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ごまめの歯ぎしり・まぐろのおなら

サンナシ小屋&京都から世界の愛する人たちへ

アフリカの音を聴く

2011-01-25 | 日記風


この楽器はなんでしょう。知っている人は少ないと思う。これは、南アフリカのジンバブエという国で使われている「ムビラ」と言う楽器なんです。先日、このムビラの演奏を聴きに行ってきた。演奏している人は、サネチカ君というまだ20代の若者。ムビラの演奏を習い始めて3年が過ぎたという。毎年、ジンバブエの師匠のところに通ってムビラの演奏を習っている。年間3ヶ月以上、行っているそうだ。

 ジンバブエは南アフリカ共和国のすぐ北側に接している国で、ムガベ大統領の独裁政治で有名だ。イギリスなどの旧宗主国から「世界最悪の独裁政治」とも非難されているのは、ムガベ大統領がかつて白人が所有する大農場を強制的に接収し、貧しい黒人農民に配分したこと。米国やイギリスなどの国が国連安保理で非難決議を上げたが、ロシア、中国、リビア、南ア共和国などの反対でできなかった。現在は、連立政権が成立し、形式的には独裁政治ではなくなっている。

 ジンバブエでは、ムビラという楽器は、宗教的な儀式に使う。シャーマンがムビラの演奏をバックにトランス状態に入る。楽器は厚手の板に鋼鉄の板をならべて、指ではじいて音を出すだけの単純なしかけだ。音を共鳴させる仕掛けは、ビール瓶の蓋を4-5個、板の上に半ば固定しているだけ。使う指は両手の親指と右手の人差し指の3本だけ。それでも単純な澄み切った音を響かせる。サネチカ君は、ムビラの演奏をしていると、ジンバブエの青い空や茶色の大地などの色彩を思い浮かべるという。

 普段のコンサートでは2時間くらい演奏を予定しているらしいが、彼は演奏していると時間を忘れ、いつも3時間を超えて、時によっては夜中までついつい演奏してしまうと言う。それほどまでにムビラの音に魅せられている。今回はコンサートがメインではなかったので、彼は遠慮して1時間で止めたけれど、もっと弾きたかったようだった。メロディはアフリカ音楽に多いような比較的単調なメロディなので、寒い部屋で聞いていたので、もっともっとという感じではなかった。でもジンバブエの青い空の下、暖かな日差しの中で聴いていると、きっと癒されるだろう。心から。眠りたくなったら眠り、目が覚めたらムビラの音が近くで響き続けている、そんな音のある風景がきっとムビラの故郷なのだろう。

上関・諫早・辺野古の海を守る講演会・写真展

2011-01-25 | 環境
今月30日に京都市で「海の生き物を守る会」という団体が、上関・諫早・辺野古の海を守ろうと講演会と写真展を開く。是非見に、聞きに行って欲しい。
以下、海の生き物を守る会のホームページから

いま、日本の海でもっとも守ってほしいホットスポットと言うべき海が、開発の危機に直面しています。その矛盾が突出している代表的な三つの海域について、そこにどのような海の生き物たちが棲んでいるのか、そこでどのようなことが起こっているのか、どうすれば海の生き物を守っていけるのか、などについて、現地で活動しているキーパーソンたちに現状をお話ししていただきます。講演内容は、
13:40~14:20 瀬戸内海の最後の楽園「長島」 高島美登里
14:20~15:00 諫早湾の干潟復活の意義 佐藤正典
15:00~15:20 休憩
15:20~16:00 辺野古・大浦湾の自然 安部真理子
です。
日にち:2011年1月30日(日)
時間 写真展:10:30~16:20 講演会:13:30~16:10
場所:京都府立総合社会福祉会館(ハートピア京都)
京都駅から地下鉄烏丸線丸太町駅から地下直通
参加費:無料
お問い合わせ:hiromuk@mtf.biglobe.ne.jp  向井まで