goo blog サービス終了のお知らせ 

「Law&Order」が好きだ!!(邪道にて)

海外ドラマ「Law&Order」が好きです。
とにかく叫びたいので、ブログに叫びます。

SW IN 『Friendly Fire 』<1>

2014-02-01 16:20:23 | SW
1979年 TVドラマ。SW、38~9歳頃の作品。

勿論当然日本未公開(だと思う)&日本語字幕版無し。
原作本の邦訳はあります。絶版本ですが(当然の微笑)
『友軍の砲撃』著者はC・D・B・ブライアン。
この方は小説も書くしノンフィクションも書く、という方。
この作品は、ノンフィクションであり、そのドラマ化ですね。
ドラマは、1980年ゴールデングローブ賞ノミネート等々
他の賞でも、ノミネートまたは獲得しているようですね。
非常に評価の高い作品と言えるのでしょうが・・・・
原作の評価も、当然高いです。

原作読んで、字幕無しで鑑賞しましたが、私も同意。
これは、良い作品ですね。
日本語字幕が無いのが、残念悔しいって気分です。

では、本から・・・・

1969年9月、アイオワ州に住む青年マイクル・マレン。
彼は、兵士としてベトナムへ飛び立った。
泣き顔を見せまいと堪える両親。この頃のありふれた風景。
そして1970年2月 
アイオワ州で息子を思うジーン・マレンと妻のペグは
息子マイクルの死を知らされる。
死傷者公式報告では
『マイクル・ユージン・マレン軍曹
 ・・・・・夜間防御陣地において、友軍の砲撃が同地域に加えられれた結果
 死亡した』

この報告を聞き、驚くジーンとペグ。
敵軍の砲撃ではない。事故でもない。
疑問がわきあがる。友軍とは?なぜ米軍と書かない?
事故ではない?
何もかもが分からない。
マイクルの遺体が帰ってくる。傷痕などどこにも見えない。
眠っているよう・・・一層のこと、酷い状態ならよかったのに。
そうすれば、息子は死んでしまったと思えるのに。

見も知らぬ多くの息子を失った家族からのお悔やみの手紙。
息子の死の認識もないまま、息子が死んだと世間が受け入れている。
耐えられない・・・何もかもに。

・・・・・・そもそも、マイクルはなぜ死んでしまったのか?
友軍の砲撃?それで納得ができない。
行動を起こすジーンとペグ。

軍、議員、または頼れそうな政府関係者に手紙を書く。
丁寧なお悔やみは書かれている返信。それか無視。
自分たちの望む答えが返ってこない。
今までそれほど気にしていなかった。
国を信じて生きてきた。その報いが、息子の死?
兵士達は死んでいる。今もこれからも。
新聞広告を出そう。
非戦闘員とし類別される青年たちの死の意味は?

「・・・お願いします・・・考えるのです・・・・読むのです・・・
 調べるのです・・・この戦争を検討してください・・・・」

調べても調べても、納得できることは無い。
段々と、嫌な考えが思いついてくる。
なぜマイクルの死の真相が分からない?何かの陰謀なのか?
何かを隠してる?上官の自分の出世のための無駄な作戦だった?
砲撃した兵士たちに飲酒の噂が?
事情を知っていそうな、元兵士たちに話を聞くも
何か糸口がつかめる気がしない。

そして戦争を考えようとするアピールは
賛同者と共に敵対者も作る。
多くの母親が、ペグに話を聞いてもらおうとする。
どの母親も思いは同じだ。真摯に対応するペグ。
そして、時には心無い言葉を聞く時もある。
不慮の死で帰ってこない息子は、マイクルだけではない。
多くの多くの父親母親は、耐えているのだ。
なぜ、耐えることをしない?
国を疑っているのか?愛国をどう考えているのか?

マイクルの弟や妹達。
子供達も、兄の死を悲しむことに変わりない。
しかし、自分達には自分達の人生がある。
何時までも何時までも、
自分達を見ない両親を哀れに思う反面怒りが込み上げる。
そして諦め・・・両親を愛しているが、自分の人生を歩まねば。

疲れても疲れても、止めることはできない2人。
そして、考えの行き付く先は、ひとつ。
なぜ、マイクルは友軍の砲撃で死亡したのか?

1971年4月。
ジーンとペグのもとに、あるジャーナリストが現れる。
名はブライアン。2人を取材したいと言う。
歓迎するジーンとペグ。
自分たちの活動に耳を傾ける人も、多いとは言えなくなってきた。
そして、子供達も疎遠に・・・
今までの事を、ブライアンに話す。
ブライアンは、話を聞き、独自にも調査することを約束する・・・・・

話をする毎に親しくなる3人。
マイクルの取材をするのは仕事。
しかし、何か力になれないものか。

ある日ブライアンの元に、連絡が入る。
ジーンからだ。
マイクルの死の全容を知る人物とされる某中佐に会うと言う。
後日、その話し合いの内容を聞くブライアン。
録音、メモ・・・間違がないように。
そして、自身も中佐に会うと、2人に告げる。当然だ。

中佐と会うブライアン。マレン夫妻の証言も伝える。
驚く中佐。
彼らは、自分の都合のいい言葉だけを繋げている。
それに、彼らが推測する私の心中は、そうではない。
彼らはとても友好的だった。私の身体を気遣ってくれてさえいた。
(中佐は、この時入院中。かなり酷い状態)
それなのに・・・すっかり失望してしまう中佐。

そしてマレン夫妻に話したという話を、再び繰り返す。

その他の事情を知る人物の話も聞く・・・
そうして繋ぎ合わせた全容が・・・起こったことに最も近いと考えるブライアン。
その考えを伝え、中佐の意図も伝えようとマレン家へ。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続きます

SW IN 『Fitzwilly』

2014-01-19 12:09:05 | SW
1967年のアメリカ映画。
日本でも公開されているようですね。
1968年だとか。邦題は「ニューヨーク泥棒結社」

さて、お話は・・・

ニューヨークに住む資産家老婦人。
慈善事業への寄付が、楽しみである老婦人は、悠々自適な毎日。
ところが、ところが!
家計は火の車を通り越し、もう焼け出される寸前。
知らぬは主の老婦人ばかり。
老婦人を慕う使用人達は、画策。
その中心は、若き執事のフィッツウィリー(彼の名がタイトルね)
父の代から仕えている彼が考えたのは・・・泥棒、ですね。
他の使用人を巻き込み、泥棒稼業に精を出し、屋敷の仕事も。
その稼ぎ(?)で、屋敷は安泰&老婦人も幸せ。

ある日、老婦人は若い女性の秘書を勝手に雇ってしまった。
彼女の名はジュリエット。
彼女が屋敷の家計事情を老婦人に話してしまったら・・・!
そう思い、早速追い出しにかかるが、
ドタバタしているうちに、ぬぁんと2人は恋に!!

そうしている間に、泥棒稼業がジュリエットに知られることに!!

という風に、話が進んでいきます。

主役にはディック・V・ダイク
御存知の方、いますかね?イイ男ですね~。
良き時代のアメリカ風イイ男(褒め言葉だよ~ン)
その相手役は、バーバラ・フェルフドン。

・・・・大変申し訳ありまでんが、全く???で御座います(ペコリ)

えっとSWは、使用人の1人運転手のオリバーです。
20代半ばの検事長!!!!!!!!!!!!!!(狂喜)
えっと、20代の姿は写真等で見ていますが、映像では初めて。
おぉ!動いている!!話している!!(←バカ・笑)

・・・・・・・声&表情は70代と変わらんぞォォ(魂の声)

SWは、この作品以前にも映画出演があるそうです。
舞台は、それよりも以前から・・・主役じゃないよ、当然(キッパリ)
この初映画は、ちょっと???なので。
タイトルは分かっているが、映像発見が未だなので(多分無理)
だから、まぁこの作品を堪能しましょってことで(ウンウン)

使用人の1人ですので、運転手制服&キッチリ服装ですね。
勿論泥棒一味です。
最も若いので、まぁ先輩方に言われるまま懸命にお仕事。
その一生懸命さは、多分自身にもつながるような感じです。
役柄も素も、一生懸命って感じです。

検事長に、こんな言葉を使うとは・・・・ある意味感動ですが(バカ)
初々しいって感じですね。
私的でも最初の結婚していますので、その意味でも頑張らないと。
まだお子さんは産まれていない様ですね。

映画全体は、洒落たって雰囲気。
泥棒っていっても、強盗って感じじゃないし。
スマートに騙して・・・・って犯罪なんだが(笑)
詐欺ではなく、物品だと。
そんな雰囲気ですし、恋もあるし、
最後は勿論ハッピーエンド!お約束ですね。

流れる「Make Me Rainbows」の歌声も
この時代!って感じで、ヨロシイかと。

SW、主役の執事さんとの絡みもあります。
頑張っている検事長に、お目にかかれますわよ~。

『The Newsroom』情報

2014-01-14 13:22:31 | SW
Sam Waterston出演の『The Newsroom』!

先ず日本でもS2放映が決定しました。
S1と同じく、WOWOWさんですね。時期等はまだ不明ですが。

それと、米国でもS3制作が決定したとの情報も。
これが、ラストシーズンになるということです。
放映は今年秋頃だとか。

S3に関しては、S2終了後確かな情報がなかったので、
米国のファンは、心配していた方も多いようです。
私は、「もうやらないだろ~」って(スンマセン)

このドラマ、まぁ日本のファンはどんな感想かな?
米国では、まぁ政治的に偏っているという意見もありますし。
ドラマの方向性&描き方では、様々意見満載ですが
キャストのセリフ&役については、概ね好評なようです。

・・・・・・まぁ、私が読んだ限りですがね。

またもや検事長、頑張らないと!
御本人、張り切っているようですね。
今年で74歳になりすが、まだまだ語り(説教・笑)は健在?(笑)

ファンの方は、お楽しみに。

『Jo』 #6「Le Marais」 追記<3>

2013-12-01 14:00:30 | SW
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続きです


あぁ、この関係は長くなるわ・・・
さてさて、ラストにします。

Sam・Watwrston、ジフキン役ですね。
もうズ~っと出ずっぱりで・・・だから記事が大変で(苦笑)

まぁ、激しい怒りは何故?ですから・・・その説明ですね。
その説明=ホロコースト勉強会ってことですね。

約1年前の姿かと・・・
今年の1月上旬に、このエピの情報&写真を見ましたので。
撮影はその前だから・・・大体ってことで。

笑えたのは!職業は弁護士??
職業は他にもあるでしょ?証券マン、教師、デザイナーとか(?)
でも弁護士?かぁ??って、ネェ。
で「フランスの刑事訴訟制度制度には詳しくない」って・・・笑
フランス・パリでも、説教&強気ですかって・・・笑
ここに、制作側の意地を感じたわ!!って、ね・・・笑

で、マッコイとは全然違う演技は、いかがだったでしょうか?
私は、他作品で似たような演技は見ていますので・・・
初めてって方の御意見も聞きたいものですわ(ペコリ)

ジフキンは、登場時から怒りを持っているようで。
その怒りが、絶望に・・・・この変化が見所ですかね(ハイ、私的にですね)
絶望は、ほんの短い時間しかないから・・・どう演じる??
どう視聴者を納得させるんだろって思いながら視聴しました。

最初二か国語で視聴したのですが、声に驚き!
ハッキリ力強い声だったので・・・全く違う印象ね。
私は、嫌ではなかったのですが・・・まぁ本人声知っているしねぇ。

最初、ラスト、もう少し長い方が良かったかも、と思ったのですが。
自分の人生全否定されたっていうのに・・・短すぎないか?って。
でも字幕2回(視聴オンリー&記事書くため)見た時は、
あぁ、コレでイイかも、と思いましたね。

ラストのジフキンの言葉、二カ国語では・・・

「・・・金の払わなければ、燭台の在りかを教えないと言われた。
 長年捜していた親の遺品が見つかったのに
 この女が間に立ちふさがって・・・邪魔してる・・・
 彼女を壁にたたきつけた・・・何度も何度も・・・
 悪かった・・・バカなことをした・・・

 これから、一体どうなるんだ・・・
 私はヴァルテール・ジフキンの息子だった・・・・パリに住んでいたラビの・・・
 今は誰だ・・・?」

やはり、二カ国語の方が心に突き刺さるようですね。
まぁ、コレは仕方ないッス。

養子になってアメリカに渡っても、自分は誰だと常に考えていた。
調査でラビの息子と分かってからは、その誇りを胸に生きてきた。
両親がいたという証しが欲しかった。
それは、自分の存在するという証しなのだから。
その思いを邪魔する女を許せなかった。
でも、それは全く意味のない行為だったのだ・・・・
・・・・・・・・・・自分は一体誰なんだろう・・・・・?

こういう喪失感は、私には分かる、とは言えませんね。
経験していないから・・・。
想像はするが。

いやいや、このドラマ、すっかりやられてしまった・・・。
こういうラストって、大好きなんですよ・・・
救いようがないし、悲しいし・・・ってもうもう、好みでは済まされないほど好きで。

ホロコーストものに出演するSam・Waterstonというのは
私にとって、二重にも三重にも大喜びってことで。
お楽しみが、沢山たくさんタクサンだぁぁぁぁ!!!!!!!!って。

で、このラストでしょ。
好きな終わり方に、SWが演じているって・・・そりゃ感無量でしょ!!

72歳の検事長に、またまた、やられた~ってね(笑)
あぁ、このドラマ、Best入り決定ね。
『A Clean Escape 』に並ぶわ・・・これもラストにやられたから・・・(日本語字幕無いよ)

とにかく!!
堪能させてくれました。有り難うございます!!!

『Jo』 #6「Le Marais」 追記<2>

2013-12-01 14:00:12 | SW
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続きです


さて、#6「マレの悔恨」ですが・・・
マレとは、マレ地区のことですね。
ここは観光地なんですね?いや、パリ、知らないし(苦笑)
貴族の館跡や、ユダヤ建築物が・・・あるそうで。

********
荒又美陽『パリ神話と都市景観
        ~マレ保全地区における浄化と排除の論理』

野村真理『ウィーンのユダヤ人
        ~19世紀末からホロコースト前夜まで』

参考にさせて頂いた書籍です。
興味がある方は読んでね。
でも大学で教鞭をとる方の研究書みたいですわ。
面白いかどうかは・・・丸投げッ。
*********

ホロコーストな話ですよね。
で、ドラマ内の言葉説明を・・・

スリ若者を捜しに行ったときのジョーの言葉
「リシュリュー卿が住んでいた」と建物を指さしてるシーン。
貴族の館跡の事ですね。
言葉通り、貴族が住んでいた地域・・・でもマレだけじゃないし。
他の場所にも当然住んでいた・・・
保全という名で、整備された、ということらしいです。
この辺荒又氏の書籍に、とっても詳しく&面白く説明があります。
そして、貴族が去った(というか衰退した)後、移民が住み始めた。
その中には、ユダヤ人も。
そして19世紀末頃から、ロシア&東欧からの移民が多くなってくる。
ポグロム(ユダヤ人虐殺の意)を逃れて、流入してきた。
でも、これも特にフランス・パリに多くってことでもなく。
西欧各国に流れ込んできています。
親類縁者を頼って・・・ですかね。
しかしフランスが、ユダヤ人にとって特別視されていたのはホントらしくて。
これはまぁ、端折って言いますが~
フランス革命で、ユダヤ人に公民権を与えたんですね。
ユダヤ人を解放してくれた国、ということで特別視されたってことで。
そのイメージが、フランスへ向かうユダヤ人達にあったのかも、ですが。

ジフキンが、フランス警察に敵意を燃やしています。
ユダヤ人の検挙に、フランス警察が関与していた、と。
これも、あったことです。
また、デロワ家女家長が、レジスタンスの伯母を讃える言葉に対し
「古い話は、どんどん尾ひれがつくものだ」とジョーが皮肉を。

えっと・・・フランスには、色んな神話があります。
パリ神話、ドゴール神話、等々・・・
その中にレジスタンス神話、という言葉もあります。
つまり・・・端折って・・・ですが・・・
ナチス支配下のフランスでは、市民が抵抗運動に参加した。
レジスタンス参加、大なり小なりの抵抗活動、追われる者への支援・・・
ナチスに協力する者もいたが、それは本当に少数の特別な奴ら。

しかし、実態は、ドラマで描かれていたことで。
行政機関、警察のナチス協力。
これね、個人レベルではなく、行政が協力したってことがポイントで。
そして、密告。気に入らないから。ユダヤ人の財産を我が物にしたいから。
そんな理由で。

確かに、勇敢に戦った方々も大勢いる。しかし暗部もあることも事実で。
このドラマ、他国で放映されるって前提だから・・・
こういう見せ方は、さすが欧州だなってッ実感しましたわ(感慨深げ)

で、ラビの息子が修道女に匿われたって話。
これ修道女ってことがポイントで。
多分女性ばかりの所だろうかと。
匿いを依頼するのに、修道女の所へ、は確かによくあったことらしいです。
子供だから・・・男児も女の子の格好をさせて匿う。
何故?ユダヤ人の男性を見分ける方法・・・割礼の痕、ですね。
だから女の子の格好をさせる。子供だから可能で。

ジフキンの両親は収容所へ送られたと。
そしてジョーが読み上げる、死の記録。
父親は34歳でビルケナウで死亡。
母親は31歳でアウシュビッツで死亡。
日本では、ナチスの収容所=アウシュビッツって方が多いかと。
まぁデカいし・・・博物館として見学者多いし。
アウシュビッツは、デカいんですわ。土地的にも機能的にも。
複合施設と言われています。

**********
マルセル・リュビー
『ナチ強制・絶滅収容所 ~18施設内の生と死 』を参考に
**********

アウシュビッツⅠ=アウシュビッツ 強制収容所
アウシュビッツⅡ=ビルケナウ 絶滅収容所
アウシュビッツⅢ=モノヴィッツ 軍需工場プラント
         (ドイツの化学工業や重工業の企業の下で働く)

こういう分け方になっています。大きく分けるとね。
このほかに、無数の衛星収容所があって・・・この辺で(ペコリ)

父親は31歳の男性で、労働力として収容されたと想像。
しかしラビという職から、肉体労働には向かなかったかと・・・
衰弱して、ビルケナウに送られたのか?

母親も若いので、労働力として収容されたかと。
アウシュビッツで、衰弱か暴行等を受け・・・かと。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続きます

『Jo』 #6「Le Marais」 追記<1>

2013-12-01 13:59:52 | SW
はい、久々に書きましたね。
こんなこと、毎日していたかと思うと・・・偉かったナァ自分(笑)
今は、息も絶え絶えでございます(笑)

さて、ドラマですが。ちょっとお知らせで。
事件部分だけを、抜粋して書きました。
これ以外に、ジョーの私的部分が描かれています。
娘とその恋人、犯罪者や他部署刑事との確執等々・・・
この辺は、#1から続いていますので・・・
今回部分だけ書いても、内容的に??だし
また、背景を書かないと理解できないと思い、それは無理かと。
という判断で、事件部分だけ、とさせていただきました。

また、ジル・ヘネシー演じるシスター・キャリンですが・・・
彼女との場面は、紙片の文字について、でしたが、
事件とは密に関係しないと(私が)判断して、省きました。ゴメンね。

さてと!
もう「フランス現代版ホロコースト勉強ドラマ」とでもいうような感じで。
サスペンスなんて、どこに????ってな感じで(苦笑)
いや、確かにこのドラマはサスペンス職薄いんですわ。
と、私は思うのですが(笑)
事件、サクサク終わりますからネェ。
いくら『L&O』の放り投げに慣れていると言っても・・・
いや放り投げとは、ちょっと違うのですが・・・
エッ??ここで終るか???ってな感じですわ。

その代わり、丁寧に描かれているのは、ジョーの事。
娘や自身の事等々・・・こっちがメインなのか?
いやいや、このドラマは
ジャン・レノ・ファンが、彼を堪能するのが大目的だから(ホント?)
その点では、大正解なんでしょうけどね。

そして、このドラマは家族がキーワード。
常に家族の姿が浮き彫りになります。
何といってもジョー自身の家族、被害者&加害者どちらも。
だから、やはりサスペンスは、二の次なのかも?ネェ(勝手に・笑)

いや、ご覧になっている方は、お分かりかと思いますが・・・
酷い事件が多いですよね=。そう思いません??

自分の娘に性的暴行を加える父親。
あることがきっかけで、娘は父親との関係を母親にバラすと。
父親は娘を殺害。ついでに妻(娘の母ね)&他の子供の殺害。
それを、当時娘と交際していた男に容疑がかかるように画策・・・

資産家&名家に嫁いだが、あることで別居中の女性。
夫&義母は、跡取りの子供を渡したくないので
女性のスキャンダラスな写真と撮らせ、離婚協議を有利にしようとするが
うまく行かず・・・
その次に、女性を事故死に見せかけようとする。
殺人を依頼した相手は、女性の実の父親。
資産家と取引があるので弱い立場で・・・もしうまく娘を殺せば・・・
仕事上有利に&もう一人の娘にイイお相手を紹介、と。
で、実行する父親・・・

一体どんな酷い事件&家族なんだよって!
(さすが欧州!!さすがパリ!!と思う私・・・笑)
コレをね、淡々と描いてサクサク終えるのよ・・・

パリの観光地で事件が、っていうのも、売りなんだろうが
暗い暗い・・・パリの暗部って感じで、ネェ。

私、正直、このドラマは、人気分かれる気がするが・・・いかが??

・・・・・・・・私は、好きダァ====!!!!ですね。
この酷さや淡々さが、好み!好み!!
はい、多分少数派ね・・・・分かっているわよ(ウムウム)

これはちょっと・・・と、思う方が多いかもね。
しつこく書くが、私は好きです、ハイ。

まぁ、ジョーの私的部分は多いとは思うが。
コレが描きたい部分だぁと、制作側が仰るのなら、それでヨシと。
アッ、ワンコがね、出てくるのよ。ワンコ、ワンコ・・・(意味なし)

ジョーの相棒のマーク。私はイケメンと思うのだが、どう??
イケメンで思い出したが・・・
必ずイケメンさんが、登場しますわ。
#1に、素晴らしく欧州のイイ男が出た時は・・・目が点に(笑)


おっと感想も長々と・・・・・・・・続きます

『Jo』 #6「Le Marais」 <4>

2013-11-30 21:26:03 | SW
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続きです


犯罪課の一室。ジフキン、刑事コンビ。
(・・・・ジフキンと話していたのは弁護士かな?)

「これからは12時間は、俺たち3人だけだ。
 フランスの刑事訴訟制度に詳しくなれるぞ」
「怖くはない。私は、何もしていないんだから」
「俺にも息子がいる・・・
 親に捨てられたら、どんなに苦しむことか・・・」
「耐え難い苦しみだ」
「隠れ家を転々とする生活を送ったんだろ。それで喘息になった」
「私に喘息はない」
「本当に?赤ん坊の頃も?」
「ああ、私は丈夫な子だった」
「じゃ、家族の誰かが喘息では?」
「いや、皆健康だった。
 ナチスさえいなければ、両親は今も生きていた」

「・・おかしいな・・・
 ラビのカバンに治療薬の粉末があった、
 そしてこれは小さな子が使う吸入器だ。
 ラビの息子は、喘息だった」
「ウソだろ。ワナだ。証拠のねつ造だ」
「カバンの中身は、記録されている。
 DNA鑑定によると、吸入器の使用者と手袋の持ち主は親子だ」
「悪いが、あんたはラビの息子じゃない」
「ウソだ・・・証拠がある・・・その財布の中だ・・・
 (財布から写真を出しながら)
 ・・・うちの親を迫害した国が、私まで苦しめるのか・・・
 (写真を見せ)子供の頃から持っている写真だ。
 これを携えて、フランスを出た」

「当時は混乱してた。写真を間違えたんだ」
「違う!
 1966年にユダヤ人団体が、パリ市から記録を取り寄せた。
 それでも、証明されている」
「1966年当時の資料は、間違えだらけだった。
 だよな?バヤール」
「・・・氏名のミス・・・出生地の間違い・・・
 1985年に訂正されて、電子化もされた」
「今では正確な記録が手に入る・・・ショア記念館でな。
 行ったことは?」
「ない・・・私は間違っていないんだ・・・」
「ここから10分だ。今から連れて行ってやる」
「その必要はない」
「何を恐れている?ジフキン・・・」

自動車でショア記念館に向かう3人。
不安気なジフキン。窓から見える景色に・・・不安が増す・・・
到着。雨の中、記念館に向かって歩き出すが・・・
途中で歩くのを拒否するジフキン。

「お願いだ・・・中に入りたくない」
「いいのか?」
「ああ、自分が誰かは分かっている」
「じゃ、行こう」
「もう私に構わないでくれ」・・・座り込んでしまうジフキン。

「じゃ、ここでいい」
一枚の紙を取り出すジョー。
「今朝、中で調べた。ラビ一家がたどった運命だ。
 ここに真実がある(紙を広げながら)読め」
「イヤだ。読まない」
顔をそむけるジフキン。「・・・帰りたい」
立ち上がろうとするが、マークに押し戻され、再び座り込む・・・

紙に書かれている文字を読み上げるジョー。

「ヴァルテール・ジフキン、34歳。
 1943年、ビルケナウ収容所で死亡。
 (耳を塞ぐジフキン。目を閉じ、全てを拒否するかのように・・・)
 ウルスラ・ジフキン、31歳。
 1943年、アウシュビッツ収容所で死亡。
 ダヴィッド・ジフキン、2歳(手で顔を覆うジフキン。視線はジョーへ)
 急性の喘息発作で死亡。1943年。場所はセーヴルの養護施設だ。
 あんたは別人だ。燭台の所有権もない。殺人は無駄だったんだ」

「・・・そんな・・・じゃ、私の行為は・・・」
「あぁ、無意味だったんだ」

「・・・燭台の在りかを知りたければ、金を払えと言われた。
 (ジフキン、ジョーを見上げながら)
 ・・・・長年、両親の遺品を捜してきた。
 やっと見つけたのに・・・あの女が邪魔を・・・
 女を壁にたたきつけた・・・何度も何度も・・・
 ・・・・そんな・・・すまなかった・・・悪かった」

ジフキンを立ち上がらせる2人。そして自動車の方へ。

「・・・私は、どうなるんだ?
 ・・・・父はヴァルテール・ジフキン・・・私はラビの息子だった・・・今はもう・・・」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・感想は次で 

『Jo』 #6「Le Marais」 <3>

2013-11-30 21:25:41 | SW
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続きです


警察署犯罪課の一室。ジフキン、ドルモン、刑事コンビ。

「マリー=レーヴは、フランス国民の務めを果たしたいと言っていた。
 ホロコーストの犠牲者の遺品は、遺族に返すべきだとね。
 そして、それは皆さんの務めでもある」
「えぇ・・・でも我々の一番の務めは・・・犯人逮捕です」
「フランス警察の仕事ぶりなら、よく知ってる。
 ナチスと結託して、私の両親を迫害した。
 目的は金じゃない。両親の思い出を守るのが、私の務めだ。
 曽祖父母の在りし日の姿を、孫に伝えたいんだ」
「・・・分かりました。また御連絡します」

慇懃無礼にジフキンに退室を促すドルモン。
ドルモン、お疲れモード。
「不愉快だわ」「ファシスト扱いは、初めてか?」
ジョーの御無礼発言も、スルーして・・・
「それじゃ、怪しいのはデロワ家なの?」

燭台を受け継いだが、本来自分の物ではない。
オークションに出すこともできず、マリー=レーヴに依頼したのでは?
しかしマリー=レーヴは、遺族を捜し当てた。
デロワ家は、燭台がジフキンの手に渡るのは不都合だと考え・・・

では、燭台は本当にデロワ家にあるのか?
その確認のため、ジョーが姑息な手を提案。
明朝早くに家宅捜査を行うと、デロワ家に告げ・・・
その前に燭台を運び出す場を捕えれば・・・都合よく成功(笑)

犯罪課の一室。燭台に触れ、満足げなジフキン。
それを見つめる刑事さん方・・・
「“闇の中に光がある”・・・(横に座る娘に向かって)
 シャロン・・・私の父は・・・お前の祖父は毎年これでハヌカを祝った。
 祖父の父や、そのまた父も・・・
 この燭台は、我が一族の喜びや悲しみを見てきた。
 (ドルモンを見て)ありがとう。どんなに意味があることか・・・」

燭台は、証拠品として暫く警察が預かることに。
デロワ家の家人達は、マリー=レーヴ殺害を否定。動機がない、と。
燭台を所持していることを、公にしたくなかったのは
ジャクリーヌの姪である、現デロワ家女家長であった。
なぜ内密に?刑事たちの問い掛けに・・・
「・・・恥ずべき話よ。悪いのは父・・・母に聞いたの・・・
 父はラビのカバンに、金目のものがあると気付いて、不仲だった伯母を・・・」
「ゲシュタポに売ったのか」
「・・・そうよ・・・母がそれを知り、父からカバンを隠したの。
 燭台の存在が公になれば、父の罪も明るみに出る。
 私はただ、あの燭台と縁を切りたかったの」

マリー=レーヴは燭台の手付金として、デロワ家に40万ユーロ送金していた。
マリー=レーヴは、ジフキンに返すつもりではなかったのか?
金に困っていた彼女は、どこから金を都合したのか?

マリー=レーヴに金を都合した骨董商(多分)に話を聞く。
「・・・彼女の商売を助けるための貸した金だ。
 先週、ある聖具の写真を見せられた。
 訳ありの品で、内密に売買したがっていた。
 金は倍にして返すと言われたよ。
 私は条件が悪いし、20万ユーロ止まりだと思ったが
 彼女には勝算があったようだ・・・。
 2日後に買い手を見つけたと電話があった。
 売値は、読みの4倍・・・」

買い手の名前は、聞いていなかったと言う。

「高くても、買う客か・・・」
「それが“務め”だからな」

ジフキンの娘に話を聞く。
「父は、長い間、両親の遺品を捜していたの」
「孫のためだと、言っていたが」
「息子とは仲がいいけど、父自身のためよ。
 父が実の親を知ったのは、25歳の時で、
 ラビの息子と分かり、誇りを持った。名前も変えたのよ・・・」

そして事件の夜、ジフキンは孫のダニーと電話で話していた、と。

刑事さん方、作戦会議。おやつ食べ食べ。
ジフキンが犯人なのか?高額の売値を聞き、激怒したのか?
元々自分の物なのだから。ジフキンのGPSの記録は調べてある。
事件当夜の居場所は不明。
しかし事件2日後、デロワ家の近所に行っている。
なぜデロワ家に燭台があると知ったのか?
マリー=レーヴが言う訳がない。マリーのパソコンを見たのか?

孫のダニー。
パソコンのパスワードを忘れたと言う祖父に、
その分野の専門家(?)を紹介した、と。

ジフキンを問いただす刑事コンビ。
「・・・80万ユーロ?誰が盗難品にそんな大金を出すんだ?」
「そうだな・・例えばあんただ」
「元々私の家族の物だ。金など払わん」
「あの夜、マリー=レーヴにも、そう言ったんだろ」
「私を疑っているのか?私が犯人だと」
「・・・ジフキンさん、質問が。
 なぜ事件の2日後、レブヴァル通りへ?デロワ家がある」
「知らなかった。ビュット・ショーモン公園への通り道だ。
 先月初めて行った。年寄りの散歩には、ちょうどいい」

「あんたは、デロワ家の住所を知っていた」
 情報源は、マリー=レーヴのパソコンだ。
 アニッシュという男に、パスワードを解読させたな」
「私のパソコンだ。
 パスワード変更に失敗して、ロックがかかった」
「パソコンの特徴は、聞いてある」
「そいつが重要証人か?ハッカーが?
 仮にあの夜、私が彼女と会ったとしよう。
 そこで燭台を買うように言われたら、快諾しただろう。
 そして後で警察に行って、窃盗罪で彼女を訴えればいい」

「そうだが、あんたは自制できずに、理性を失った」
「フランスの刑事訴訟制度には詳しくない。
 だが証拠がない限り、逮捕できないはずだ。
 それくらいは、私も知っている・・・さっさと出て行け!!」

ジョー、小声で捨て台詞「・・・しぶとい爺さんだ」

ジョー、残業してます。
燭台が入っていたカバンの中身をチェック・・・様々な品が・・・
その中に・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続きます

『Jo』 #6「Le Marais」 <2>

2013-11-30 21:25:23 | SW
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続きです


公文書館で話を聞く刑事コンビ。
マリー=エーヴは、この3週間の間に5回来ている。
デロワ家について調べていた。最後に調べていたのはデュソー家。
1921年生まれのジャクリーヌ・デュソーについてだ。
ジャクリーヌはレジスタンスのメンバーであった。
1943年に逮捕。1944年に死亡。

ジャクリーヌが殺された刑務所。
彼女の容疑は、ユダヤ人隠匿。
この刑務所では女性が投獄されており、多くがアウシュビッツへ送られたと。
この刑務所にも、マリー=レーヴが来ていたことが分かる。
ジャクリーヌの私書を探していたと。しかし私書は無い。
刑務所跡地の管理者は、刑務所仲間を教えた、と。

ジャクリーヌ・デュソーと同房だった女性。
ここにもマリー=レーヴは来ていた。
女性は、ジャクリーヌが匿っていたユダヤ人のことを聞かれたという。
逮捕される直前に匿っていたのは、ユダヤ人のラビとその妻。
幼い男の子もいたが、ジャクリーヌが修道女に預けさせた、と。
そしてラビはカバンを置いて行ったが
ジャクリーヌと妹が、カバンを隠したと話していた、と。
マリー=レーヴは、カバンの中味については質問しなかったらしい。

帰りの車中の刑事コンビ。
「マリー=レーヴは、カバンの中身を知っていたんだ」
「骨董商にとって貴重な品」
「または、ラビにとっても」
「息子より大切なものはない。子供を手放すなんて」
「生き抜くためさ」

ジャクリーヌの妹の娘、つまりジャクリーヌの姪を訪ねる。
勿論、もういいお年だ。現デロワ家の女家長でもある。
息子夫婦と同居している。
カバンの事は、何も知らないという。
「・・・勇敢な伯母がいたということが、貴重な事実よ・・・英雄だった」
「古い話は、どんどん尾ひれがつくものだ」
ジョーの言葉に、不快感な女家長。
マリー=レーヴは、ここに電話をしていたことが分かる。
息子の妻が応対していた。「義母には言わなかった」と。
電話相手はジャクリーヌを“どろぼう”呼ばわりしてい、と・・・

マリー=レーヴの骨董店を再捜査する刑事コンビ。
マリー=レーヴが持参していたというパソコンは、未だ不明。
犯人が持ち去ったと思われるが・・・・
店内にあった資料から、ハヌカの燭台の写真を発見する。
遺された紙片と、似た文字が・・・

再びジフキンの元へ。
写真の燭台の文字は、紙片の文字と同じだと分かる。
「・・・ハヌカの燭台に、よく彫られている。マリー=レーヴと関係が?」
「あるユダヤ人夫妻が、ホロコーストで死んだ。
 この燭台は、彼らの遺品だ」
「彼女が捜し当てたのか?」
「多分、夫妻を助けた女性の親族が持っている」
「女性?何年の話だ?」
「1943年です」
「どんな夫妻だ?」
「パリ在住で夫はラビ。やむなく息子を手放したそうだ」
「知っているのか?ジフキン」

「・・・私の両親だ・・・父のヴァルテールはラビだった」
「手袋を覚えていたんだな」
「両親は収容所で死んだ。
 私は、フランス人女性の計らいで修道女に預けられて
 アメリカ人夫婦の養子になったんだ。
 この燭台は、私の両親の物だ」
「それで、彼女はあんたに連絡したんだな」
「捜してくれ」
「どれくらい価値のあるものなんだ」
説明するジフキン。
よく似た品が、オークションで90万ユーロの値がついた、と。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続きます

『Jo』 #6「Le Marais」 <1>

2013-11-30 21:25:03 | SW
ドラマ『刑事ジョー パリ犯罪捜査班』 #6「マレの悔恨」より


フランス、パリ。ヴォージュ広場で事件が。
現場で捜査中の犯罪班の面々。
刑事ジョー・サンクレール。相棒の若手マーク・バヤール。
鑑識のノルマン。検死官のアラサン。

血まみれの女性の遺体。血塗られた壁。
指紋に該当せず。身元が分かる所持品無し。

「左ほほに打撲傷。首には指の痕がある」
「犯人は顔をたたき、首をつかんで壁へたたきつけた」
 (血塗られた壁を指差し)
 血を流しているのも構わず、何度もな」
「人通りが多いし、一瞬の犯行だな」
「目撃者はいない。運のいい強盗だ」
「これは強盗じゃない・・・
 犯人は怒りに駆られて、衝動的に襲ったんだ」
「彼女が、怒らせたのか」

女性が握っていた血の付いた紙片。
“闇の中に光がある”との文字が。

女性が最後に目撃されたとされるバーで聞き込みを。
女性は一組の手袋を忘れていった、と。
手袋を受け取る刑事コンビ。
そして、バーで女性とモメたというオネェ風男性と話す。
女性は誰かを待っていた風だった。
そして携帯で夫と話していたが
「サン・ラザールにいる」とウソを言っていた。
そして、女性は財布がなくなっていると、言っていた、とも。

財布専門の方々に覚えがある、とジョー。
スリの若者達を捕まえ、戦利品を調べる・・・女性の財布を発見。
女性の名は、マリー=エーヴ・ランベール。
自宅へ夫を訪ねる。

夫は教師で、マリー=エーヴは父親の骨董商を継いでいた。
マリー=エーヴは、マレにいたのになぜウソを?
夫には心当たりはないと言う。
自宅階下の骨董店を調べる。
留守電が一件残っているが、暗証番号が不明だ。
また書類から、店は資金繰りに困っていたことが分かる。

警察署の一室。ジョー&マーク、捜査班チーフのドルモン。
作戦会議。
骨董店の資金調達方法は?パトロン?高利貸し?
また握っていた紙片の文字に、何か意味が?
ノイマンが、留守電の伝言を聞くことに成功。
相手の名は、ダヴィッド・ジフキン。
マリー=エーヴが待っていた顧客なのか?

ダヴィッド・ジフキンを訪ねる刑事コンビ。
「亡くなったなんて・・・近くで待っていたのに・・・ショックですよ」
「何時に会う約束でした?」
「6時だったが、地下鉄で迷った。3年経ってもまだ苦手だ」
 遅れてバーに行ったが、会えなかった」
「ジフキンさん、彼女との関係は?」
「3日前に突然電話をもらった。骨董商だって話でね。
 ホロコーストの犠牲者の遺品を扱うことがあるらしく
 遺族への返還方法を相談したい、と言われた」

「具体的な品について?」
「いや、一般的な話だった」
「なぜアメリカ人のあんたに相談を?」
「私は弁護士だ。
 NYにいた頃、、ホロコースト関係の仕事を引き受けていた。
 パリに来たから、その縁だろう」
「彼女は、バーに手袋を忘れていったのだが・・・
 専門家の見立てでは、1930年代の物です。
 (ジフキンに手袋の写真を見せて)
 心当たりはありますか?」
「・・・悪いが、ないね。骨董価値でもあるんだろ」

「あんたは、パリに来て3年と?」
「ああ、妻の死後に越してきた。娘がパリの男と結婚してね」
「それは気の毒に・・・」(ニヤッとジョー)
「ジフキンさん、彼女は他にも約束が?」
「いや、午後は公文書館にいると言っていた」
「バーの近くですね」
「それで閉館後に待ち合わせたんだ」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続きます