北海道東部にあるサンナシ小屋から帰ってきました。もっとも寒い時期のサンナシ小屋ですが、思ったよりも暖かく(気温は最低でマイナス10度くらい)、ベランダでは雪景色を見ながらひなたぼっこができました。雪も少なくてスキーを履かないで長靴で十分歩けました。写真に見るように、斜面の上部は雪もついてなくて、笹の青い葉が地面を覆っています。今年はエゾシカも餌に困ることはないのでしょう。小屋の周りにはいっぱい鹿の糞が落ちていました。
小屋の横に流れる小川はアイススケート場のように凍り付いていましたので、水が手に入りません。ペットボトル入りの水を持って行き、薪ストーブの火でお湯を沸かしてコーヒーを飲み、お昼のラーメンを食べました。小屋の周りでよく見かける丹頂鶴の夫婦も、極寒の今は餌を人工的に撒いている鶴居の方に集まっているらしく、小屋の周囲では見かけません。人工的な餌で1000羽にまで増えたタンチョウをいつまでも人工餌料を与え続けるのはどうしたものでしょう。絶滅をまぬがれたタンチョウにはそろそろ人工的に餌をやるのを減らしていかねば、今度は逆のことが起こるでしょう。エゾシカがその良い例です。
オジロワシもこの時期はあまり餌が見つからないので、餌の多い海岸に集まっているようです。小屋の周囲は生きものの気配もあまりない静けさに包まれています。夜は煌々と照る月。星もオリオン座が頭の真上に出ています。闇夜には降るような星空ですが、月の明るい夜は星もよく見えません。月に照らされた小屋の周りの草原は、まるで昼間のような明るさです。人工的な光がないと、自然の光が本当に明るく感じられます。昔のアイヌは灯りを持たずに夜も行動したと言いますが、月夜ならまったく問題はないですね。
いかに人工の光にならされた目が「使えない」目になっているかを実感します。
光に限らず、真実を見る目をもつには、人工的な雑音を信じないで自分の基準の目をもつことが必要と思うことしきりです。
立派な家ですね~。私はもっと山小屋のちっちゃいのを想像してました^^;。
でも、水道がないんですね~。もしかして「サンナシ」は「3無?」だとしたら、あと2つは「テレビ」「インターネット」でしょうか?
確かに、貴重価値でチヤホヤされていても、そこらへんに雀やハトのように一杯いると~ですね。
平和のシンボルの鳩が「糞公害」になってますし。
でも、丹頂のあの優雅さはすごいですよね!
香港人の友人が鶴居に家を買いましたがストーブのために薪を割り、歩いて丹頂を見に行き、つるつるの温泉に入る~っていうのを聞いているとうらやましくなります。しかも、ご主人、夏はカヌー、冬はクロカンまで買っちゃって^^;。
まだ、現役の○専の先生なので、車を2台にして通勤距離も伸びましたけどね。東京の企業を早期退職した価値がありますよね、そういう生活だと。
比呂志さんの生活はメリハリがあっていいですね!!
でも、サンナシの本当の意味は林檎。広場の真ん中に一本生えている木が「エゾノコリンゴ」。この木をサンナシと言います。
林檎でしたか~^^;。
電気がないのはすごいですね!
という事は、オイルランプで読書でしょうか?
お風呂はないですよね?
自然一杯のおうちですね!!