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ごまめの歯ぎしり・まぐろのおなら

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東電の手先 与謝野を罷免せよ

2011-05-20 | 政治
菅内閣の支持率がわずかながら上向いたという。おそらくこれは浜岡原発の全炉を停止するよう東電に要請したことが主な原因だろうと思う。他の原発を停止させないために機先を制して浜岡原発を止めたのだろうという思い込みを言うマスコミもあるが、私はやはり高く評価したい。さらに菅首相が踏み込んだのは、エネルギー計画の見直しだ。原発をこれから14基も新しく作り、プルサーマルを大半の原発で行い、高速増殖炉を動かし、六ヶ所村の核燃料再処理施設を軌道に乗せるという、これまで自民党・公明党が進めてきたエネルギー計画は大幅に見直さざるを得ないだろう。自民党の谷垣総裁さえも、これまで自民党が進めてきた核利用政策を反省する必要があると言っている。しっかり見直して、脱原発の施策を大きく前進させてもらいたい。菅首相にはいっぱいおかしなこともあったけど、フクシマ後の方向性はかなりいい線行っていると思う。

 とくに枝野官房長官は、頑張っていると思う。「もう寝ろ、枝野。目を覚ませ、管」などと言われて枝野官房長官の奮闘ぶりは有名だ。でも、それよりも、東電の責任転嫁を許さず、賠償責任を国に頼ろうとする姿勢を厳しく追及する姿勢を、私は評価したい。それに比べていまいましいのは、与謝野経済財政相の態度だ。自民党の総裁でさえ、反省の弁を垂れているのに、この男は「東電は頑張っている」「原発は必要だ」と反省の色もない。自分は自民党にいてずっと原発推進を言い続け、安全神話を広める役目もしてきた。その上のこの惨事なのに、何の反省もなく、いまだに原発推進姿勢を隠そうともしない。

 極めつけは「フクシマ事故は神の仕業」と言い、「東京電力には何の落ち度もない」と東電をあくまで庇う。いったい彼は東電の回し者なのか。東電の賠償金をできるだけ減らすことに一生懸命だ。これだけ一企業のために国民のことを顧みもしない大臣がいるということに、私は心底驚いている。今は、民主党政権なのだ。こんな自民党崩れで民主党とまったく相容れない人間が大臣をいつまでやっているのだろうか。菅首相はただちに与謝野経済財政相のクビを切るべきだ。許しておけない。与謝野大臣はトロイの木馬だ。そのまま大臣に置いておけば、かならず民主党政権に牙をむくだろう。東電のためなら、なんでもするだろう。東電に責任はないと言っているのだから、賠償責任も認めないのだろう。そうすれば、原発被災者への賠償は、結局電気を使う国民にすべてかかってくる。いや、電気を使おうと使うまいとすべての国民から消費税という形で搾り取ることになるだろう。

 何度でも言う。与謝野経済財政相はただちに罷免すべきである。民主党政権とは相容れない。菅内閣の支持率をもっと上げようと思うなら、与謝野をそのままにしていてはいけない。