毎年年末には、忙しそうな家人をおいて、ちょっとした山に登る。今年は、ここのところあまり歩いていないこともあって、近くで4時間程度歩く山を選んだ。出かけたのは、京都と大阪の境目にある釈迦岳(631m)とポンポン山(679m)。京都から南にある東向日市にあるが、どうやらこのちょっとした山の連なりは、京都西山と言うらしい。京都は松の東山、杉の北山、竹の西山と言われているように、このあたりは山の麓はほとんど竹林に覆われている。それも最近広がりを見せている手入れの悪い竹林と違って、京都西山の竹林はタケノコの産地として有名なだけあって、手入れの行き届いた美しい竹林が続いている。
竹林の間の狭い道を定期バスは、対向車を避けながらゆっくりゆっくり終点の吉峰寺に登っていく。終点で降りて登山道を歩き始めたのは私一人だった。吉峰寺の参道入り口からまずは吉峰寺に参拝しようと登り始めるが、この参道の急なこと。まるで崖を登っているような急斜面にコンクリート敷きの道が続く。途中で気を変えて、Uターン。吉峰寺を回って、西山ハイキングコースに入る。釈迦岳までの道は、やはり人工林が多く、あまり面白くもない。誰も歩いていない道を一人、黙々と歩く。体重が増えてきたことを実感する足の運びに、もっと歩かなくちゃいけないなと反省させられる。
標高500mを越える頃、山道がうっすらと雪に覆われるようになった。周りの樹木にも雪が積もっている。釈迦岳の頂上近くなって、周りの林が人工林から明るい落葉広葉樹林に変わった。もちろんすでに落葉は終わっている。日が射し始めた林の中は、東山の常緑林とも北山の人工林ともちがって、落葉して明るい。京都市内よりも南にあるはずなのに、なぜここは落葉広葉樹が多いのだろうか。山道も落ち葉が積もって、足に心地よい。釈迦岳の頂上には、ベンチもあったが、雪が積もっていて、すわってお茶でも飲もうと思っていたが、立ったままでお茶にした。

ここからポンポン山の頂上までは、落葉広葉樹林帯で、晴れた冬の山歩きには最高だろうと思うが、今日はちょっと晴れ間が少ない。ときどき日が射すが、やがて雪雲が空を覆い、ポンポン山の頂上近くなった頃から、本格的に粉雪になってきた。風も強くなり、尾根を歩くときは横殴りの雪となる。ポンポン山頂上では、とても休んでいることもできないので、早々に頂上を出発した。このあたりからは、東海自然歩道と合流するので、道標もしっかりしており、道も歩きやすい。人も増えてきた。
ポンポン山という名前の由来は、山頂に近づくと足元がポンポンと音がするということから来ているとガイドブックには書いていた。しかし、気をつけて歩いたが、そんなところはなかったようだ。北海道の屈斜路湖の横に、おなじポンポン山という名前の山があるが、ここではたしかに岩の上を歩いたり跳ねたりすると、岩の中が空洞になっているのかポンポンと音がした。そこと同じようなところがあるかと期待したのだが、ここのポンポン山ではそんな音は聞こえてこなかった。もっといろんな場所を歩けばそう言うところもあるのかもしれないが、登山道を歩いている限り、そんなところはない。
高槻市の方へどんどん下っていくと、やはり500m付近から下は杉や檜の人工林となり、歩いていてもあまり面白くない。そのうち、広い舗装に出て、東海自然歩道は、車の走る道になってしまう。最後の1時間ほどは、舗装道路歩きで、ただ黙って先を急ぐだけだ。下りきったところでバスを待ち、高槻駅に向かった。今年最後の山歩きはかくしてあっけなく終わってしまった。ちょうど4時間の歩きだったが、疲れもなく、またたいして面白くもない山歩きだったが、もっと歩けそうだと思ったのが、ちょっとうれしい。まだまだ歩けそうだ。来年はもっと歩く機会を作りたいと思って、年の暮れを迎えた。
正月2日目。今日は京都は雨。年の暮れから正月は、毎年体重が跳ね上がる。今年もやはり同じ事になりそうだ。それでも雑煮は私の大好物。いっぱいお餅を食べて、今年一年、がんばろう。
竹林の間の狭い道を定期バスは、対向車を避けながらゆっくりゆっくり終点の吉峰寺に登っていく。終点で降りて登山道を歩き始めたのは私一人だった。吉峰寺の参道入り口からまずは吉峰寺に参拝しようと登り始めるが、この参道の急なこと。まるで崖を登っているような急斜面にコンクリート敷きの道が続く。途中で気を変えて、Uターン。吉峰寺を回って、西山ハイキングコースに入る。釈迦岳までの道は、やはり人工林が多く、あまり面白くもない。誰も歩いていない道を一人、黙々と歩く。体重が増えてきたことを実感する足の運びに、もっと歩かなくちゃいけないなと反省させられる。
標高500mを越える頃、山道がうっすらと雪に覆われるようになった。周りの樹木にも雪が積もっている。釈迦岳の頂上近くなって、周りの林が人工林から明るい落葉広葉樹林に変わった。もちろんすでに落葉は終わっている。日が射し始めた林の中は、東山の常緑林とも北山の人工林ともちがって、落葉して明るい。京都市内よりも南にあるはずなのに、なぜここは落葉広葉樹が多いのだろうか。山道も落ち葉が積もって、足に心地よい。釈迦岳の頂上には、ベンチもあったが、雪が積もっていて、すわってお茶でも飲もうと思っていたが、立ったままでお茶にした。

ここからポンポン山の頂上までは、落葉広葉樹林帯で、晴れた冬の山歩きには最高だろうと思うが、今日はちょっと晴れ間が少ない。ときどき日が射すが、やがて雪雲が空を覆い、ポンポン山の頂上近くなった頃から、本格的に粉雪になってきた。風も強くなり、尾根を歩くときは横殴りの雪となる。ポンポン山頂上では、とても休んでいることもできないので、早々に頂上を出発した。このあたりからは、東海自然歩道と合流するので、道標もしっかりしており、道も歩きやすい。人も増えてきた。
ポンポン山という名前の由来は、山頂に近づくと足元がポンポンと音がするということから来ているとガイドブックには書いていた。しかし、気をつけて歩いたが、そんなところはなかったようだ。北海道の屈斜路湖の横に、おなじポンポン山という名前の山があるが、ここではたしかに岩の上を歩いたり跳ねたりすると、岩の中が空洞になっているのかポンポンと音がした。そこと同じようなところがあるかと期待したのだが、ここのポンポン山ではそんな音は聞こえてこなかった。もっといろんな場所を歩けばそう言うところもあるのかもしれないが、登山道を歩いている限り、そんなところはない。
高槻市の方へどんどん下っていくと、やはり500m付近から下は杉や檜の人工林となり、歩いていてもあまり面白くない。そのうち、広い舗装に出て、東海自然歩道は、車の走る道になってしまう。最後の1時間ほどは、舗装道路歩きで、ただ黙って先を急ぐだけだ。下りきったところでバスを待ち、高槻駅に向かった。今年最後の山歩きはかくしてあっけなく終わってしまった。ちょうど4時間の歩きだったが、疲れもなく、またたいして面白くもない山歩きだったが、もっと歩けそうだと思ったのが、ちょっとうれしい。まだまだ歩けそうだ。来年はもっと歩く機会を作りたいと思って、年の暮れを迎えた。
正月2日目。今日は京都は雨。年の暮れから正月は、毎年体重が跳ね上がる。今年もやはり同じ事になりそうだ。それでも雑煮は私の大好物。いっぱいお餅を食べて、今年一年、がんばろう。