むことが多い。
構築時に人間が介入してなくて、現実と見合わせながらさわりもしないで、コンピューターを理想に近づけようと頭だけで評価しあって、「で、なんだったんだっけ?やりたかったこと??」となる訳だ。
(そこすらロジカルに帳尻あわせが入ったり。)
で、
しまいには技術者の技術鍛練の為のオモチャ、マスターベーション的なシステムになって、
「使えないんですけど~~業務にあってなくて~~(イヤな(自称)技術者は「これがあなた達が要求した形なんです」的なことを理論立てて徹底論破にかかる。(怖いのよ、その冷静さが。)」)」
とか、
「操作性が素晴らしい、このボタンがカッコいいですね。(←こんな洗練はあとあと!!(笑) つか、これにそこまで必要かよ。趣味でつくってんじゃねーんだよ。(←ツッコミ))」
とか、
目的からかけ離れた状態になってるにも関わらず、
「理論とロジックで頭だけ納得しちゃってる」
というような、
「ほんに皆して間抜けだよなぁ・・・」
というか、
「馬鹿だなぁ…(真に)頭悪いってことなの?これ??」
というか、
「呆れすぎて脱力…呆れすぎて立ち上がる気力すらない…」
というか、そんな状態になることが多い。
「参加じゃなくて介入してくる人を見つける」
これ、なんにでも当てはまるんだよなぁ。
目黒雅敘園のフォーラムが終わって、なんかモヤモヤがひとつ解消(「参加します!」に惑わされてないで「自分本位に介入してくる人を見つけ出さないとね!!」的な。)されて、頭がスッキリして会社に戻ったのが懐かしい。
そうそうこの時、あのおとっつぁん(元貨物船の通信長やってた社長さま)から携帯電話に電話が入って(瞬時、嫌な悪寒が走り・・・(不具合ですか?クレームですか?的な・・・))、
「なんかあの会社からこんなバージョンアップのお知らせが入ってきてるけど、必要ないよね?
バージョンアップってやたらめったらやっていいものでもないでしょ?
これ必要ないよ、どう考えても。
っとに商売上手だよなぁ、この手のってさぁ、ワハハハハ・・・・」
と、勘のいい問い合わせがあって、
「も~、も~、おとっつぁん、ホント関わっていて精神的に楽です、こちとらぁ。
も~、も~、コンピューターなんか知らなくたって、根本的なことをわかってらっしゃる!!!」
って電話しながら笑みが出たことも覚えてるなぁ。
そう、このおとっつぁんに電波(何故、ツーツートントンの頃から通信やってるおとっつぁまなので。)のお勉強をしてもらっていた時期があって、
「この電波の話をつきつめていくとさ、「宇宙のブラックホールって実はないのよ。」って結論につながるんだけど、その話は今じゃなくて、酒でも飲みながらね。」
って言われたんだよなぁ。