goo blog サービス終了のお知らせ 

「Law&Order」が好きだ!!(邪道にて)

海外ドラマ「Law&Order」が好きです。
とにかく叫びたいので、ブログに叫びます。

SW IN 『Serial Mom』 特典映像 本音の追記

2014-06-27 13:15:17 | SW
全く関係ありませんが、W杯2014ブラジル大会、いかがでしょうか??
ベスト16が揃いました。いよいよ決勝トーナメントで御座います。
私が必死に応援するオランダ&ドイツは、順当に勝っていますが
スペイン&イングランドがぁぁぁぁ~去って行きました・・・(涙目)

エッ、アメリカ??あぁ、決勝トーナメントに行きますよ。
応援???いや~笑って誤魔化そう(笑顔笑顔)


さて、本題に・・・

以前、ローチ映像、捜しましたが・・・

色んなローチ映像見ました。

スッゴク美形なんですよね。ホント、ホント(今更・笑)
ヘェ~と、見入っちゃう写真も多々あり・・・・
ローチ・ファンが歓喜するのも分かるなぁ、などと・・・

その気持ちを言葉にすると、こんな感じ。


「ヘェ~。やはり本物の美形なんだぁ」
「ウワァ~、もう光輝いているわ。ホント」
「背後から美のオーラが出てるんじゃないの?」
「こりゃ、多くのファンが夢中になるの、分かるわァ~」


・・・・ローチ・ファンの皆様
これで、過去の数々の御無礼を、お許しいただけますかね?(笑)

で、今回検事長の映像・・・アップした映像付近のものです。
つまり50代前半のものですね。

では、これを見つけた時の心を言葉にすると・・・・


「あなたの存在が、神の恩寵です!!検事長==============!」


ハイ、こんな感じですね。
ハイハイ、バカだから、傍に寄ってはいけません(笑笑笑)

・・・・・この差は何ナノ????って、質問ありますかね?
いや、無いと思いますよ・・・・今さらネェ~(サッと逃げよう)

SW IN 『Serial Mom』 特典映像<2>

2014-06-27 12:59:46 | SW
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続きです


映画評論家デニス・ダーモディの話。
パパがママの殺人犯スクラップ・ブックを見つけるシーンがあります。
新聞の切り抜きなどなど・・・・手紙や写真、そしてカード・・・
多分殺人犯からのものかと(刑務所にお手紙書いたのね)

「・・・・私がもらったクリスマス・カードを、
 ジョン(ウォーターズ)に貸してくれと頼まれた。
 映画で使うと言うんだ。
 サムが殺人犯からの手紙を見つけるシーンだよ。
 このクリスマスカードが登場する(カードを見せながら)
 実は連続殺人犯のジョン・ウェイン・ゲイシーが、私に送ったものなんだ。
 ジョンは現場で、このことを黙っていたが
 撮影が終わり、サムに伝えたそうだ。
 “連続殺人犯からのカード”だと(この辺、楽しそうに笑っています)
 サムはあきれただろうな。実に笑える」

SW
「気分を害することもあった。
 ショッキングなシーンが多かったからね
(この辺瞳が真剣。しかし直ぐ笑顔になって)
 でも、心を大きく持とうと努めたよ。
 せっかくだから、楽しんで演じようと思ってね」
 

もうひとつ、SWが登場する映像は、撮影現場等々が主です。
主にウォーターズが映画について語り
ターナーについて、語るって感じです。
特に、ママの下品な言葉使い等々について・・・
「彼女しか演じられない」と大絶賛!!(笑)
SWも、ターナーについて

「彼女は、今時珍しい本物の大スターだ」

映像は、撮影当時なので・・・・
はい、こんな感じで。50代前半です。『L&O』前ですね。


 
 

デカい映像で、申し訳ありません・・・・イイでしょ!!!(キッパリ)

と言うか・・・このブログ、画像大or小、どちらか?しかないのか?
中ぐらいがないのか・・・・?まぁ、イイかぁ(ヲイヲイヲイ)

とまぁ、裏話が結構あって、楽しい嬉しい特典映像で御座います。
また監督ウォーターズ主体の映像もあります・・・映画関連のものかと。
あとは、予告編な映像。

この映像を楽しみましたが・・・ウォーターズは、頭イイナァと感心感心。
私、彼の本やインタビューも、ちょっと読んでいるのですが、
やはり、そう思いますね。
まぁ、若い頃は無茶苦茶ですが・・・他作品は、恐ろしくて見れないですが(笑)
悪趣味の王ですが・・・これは、彼がしっかりとして常識を身に着けている証拠で。

彼自身が語っていますが
「良い趣味を理解していないと、悪趣味が分からない」

常識&良識を持っているからこそ、悪趣味や悪いことが分かる・・・
ちなみに、彼の御両親は、もうお堅い印象の良識ある方々です(本から)
この御両親に、人としての基本を、シッカリ躾けられたかと(笑)

ターナーは、ママを楽しんで演じているようです。
共演者のインタビューや、撮影時映像等々。
勿論プロとして、演じているのは当然ですが、やはり楽しそう。
リハーサルの合間に、鼻歌歌いながら踊っている風な姿も。
SWも、撮影時に自分なりのアイデアを話している風な映像もあります。
どんな役でも、プロですから熟す・・・そうですね。

しかし・・・ターナーが鼻歌歌っているのに対して
SWは、楽しもうと努めていた・・・この差が、作品に上手く反映されている。
自分の信念に忠実で、人を殺すのも辞さないママ。
後悔していない姿は、殺人を義務としているし楽しんでさえいる。
それに対してパパは、普通の常識人。
妻を疑わないし、妻を愛している。
その妻の真の姿を知っても、信じたいと思う心と格闘。
ついでに、家族の不適切発言に、いちいちギョッとしたり、理解不能になったり。

勿論、演技です。ターナーもSWも。
しかし・・・楽しむターナーと、戸惑うSWが、どこかでちょっと顔を出す。
そのちょっとが、作品に演技以上のリアルさを生み出すことになる。
だから、面白い・・・・そう思いました。

さて、興味を持った方は~。
作品を鑑賞して、できたら特典映像を見て下さい。
もっともっと!楽しめますからね。
それに・・・・ちょっと素を感じるSWに会えますよ~(と宣伝)

SW IN 『Serial Mom』 特典映像<1>

2014-06-27 12:59:24 | SW
えっと~『Serial Mom』、2013年に日本でDVD&Blu-ray 発売されました。
勿論、日本語字幕付きです。

最初に言っておきますが・・・
その作品、あたかも実話風に描かれていますが・・・
そしてラストも、実在した人物&事件だ風に、言っていますが・・・
これは、作られたお話、だと思います。知る限りでは。
だってぇ・・・私、結構実録犯罪本、読んでいますが、
この作品のモデルになったって事件、読んだことないし。
英語版Wikiにも、「完全なフィクション」と書かれていますしね。

で、話を戻して・・・・
私、その頃レンタルしてきた覚えがあるのですが・・・昨年ね。
先日、も一度レンタルして来たら・・・アラマァ!特典映像が!!
・・・・・・つまり、前回は気が付かなかったのね・・・何故に?(知らん!)

この特典映像、ホントに特典映像で・・・(????)
監督のジョン・ウォーターズが、懇切丁寧に作品について語っています。
で、この映像は、2008年撮影って情報もあって。
アメリカでDVD化されたのが、その頃なので。
作品の公開は、1994年(日本は1995年)
でで、映像では、1994年(または撮影時と考え、それ以前)
&2008年の出演者が、居るってことに。

でも主役のキャスリーン・ターナーは、撮影時の姿だけです。
2008年の姿はなかった・・・
でも我々『L&O』ファンは、S16で見てますしネェ(笑)

ターナーがいないのなら、SWも期待できないわぁ、と諦めていたが・・・
居たぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!
2008年のインタビュー映像も、それにィィィィィィィィィィィ!!!!!!
撮影時の姿&ほんの僅かだがインタビューもォォォォォォォォ!!!!!!

と言うことで(?)
特典映像の、SWをお送り致します(ペコリ)
と言うことで2(?)
SWの部分だけ、抜粋してお送り致します(ぺこりペコリ)

エェェ!他の出演者のお話も聞きたいワァ~と仰る方々・・・・
御自分で、お願いします(深々一礼・笑)
ついでに申し上げますが、他の出演の方々のお話も、とっても面白かったよ(ヲイ)
この作品を好きな方なら、きっと面白く楽しめるはずですよ(ヲイヲイ)

特典映像は、4種類あります。
その中で、作品に関する舞台裏的映像2つの中から記事に。

ウォーターズの若い頃からの映画撮影に関する話題。
そして、当時から仲間であったスタッフの話。
ウォーターズの他作品に関しては、有名ですね。
「悪趣味の王」と異名をとる所以など、様々に。面白いです。
万民受けする作品とは、ほど遠い作品の数々。
『シリアル・ママ』も、最初は資金繰りも思うように・・・
しかし、ターナーが参加する、と知れ渡ると、一気に資金も集まって来たとか。
そのお蔭で、美術的な面も、そして作品の質を上げることができた、と。

スタッフの1人は
「我々は、キャスリーンを騙したわけではない。
 台本を読んでもらい、納得して参加してもらった」と強調(笑)
また、他の共演者も、大女優キャスリーン・ターナー参加にドキドキだったが
気さくで、出演者の名前を憶えてやって来た彼女に、好感を持ったと。

ウォーターズ
「・・・あえて (今までの)僕の作品とは違う世界観にしたんだ。
 この映画で、僕が配役したかったのは、ケバケバしくない役者だ。
 サム(SW)は、ケバケバしくないだろ?」

声はありませんが、撮影時の様子が随時写ります。SWも!!(嬉)
映画を覚えていれば、「オォ、このシーンか」などと楽しめます。

そして!SW登場。2008年のインタビューですね。
有名な、ターナーとのsex sceneのことについて。

SW
「・・・子供達に笑われたのを、覚えているよ。
 あのセックスシーンを、見られてね。
 私は、とても気に入ってる」

この後、シーンが出てきます・・・これネェ~笑っておこう(笑)

それから、ファッションについて。
映画で、ママがターゲットにした青年(息子の友人)が
ママに追いかけられ、ライブハウスに逃げ込むシーンがあります。
青年、ママ、そしてパパ達も、ハウスの中へ・・・
そこでは、女性だけのパンクバンドが、派手に演奏中。
観客のパンクな若者達も、踊り狂って盛り上がっております。
このバンド、L7という、本当のパンクバンド、そうです。
インタビューに答えているのは
L7のリーダー、ドニータ・スパークス。
なお、今バンドは無期限休止中だそうです。

勿論作品内では、異なるバンド名ですが・・・
演奏している曲も、映画用に彼女達が作ったとか。
作品中のバンド名は「ワレメ(ラクダの唇)」(??)
・・・・彼女達のファッション(股間)に注目!だそうで。
で、歌っている曲のタイトルは「ガス室」
ウォーターズに、このタイトルで曲を作ってくれ、と頼まれたそうで。

ライブハウス内で、観客がパパを持ち上げるシーンがあります。
ウェーブ状になり、観客がパパを持ち上げて、人の手で移動させる・・・・
胴上げ状態で移動させるってイメージで良いかと。
この時、SWは怖がっていた、とL7の方は仰っています。

「・・・“私を持ち上げるのか?スタントマンが必要では?”と・・・
 でも最終的に観客を信用して、身を任せたの。
 私なら、絶対にできないわ。
 あの悪ガキどもに、何をされるかわからないもの」

SW
「私自身パンクとは無縁だから、ピッタリの役だったと思う。
 映画のすべてが、新たな発見だった」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続きます

遅くなりましたッ・・・って、手遅れかッ?

2014-05-27 14:11:37 | SW
いつも、覗いて下さる皆様、有り難う御座います(ペコリ)
暫く更新・・・・してませんネェ。
まぁ、隠居の身ですので・・・スマンです(ペコリペコリ)

先週久しぶりに、パッタリしてしまいました。
平熱35度前半の身に、38度はキツイでしょ(自虐笑)
それに下がらんし・・・
これまた、夫が焦って休んで看病してくれましたが
余程酷い状態だったんでしょうね(とっても他人事)

その後、咳が、咳が・・・
一応喘息なので、咳はある意味鬼門ですわ。

今、ようやく落ち着いてきた次第です。

年?年なのか??

さて、さて・・・
連絡が遅くなって、悔しいッッ(キィ==!)なんですが・・・・

マイケル・チミノの、あらゆる意味で有名作『天国の門』
今現在放映しております。
(2014年5月27日 13:48分現在)

映画会社ぶっ潰した、で、有名ですが・・・(笑)

制作費が、とんでもなく膨れ上がり~。
興行が全く振るわず~。

と言われておりますね。

作品も、無駄なシーンが美しくも長々と・・・とも言われております。
まぁ、確かに・・・その通りなんですがね。

しかし、昨今では、見直されているとか。
日本でも、映画館で上映されているようですね。

『天国の門』
余りにも長すぎて・・・短縮したんですよ。
でも短縮したら、余計物語が??になって・・・悪循環ですネェ(シミジミ)
だから根性を決めて、長い完全版を鑑賞するのがベスト、と言われています。

そして、この映画、モデルにしているのが「ジョンソン郡戦争」なんですよ。
アメリカでは、あまり触れられたくない事件・・・ということで。
開拓時代の・・・・暗い過去っていう訳ですかね。
大々的に宣伝する必要もないだろうに・・・って感じかな。
このことも、アメリカでの興業が振るわなかった要因とも言われています。

かの有名な『シェーン』、タイトルだけでも超有名。
これも、この戦争を扱っている、らしいのですが(見てないので?)

もし調べたい方が、居られるのなら(私だ!笑)
南北戦争のように「内戦」という扱いからよりも
「西部開拓」の方面から、調べるとよろしいかと・・・・誰もいませんね(笑)

過去にも書きましたが、『天国の門』!SW、出演しております。
今丁度、出ていましたわ(笑)

40歳位ですね・・・・
髭つけて、まぁ実年齢よりも、老けた印象の役ですねぇ。

この映画では、まぁ主人公たちと敵対するので、悪役ですわ。
SWの悪役は、珍しいので・・・その意味でも、まぁ価値ありかと。
乗馬シーンもあるし、銃をぶっ放しております。
これも、珍しい・・・・
金と権力と縁故を笠に着る、嫌な奴ですね(ウンウン)

あぁ、もっと早く記事を書いていたら・・・
「ちょっと、録画しようか」と思う方もいたかも・・・と思うと無念ですわ(シクシク)

素晴らしく長い映画、とは言いましたが
私は数回鑑賞しておりますが・・・回を重ねる程、なかなかイイぞッ!と思えるかと。

まぁ、扱うテーマも、地味ですし。
でも、段々ジワジワ、愛好者が増えるといいナァ、とかね(笑)

「ファイナル・カット―『天国の門』製作の夢と悲惨」
と言う本があります。
これまた、長々長い本でして・・・
まぁ『天国の門』制作時の様々を、映画会社の方から描いた本です。
その中で、キャストのことも書いてあって
SWは「舞台の実力派」なので、選んだ、と書かれていました。
まぁ、この一文だけなんですが・・・(泣きながら微笑み)


悔しいから、すでに遅しッ!でも、書いてやるわい=====!

SW IN 『NYPD(1967-1969)』

2014-04-05 13:36:32 | SW
TVドラマです。
しかし!『NYPD』という名称のドラマは、多々あるので・・・
混同なされないように(ペコリ)
今も昔も。

SWが、出演したのは
1967年~1969年に放映された、TVドラマです。
名前の通り、NY市警の方々の物語。
約30分位のドラマで、主役は3人らしい(とのこと)
まぁ、捜査するドラマでしょうね・・・検察は出ないかと(笑)

SWが、ゲスト出演したのは、
S1#9「Murder for Infinity」というエピ。
放映は1967年11月、ということで。

えっと・・・27歳位ですね。
私、見ました・・・・・・ビックリしたぁ(笑)
あぁ内容は不明ですよ。日本語字幕などありませんからね。

えっと・・・まぁ殺人事件が起こって、捜査開始。
刑事さん2人(年配&若手)が、あるビル(アパート?)へ。
被害者の家か?または何か関連する場所なのか?

年配刑事が、捜査していると・・・
若手刑事が、1人の男を連れてくる。
「こいつが、何か知っているみたいですぜ」風に(ホント?笑)
で、そのチンピラ風な兄ちゃんが、問われるままにベラベラと・・・


このチンピラ風兄ちゃんが、SWです。
おっと!!チンピラ風ですか!!と大喜びな私・・・

しかし!やはり、チンピラ風には、風情が遠いのか(笑)
サングラスを使用。
東部のインテリ風風情では、ちょっと役に適しなかったか?(笑2)
役名はマルコ。出演時間は1分弱(苦笑)
・・・・・ここでも秒単位ですか?検事長==(泣笑)

だから~、表情が不明です・・・残念ですネェ(シミジミ)
こんな若い時なのに…勿体ないナァ(未練タラタラ)



これが、映像です・・・いかがでしょうか??

これ以前にも、TVドラマには出演しているようですね。
『Dr. Kildare (1961-1966) 』
これは、日本でも放映された「ドクター・キルデア」ですね。
主役はリチャード・チェンバレン・・・
「あぁ、知ってるわ!」の方、いるかしら?(私は残念ながら)

このS5#8「Enough La Boheme for Everybody 」にゲスト出演。
放映は1965年10月。役名はマーク。

多分、コレが最も若い時のTVドラマ、かと。
まぁ、私が調べた限りですが・・・
で、この映像は見たことがないので・・・アァ(残念無念)

また、この2つのドラマの間にも、何かに出演しているらしいのですが
まぁ、そこまで根性出さなくても、イイだろってことで(自己判断)

まぁ、今回は、映像をありますので、
どうぞ、若い若い検事長をお楽しみ下さい・・・
表情は残念ですが・・・声は、いつも通りで御座いましたッ(ペコリ)

SW IN 『Devil’s Paradise 』

2014-02-21 13:46:23 | SW
1987年作品。
これは・・・イギリス映画なんですが・・・監督はドイツな方らしいのですが・・・
どうもアメリカでは上映されていないかも・・・なんです。
西ドイツでは公開された、って記事もありましたが。
日本でも未公開です。でも字幕版あり。VHSテープですが。
販売&レンタルには、なったようですね。
邦題『Devil’s Paradise 悪魔の楽園』・・・そのまんま(笑)

原作はジョセフ・コンラッドの『勝利』
邦訳・・・昔々の一冊ですかね(苦笑)
この『勝利』は、何度も映像化されているようですね。
いや、私は見ていないんですが・・・

まぁ、字幕があるので、この作品の内容は分かるってことで。


ある南国の孤島。人から隔離されたような島。
そこに住むエッシャーもまた、孤独な男。
炭鉱で財を成した父が所有していた島に住んでいる。
しかし炭鉱も廃れて・・・・彼も島同様世捨て人のようだ。

エッシャーの共同経営者クィン。
自堕落なクィンは、島の原住民の女性たちを関係を持ち
このまま島に留まり続けると言う。
しかし、よそ者を排除する住民達に殺されてしまう。
クィンの死を本島(?か本国?どこか謎)に伝えに向かうエッシャー。
しかし人々は、クィンの死はエッシャーがもたらしたと考える。
ここでも孤独感なエッシャー。

本島(にしておいて)に向かう船の中で男と出会う。
そして再びホテルでも。男はイギリス人自称探検家のジョーンズ。
エッシャーに余計なちょっかいを出すジョーンズ。
煩わしいエッシャー。
ホテルの女性バンドのメンバー、ジュリー。
語られないが、如何わしい過去がありそう。
若いジュリーは、ホテルの支配人に買い取られてしまう。
宿泊客の相手に・・・そして勿論自分の相手も・・・
絡まれるジュリーを助けるエッシャー。
その2人を眺めるジョーンズ。
そして逃げ場のなくなった2人の駆け落ちを助けたのもジョーンズだ。

ジュリーを連れて島に戻るエッシャー。
退屈だが平和・・・
その中に遭難したと助けを求めて来るジョーンズとその部下の姿が。

一体何が目的で、ジョーンズはエッシャーを追うのか?
分からないまま、島の平和が壊されていく・・・・


って、ホント、ジョーンズの目的が分からんってことに終始。
言い換えると、ジョーンズ以外、誰も動きがないし(笑)

ビデオのパッケージには
「・・・南海の楽園に展開する冒険アクション大作」って・・・・嘘ね・・・(笑)

冒険もアクションもないし・・・あぁダイナマイト爆発はあったか(笑)

主役はユルゲン・プロホノフ。『Uボート』の方だって。
でジョーンズがSam Waterstonで御座います。

この作品は
いつも私がお邪魔するアメリカのSWの熱いファンの方々も把握していない様で。
・・・・把握しなくても、良いかも・・・・(ワッハッハ~)ですね。

いやいや、全然いつもの役柄とは異なるので・・・
ジョーンズは謎なんですわ。
ピシッとタキシード決めて、ピアノ弾いて(多分本人は弾いていない)
教養あって・・・親切で・・・でも謎。
部下の若者は、完全に危ない奴って感じですね。

エッシャーを追って島に来たジョーンズ。
自分達を逃がしてくれたジョーンズにジュリーは好意的。
しかしエッシャーは「ジョーンズにとっては遊びだ」と。
・・・・つまり・・・・
ジョーンズは、「退屈しのぎに、人の人生にちょっかい出す」って奴で。
非情に根性がひん曲がってますね。

しかし、ドラマとしては、魅力的人物ですね(エッ?)

この作品、なかなか良いナァって思っているんですよ。
つまり、人物配置とかね。
しかし・・・もう流れが遅いというか、緩慢で。
つまり・・・終了して思うのだが、
「こんな部分に時間かけなくてもイイだろッ」ってことが沢山あって。
ジョーンズの意図が分かって、さぁこれから!って時に・・・
ジョーンズ、あっさりお亡くなりになってるし(アラアラマァマァ)

だから「交際的スター」とパッケージに書いてる2人の
対決も何も・・・何ナノ??って感じなんですわ。

エッシャーとジョーンズを、もっと生かしましょう!って希望ですね。
それがあれば、楽しめる作品だと思います、私はね。

そして・・・
SWに、こんな役は、ホント、珍しい。
私の知る限りでは・・・『Heaven's Gate』のカントンは、まぁ主役から見たら悪役だが。
『As Ye Sow』は、今作品と似てますかね。この2つ位かなぁ。

多分『L&O』『The Newsroom』のSWしか見たことのない方は
このSWは、意外というか、「なにコレ?」ってなるかと。
ちょっと狂気じみた笑い声って、聴いたことないよネェ(シミジミ)
『The Glass Menagerie』を視聴した方は、
母息子喧嘩の時の哄笑を、もっと狂気じみたかんじで想像してね。

島に来たジョーンズ&部下の若者&そして船頭・・・
若者はエッシャーが隠し持っていると信じている金と
ジュリー狙い。
船頭も何故か、好戦的。
でジョーンズは・・・本人が語るには
「高慢なエッシャーを、無様に這いずりまわしたい」ってことで。

・・・・・検事長、ホント、珍しく貴重な犯罪者気質で(笑)
いきなり笑い出すから・・・それも高い声で・・・
タキシード着てねェ・・・・
怖いわ・・・じゃなくて、アラ、結構お似合いねって(本当か?笑)
タキシードは・・・何故探検家がタキシード??なのか??
華麗にブラック、そしてホワイトなカラーを着こなしてくれてます。
まぁお似合いで・・・って、タキシード姿専門なのか?
でも、40代後半のビシッとして姿でのタキシード姿・・・
・・・そりゃ作品が~と語る以前に見惚れなきゃ!だわ(ウンウン)

ラストは、エッシャーは船頭と闘って殺す。
若者はジュリーを襲うが、油断して殺される。
ジョーンズは、島の静寂を壊したことで、原住民に殺される。

あっという間に終了・・・・何なんだぁって感じですね。
南の孤島の、おどろおどろしさも出しているが・・・何なんだって感じだし。
本島のレストランに集まる男達の如何わしさも、何なんなんだって感じだし。

と言いつつも
珍しい役のSWが見れて良かったワァ==ですね。
いやいや、高慢な役のSWを拝める機会は、なかなか無いし・・・
口髭ですが・・・別に違和感無し。
しかし同じ口髭で『The Room Upstairs』では
誠実一筋の無口な好中年(?)を演じていますが、こちらもお似合い。
・・・多分この作品と同じ時期なので・・・口髭時期なのか?(意味不明)

この時期って45歳~頃なんですが
もう作品によって、華麗に別人状態で。
映画&TVドラマ・・・加えて舞台・・・アメリカ国内外・・・
作品群眺めて、最も走り回っている時期ですね。
妻子の為に!ということかと・・・いや、コレは勝手に推測ですね(スマン)


で、ささやかや希望は!
タキシードでずぶ濡れになった時に、スーツ上着を脱ぐのですが
「カッターシャツも、脱いで頂けると・・・」、ですかね。
そのまま着ていて、乾くって・・・それはイカンでしょ!

人の不幸を見て笑顔な検事長・・・・ウットリだわ(ヲイヲイ)
ココも、重要ポイント、ですね(ウンウン)

・・・・映像がもっと鮮明だったらなぁ・・・と、ここも無念ですね。

SW IN 『Warning Sign 』<2>

2014-02-09 13:06:18 | SW
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続きです


SWは、保安官キャル役です。主人公ね。
保安官だから・・・強気設定です。
日焼けして、たくましさも出して・・・ですね。
私的には、身体にピッタリしたシャツ着用で
ガタイの良さが、しっかり見える・・・・ここでニンマリ(ゴメン)

で、事件が始まる前に、妻と電話で会話なんですが
「ベッドでも強いぞ」・・・・・・・・(笑)
に、に、似合わん・・・・・。あまりにも似合わんので唖然としたわ(笑)

妻を助けようと、頑張るのですが・・・
保安官なのに、物語が進むにつれて、ヘタレ部分が徐々に・・・

フェアチャイルドと、温室の吸気孔から所内へ侵入する時・・・
いきなり躊躇「やめとくよ」・・・ヲイヲイ・・・(笑)
まぁ少佐が後ろから追って来たので、
入らざる負えなくてって感じになりましたが。

所内で、感染者と頑張って戦っておりますが・・・
銃でね。
でも妻の方が逞しくて、頑張って戦っているし。

一度、感染者の勢いに負けて。
アレ~って感じで、押しやられるシーンには、声出して笑いました(ゴメン)

一体、何の役なんだよッ!とか、思ったりして(笑)

それと、所内侵入した時、防護服&酸素ボンベ着用。
当然顔は見えません・・・・オイッッ!
顔見る為に、観賞しているんだよッ!とムカッと(ウソウソ)
どうもボロい防護服だったようで、サッサと破られてしまいましたがね(苦笑)
そうすれば、防護服着用の意味もなくなり・・・顔も見えました。
ヨシ!感染者!グッジョブ!!とか・・・思った・・・笑

で、ジョニーが感染しない理由って・・・私でも分かるわ。
そんな修羅場で、夫婦でデレデレしないで・・・家でやって、とか(笑)

ラストは、
フェアチャイルドが、ジョニーの血清から効果ある解毒剤作りに成功。
って、彼は感染して、縛りあがられて(暴走するから)
何とか意識を保って、キャルとジョニーに指示してるんですが。
そんな指示があるからって、素人さんが簡単に作れるものなのか?

加えて、急ごしらえの解毒剤、そんなに効果があるのか?

また、外では家族が大騒ぎしていて
夜明け頃に、軍を蹴散らし、ドアを開けようとしたり・・・
そんな市民に蹴散らされる軍って・・・どうよ?

そして、全て終わったら、皆自宅に帰れるの?
そんなに簡単に???とか・・・・

ツッコミ所満載ですね、私。

何かネェ~
『Mirror, Mirror』(『世にも不思議なアメージング・ストーリー』)
と共に、お笑い部門になってしまった気が・・・(笑)

まぁ、いつも通り主役らしくない主役ってことで。
・・・・・これで、援護射撃になっていますかね?(多分無理)

でも別視点で言うと
「東部のインテリ」とは異なる魅力でしょうかね・・・説得力無いですネェ、我ながら。

この時期、華麗に色んな役演じていますので・・・・
まぁ、その流れの一環って頃で。

字幕もあるし・・・それだけで感謝感謝!で御座います(ペコリ)

SW IN 『Warning Sign 』<1>

2014-02-09 13:05:57 | SW
1985年映画作品です。SW、45歳頃ですね。
日本でも映画公開されています。邦題は『バイオ・インフェルノ』
1986年公開。もしかしたら、映画館で見た方もいるかも。
またその後、TV放映されたという情報もありましたが・・・ちょっと不明。


ユタ州にある農業バイオ研究所。
終業を知らせるベルが鳴る・・・・がその後警戒音が。
汚染警報だ。
警備室で勤務するジョニーは、マニュアル通り行動する。
建物の封鎖、従業員を隔離・・・一体何が?

中心的役割であるニールセン博士と連絡が取れない。
所長のシュミットは、苛立つ。
警報の誤作動ではないか?

また多くの従業員たちも、近くの部屋で隔離状態に。

研究所の外では、大勢の市民が集まっている。
従業員を迎えにきた家族達だ。
その中にはジョニーの夫で郡保安官のキャル・モースもいる。

その研究所に陸軍の一団が現れる。
責任者はコリノー少佐。
家族やマスコミには、当たり障りのない説明を繰り返す。
訝しむキャルは、所内を映すモニター車へ忍び込む。

映し出されている所内。
問題のP4区域の映像・・・・所員達が倒れている。ニールセンの姿も。
コリノーを問い詰めるも、追い出されるキャル。

警備室のジョニーは、シュミット達一団に襲われる。
解除コードを教えろ!無理やり聞き出され・・・しかしそれはもう使えない。

無線で何とかキャルと連絡するジョニー。
元P4職員でクビになった男フェアチャイルド。
彼が何か知っているかも?
ジョニーに言われてフェアチャイルドの家を訪ねるキャル。

もう自分には関係ないと言うフェアチャイルド。
妻も出ていき、自堕落生活丸見え状態。
「何度も飲酒運転、見逃してやったろ」と意味不明な説得のキャル(笑)
説得して、再び研究所へ。
コリノー少佐に、「彼ほど実情を理解している奴がいるか」と説得。
協力体制へ。
モニターで映るP4に、先ほどの職員達の姿がない。
誰かが運んだのか?死んでいたのではなかったのか?

所内へ突入した汚染処理班。
ジョニーやシュミット達を確保し、一室に押し込む。
君達は汚染されているんだ、と。
そしてP4区域へ・・・人の声がする。
P4職員達だ、無事だったのだ。
しかしフェアチャイルドが、押し殺した声で伝える。
「離れろ。静かに後ろへ下がれ」

襲い掛かる職員達。斧を振り上げ、襲い掛かる者も。
完全に殺す気だ。そして殺される汚染処理班達。
モニターを見て呆然とするキャル達。
何なんだ?
少佐は話す。だから隔離したんだ。汚染された者を外に出す訳にはいかない。
多分君の妻も・・・・

立ち去るフェアチャイルド。
妻を助けたいが、どうしようもないキャル。
しかし諦める訳にはいかない。
もう一度フェアチャイルドを説得。
しかし首を横に振るフェアチャイルド。
分かっただろ。感染者を錯乱させ、攻撃行動を呼び起こす菌だ。
単なる暴力を越えた・・・殺人を起こさせるまでの力がある。
細菌兵器だ。仮想敵国への抑止力の為に。
自分は解毒薬を作っていたが・・・効かないのかも。

キャルも引き下がらない。
君はあの研究所にいた。中枢にだ。
何を研究していたか知っていたんだ。
この状況になった今、君には責任があるはずだ。

説得に屈し、再び研究所へ。
防護服を着て、酸素ボンベを装着し・・・コッソリ所内へ。

何とかジョニーと合流。
シュミットは汚染されてしまった。
また感染者に襲われて、何とか逃げていたのだ。
しかし襲われる3人。消火器や銃を使い、何とか凌ぐ。
P4区域へ。解毒剤は効くのか?なぜジョニーは感染しない?

感染者に襲われた時に、防護服が破れ
感染の危機が襲うフェアチャイルド。
自分が感染する前に、解毒剤を。
ジョニーの血液を調べて・・・何か分かるかも。

3人を捜しまわる感染者達。
時間との闘い。
襲われる前に。感染する前に。そして殺される前に・・・・!


・・・・・・こんなお話です。
結構サスペンスですね。
ビデオ・パッケージには、こんな煽り文句が。

「“細菌兵器”の恐怖に迫る、旋律のサイエンス・スリラー」

「感染者同士が殺し合う狂気のウィルスが発生。
 見えないウィルス感染に怯える衝撃の病原体パニック」

これ、殺しっぷりが、なかなか見事でネェ(苦笑)
斧で襲い掛かるって、完全に殺す意欲満々ですね。
またキャル達が所内で襲われる際も
火炎放射、銃・・・こちらも殺すつもり満々ですね。

アメリカの方々のレビューには
どうもゾンビものとして、受け入れてる方々もいるようですね。
感染者が死んだようにグッタリとなり・・・その後復活ってことで。
まぁ襲い掛かるっていうのも、ポイントかと。

2度鑑賞しましたが、設定等は当時(約30年前)と考えても
シッカリしてるかなぁとは思いました。

市民をある意味だまして、研究してるとか。
田舎町に、公的機関が。良い職場、ですしネェ。

このドラマ、まぁ一晩の出来事ってことなんですが。
終業時間から、明朝ですね。
研究所の周囲って・・・何もないのよ。砂漠?見渡す限り砂&草って感じで。

地元から熱烈歓迎的な職場だったと思うよ。

それと、軍&政府が市民を騙すってこともネェ。

「あるかぁ?」と思う反面「あるかも?」とも思える。
そんな印象の作品です。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続きます

SW IN 『Friendly Fire 』<3>

2014-02-01 16:21:03 | SW
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続きです


SWは、ブライアン役ですね。

この作品の前後で出演していた作品は・・・

ウディ・アレンの『インテリア』
日本でも有名な『カプリコン1』
CAIスパイものの『ホップスコッチ』
マイケル・チミノのあらゆる意味で大作の『天国の門』

この間に日本未公開の映画もありますが・・・
上半身裸で馬を乗りまわすって役。私も未視聴。
・・・・あまり視聴意欲がわかないので(笑)

上記作品は、皆視聴しましたが、
私はこの『Friendly Fire』が、この時期では最も良いように思えますね。
まぁ役によっても変わるは、当然ですが(笑2)

多分この作品は
SWが、社会派というような作品に出演する大分初期ではないか、
もしかしたら初ではないか、という思いがあるのです。
彼自身は、どうも私が考える限りですが
社会に問うってことを、自分の中では結構考えている気がするので。
自身の社会活動もそうですし。
自身で制作側として参加している作品も、奴隷制度関連ですし。

まぁまだ『キリング・フィールド』の時期に来ていませんが
ウ~ン、どうだろうネェ・・・?
自分の中には、関心があったという程度かもしれませんがね。

それと表情にね、無理が無さそうで。
まぁ別に才気に満ちたジャーナリストって感じではないし
普通の男って・・・・あぁいつも通りだわ(ここ笑ですね)
相手のマレン夫妻も、普通だから・・・・普通の人々の話で。
普通感が似合っている・・・これ、私的には大絶賛褒め言葉、なんですけどネェ。

夫妻と話している時や
取材で、相手の話す時などは、まぁ特に・・・って印象なんですが
(スマンです、検事長)
夫妻と言い争う時が、ネェ。巧いんですわ。
分かって貰おうとする健気さとか
分かって貰えない戸惑いと、諦めとか。
自分の力不足を悔やむような悲しい表情とか。

・・・・・ここは、ちょっと惚れたかなぁ。
・・・・・・・・・・・・・ウソですね。既に惚れているんだから(←バカ)

あぁ、いつも通り声を荒げると、マッコイです。
20代は、声荒げ演技は見たことないが
30代、40代、50代、60代、70代・・・・同じですね(苦笑)

衣装は、スーツとポロシャツ・・・マッコイと一緒やないか!
『インテリア』では、何か洒落た服装もしているような?
そんな気もしますが、基本はコレかいッッ!!って、ネェ。

まぁ、ポロシャツで、腕出すからイイかぁ、とか??(謎)

・・・・・・・・
書いていて、段々テンションがおかしいナァと思ったら
やはりの発熱でした。
どうも、おかしいと思ったが・・・いつもオカシイし、頭ン中(自虐)

では〆を(勝手に終わるって)

ドラマも原作も良かったと思う。
日本語字幕がないのが残念。
そりゃ当然演技なんだから、と分かっちゃいるが・・・・
演じている風に見えない演技なのか?
素の割合が多いのか?

そんなことを想いながら、ジロジロ視ておりました。
この検事長、好きだなぁ(だから、いつもだって・私のバカ)

SW IN 『Friendly Fire 』<2>

2014-02-01 16:20:43 | SW
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続きです


マレン家で話し合う3人。自分の考えを伝えるブライアン。
しかし、それはジーンとペグの期待を裏切るものだった。

陰謀も隠匿もない。誰かの出世の意図もない。

(原作本から抜粋)

・・・中佐の名前で送られてきた最初の手紙の写しを見つけた。
 そして読み上げた・・・
「マイクルの部隊は、手紙に書かれている通り 夜間防御後陣地にいました。
 部隊は
 『敵との接触に備え、予定される砲弾の射距離を調整』していたのです。
 マイクルは
 『砲弾が予想目標より近くに落下し、マイクルの位置の近くで爆発したため
  マイクルは致命傷』を受けました。
 たしかに、最小限の事実しか伝ええてられていませんが、
 ここに書かれていることは事実でした」・・・・

納得できないジーンとペグ。
もう何かに憑かれたように、質問を投げつけるジーン。
一つ一つ納得してもらおうと、答えるブライアン。

もうブライアンは、分かっていたのだ。
ジーンとペグは、自分達の作った話、都合の良い話しか受け付けないのだと。
そして、それは2人も、十分承知しているのだということを。

詳しく書くと、マイクルの死は、
射程が短くなったことだとされています。
これは、射撃指揮所にいた中尉が、計算ミスを犯したのが原因だと。
マイクルの部隊の布陣していた丘の上の木の高さを計算に入れなかった。
砲撃した兵士は、送られてきた計算通りにした。
砲弾が木に当たり、炸裂した砲撃の破片が眠っているマイクルの身体に・・・
これが、死をもたらしたものだった、と。
計算ミスを犯した中尉は、譴責処分を受けた。軍法会議ではなかった。

ここで、注目して欲しいのは、
著者であるブライアンが、登場人物となっている点です。
この事について、著者自身が本文で語っています。

(原作本から抜粋)
長文なので、要所を抜き出します。 

「・・・私はこの本に登場したくなかった。
 ただジャーナリストとして、偏見をもたず、冷静に、
 あらゆる事実を受け入れたいと思っていた。
 この戦争の悲劇を描き出す唯一の機会は
 自分は最初に意図したように、政府に対する人心の離反、
 日増しにつのる頑な思い込みと不信を説明する唯一の方法は
 焦点を絞ることにあると思っていた。
 ・・・マイクル・マレンの死に焦点を絞り
 この孤立したアイオワの一農家の物語に注意を集中することにより
 私は何とかして全体を包括したいと考えた。

 だが、やがてわかったのだが、この手法はジャーナリストのものではなく
 小説家のテクニックだった。
 このことから、必然的に、私自身がマレン家の物語に参加し、
 そこに割り込まざるを得なくなっただけでなく、
 私がいま味わっているような深い悲しみと失意がもたらされることとなった・・・」

そして、中佐について思い違いをしていると言う自分に対し
マレン夫妻が、自分を信用できるか分からなくなってしまい
真実を隠そうとする陰謀に加担しているのではないかと疑心暗鬼になっている。
そういう見解も書かれています。

そして・・・(原作本から抜粋)

「・・・(夫妻は)息子と同様、またこの国と同様に
 戦争の犠牲者となったのである。
 そして、この私の悲しみは、自分が何を言い、また何を書こうと
 それを変えられないことが分かっていることから生まれていた。
 それは、マレン夫妻が何を言い、何をやっても、
 彼らの息子を生き返らせることができないのと同じだった・・・」

この作品は、反戦ものと言えるのかもしれないが、
単に戦争や国を非難している訳ではない。
また、マイクルの死に対して誰に責任があるのか、を問うものでもない。
では、何なのか?
これは抜粋文の最後の言葉
「彼らの息子を生き返らせることができない・・・」だと思います。

多く人々が帰ってこない。
この現実を訴える作品だと思っています、私は。

このマレン夫妻とブライアンの言い争いは、激しい描写です。
原作本では、ジーンがテーブルを叩く音が、(バン!)(バン!)と
言葉の間間に書かれています。激しさが伝わってきます。
ドラマでは、当然もう怒ってるのが分かる。
ペグも、非難の表情で、ブライアンを睨みつけている。
ブライアンも、声を荒げてはいるが、決して怒ってはいない。
表情から、分かって欲しいという思いと、どうして分かってくれないんだという当惑、
そして自分の非力を悲しむような、そういう複雑な表情を見せています。

それまでは、本当に親子のような描写だったのですが。

そして悲しいのは、マイクルが戻らないという現実。
それを受け止めようとしても、できない両親。
受け止める手助けをしたかったのに、叶わなかった男。

ここで、物語は悲しさで溢れてしまいます。悲しい話だったんだ・・・という感じで。

私は2度読みましたが・・・
再読すると、もうマレン夫妻の活動が、悲しさにしか読めなくて。
そして、この作品は実話を取材したものであると同時に
小説としての手法も取り入れる結果となってしまった。著者が言うように。
それが、
マレン夫妻の心情を、より鮮やかに伝える事につながっているように思えます。
だから、人の心に訴える力が、強くなったと。

さて、物語はその後・・・原作では・・・
夫妻とブライアンは、喧嘩別れのようになってしまいます。
しかし・・・翌日再び訪れたブライアンを夫妻は受け入れます。

その時に電話が・・・ある見知らぬ女性からの電話。
ペグが対応します。
そしてジーンがブライアンに説明します。
息子を戦争に送りたくない母親が相談に連絡してくる。
ペグは、どうすれば良い方向に進むのかアドバイスし
関係機関の連絡先を教える。
また息子や夫が戦死したという母親や妻からも連絡が来る。
ペグは話を聞き、慰め、必要とあれば援助機関を教える。

ペグも話を終えて、会話に加わる。
そしてジーンはいきなり涙を流す

「いつまで、こんなことをやっていられるだろうか?」

ペグも泣き出す。

「・・・私は、ひとりごとを言ったものです。
 神様、私はずっとこんなことをして、自分の余生を送るのでしょうか?」 

その後、ジーンとブライアンは、マイクルの墓参りに・・・これで終わりです。

ドラマでは、気まずく分かれた翌日
マレン夫妻はマイクルの墓参りに。
そこに到着したブライアンを受け入れ、共に墓へ・・・で終わりです。

原作とドラマ、挿入場面は異なりますが
マイクルの死亡時の全容が、再現で語られます。

私は、素晴らしい作品だと思います。
死者は二度と帰って来ない、ということを伝える作品。
悲しい悲しい当たり前のことを、伝えている作品。
もうこれで十分じゃないの!ってことで。
私の好きなテーマであり、描写ですね。

さて!SWは・・・・?


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続きます