1979年 TVドラマ。SW、38~9歳頃の作品。
勿論当然日本未公開(だと思う)&日本語字幕版無し。
原作本の邦訳はあります。絶版本ですが(当然の微笑)
『友軍の砲撃』著者はC・D・B・ブライアン。
この方は小説も書くしノンフィクションも書く、という方。
この作品は、ノンフィクションであり、そのドラマ化ですね。
ドラマは、1980年ゴールデングローブ賞ノミネート等々
他の賞でも、ノミネートまたは獲得しているようですね。
非常に評価の高い作品と言えるのでしょうが・・・・
原作の評価も、当然高いです。
原作読んで、字幕無しで鑑賞しましたが、私も同意。
これは、良い作品ですね。
日本語字幕が無いのが、残念悔しいって気分です。
では、本から・・・・
1969年9月、アイオワ州に住む青年マイクル・マレン。
彼は、兵士としてベトナムへ飛び立った。
泣き顔を見せまいと堪える両親。この頃のありふれた風景。
そして1970年2月
アイオワ州で息子を思うジーン・マレンと妻のペグは
息子マイクルの死を知らされる。
死傷者公式報告では
『マイクル・ユージン・マレン軍曹
・・・・・夜間防御陣地において、友軍の砲撃が同地域に加えられれた結果
死亡した』
この報告を聞き、驚くジーンとペグ。
敵軍の砲撃ではない。事故でもない。
疑問がわきあがる。友軍とは?なぜ米軍と書かない?
事故ではない?
何もかもが分からない。
マイクルの遺体が帰ってくる。傷痕などどこにも見えない。
眠っているよう・・・一層のこと、酷い状態ならよかったのに。
そうすれば、息子は死んでしまったと思えるのに。
見も知らぬ多くの息子を失った家族からのお悔やみの手紙。
息子の死の認識もないまま、息子が死んだと世間が受け入れている。
耐えられない・・・何もかもに。
・・・・・・そもそも、マイクルはなぜ死んでしまったのか?
友軍の砲撃?それで納得ができない。
行動を起こすジーンとペグ。
軍、議員、または頼れそうな政府関係者に手紙を書く。
丁寧なお悔やみは書かれている返信。それか無視。
自分たちの望む答えが返ってこない。
今までそれほど気にしていなかった。
国を信じて生きてきた。その報いが、息子の死?
兵士達は死んでいる。今もこれからも。
新聞広告を出そう。
非戦闘員とし類別される青年たちの死の意味は?
「・・・お願いします・・・考えるのです・・・・読むのです・・・
調べるのです・・・この戦争を検討してください・・・・」
調べても調べても、納得できることは無い。
段々と、嫌な考えが思いついてくる。
なぜマイクルの死の真相が分からない?何かの陰謀なのか?
何かを隠してる?上官の自分の出世のための無駄な作戦だった?
砲撃した兵士たちに飲酒の噂が?
事情を知っていそうな、元兵士たちに話を聞くも
何か糸口がつかめる気がしない。
そして戦争を考えようとするアピールは
賛同者と共に敵対者も作る。
多くの母親が、ペグに話を聞いてもらおうとする。
どの母親も思いは同じだ。真摯に対応するペグ。
そして、時には心無い言葉を聞く時もある。
不慮の死で帰ってこない息子は、マイクルだけではない。
多くの多くの父親母親は、耐えているのだ。
なぜ、耐えることをしない?
国を疑っているのか?愛国をどう考えているのか?
マイクルの弟や妹達。
子供達も、兄の死を悲しむことに変わりない。
しかし、自分達には自分達の人生がある。
何時までも何時までも、
自分達を見ない両親を哀れに思う反面怒りが込み上げる。
そして諦め・・・両親を愛しているが、自分の人生を歩まねば。
疲れても疲れても、止めることはできない2人。
そして、考えの行き付く先は、ひとつ。
なぜ、マイクルは友軍の砲撃で死亡したのか?
1971年4月。
ジーンとペグのもとに、あるジャーナリストが現れる。
名はブライアン。2人を取材したいと言う。
歓迎するジーンとペグ。
自分たちの活動に耳を傾ける人も、多いとは言えなくなってきた。
そして、子供達も疎遠に・・・
今までの事を、ブライアンに話す。
ブライアンは、話を聞き、独自にも調査することを約束する・・・・・
話をする毎に親しくなる3人。
マイクルの取材をするのは仕事。
しかし、何か力になれないものか。
ある日ブライアンの元に、連絡が入る。
ジーンからだ。
マイクルの死の全容を知る人物とされる某中佐に会うと言う。
後日、その話し合いの内容を聞くブライアン。
録音、メモ・・・間違がないように。
そして、自身も中佐に会うと、2人に告げる。当然だ。
中佐と会うブライアン。マレン夫妻の証言も伝える。
驚く中佐。
彼らは、自分の都合のいい言葉だけを繋げている。
それに、彼らが推測する私の心中は、そうではない。
彼らはとても友好的だった。私の身体を気遣ってくれてさえいた。
(中佐は、この時入院中。かなり酷い状態)
それなのに・・・すっかり失望してしまう中佐。
そしてマレン夫妻に話したという話を、再び繰り返す。
その他の事情を知る人物の話も聞く・・・
そうして繋ぎ合わせた全容が・・・起こったことに最も近いと考えるブライアン。
その考えを伝え、中佐の意図も伝えようとマレン家へ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続きます
勿論当然日本未公開(だと思う)&日本語字幕版無し。
原作本の邦訳はあります。絶版本ですが(当然の微笑)
『友軍の砲撃』著者はC・D・B・ブライアン。
この方は小説も書くしノンフィクションも書く、という方。
この作品は、ノンフィクションであり、そのドラマ化ですね。
ドラマは、1980年ゴールデングローブ賞ノミネート等々
他の賞でも、ノミネートまたは獲得しているようですね。
非常に評価の高い作品と言えるのでしょうが・・・・
原作の評価も、当然高いです。
原作読んで、字幕無しで鑑賞しましたが、私も同意。
これは、良い作品ですね。
日本語字幕が無いのが、残念悔しいって気分です。
では、本から・・・・
1969年9月、アイオワ州に住む青年マイクル・マレン。
彼は、兵士としてベトナムへ飛び立った。
泣き顔を見せまいと堪える両親。この頃のありふれた風景。
そして1970年2月
アイオワ州で息子を思うジーン・マレンと妻のペグは
息子マイクルの死を知らされる。
死傷者公式報告では
『マイクル・ユージン・マレン軍曹
・・・・・夜間防御陣地において、友軍の砲撃が同地域に加えられれた結果
死亡した』
この報告を聞き、驚くジーンとペグ。
敵軍の砲撃ではない。事故でもない。
疑問がわきあがる。友軍とは?なぜ米軍と書かない?
事故ではない?
何もかもが分からない。
マイクルの遺体が帰ってくる。傷痕などどこにも見えない。
眠っているよう・・・一層のこと、酷い状態ならよかったのに。
そうすれば、息子は死んでしまったと思えるのに。
見も知らぬ多くの息子を失った家族からのお悔やみの手紙。
息子の死の認識もないまま、息子が死んだと世間が受け入れている。
耐えられない・・・何もかもに。
・・・・・・そもそも、マイクルはなぜ死んでしまったのか?
友軍の砲撃?それで納得ができない。
行動を起こすジーンとペグ。
軍、議員、または頼れそうな政府関係者に手紙を書く。
丁寧なお悔やみは書かれている返信。それか無視。
自分たちの望む答えが返ってこない。
今までそれほど気にしていなかった。
国を信じて生きてきた。その報いが、息子の死?
兵士達は死んでいる。今もこれからも。
新聞広告を出そう。
非戦闘員とし類別される青年たちの死の意味は?
「・・・お願いします・・・考えるのです・・・・読むのです・・・
調べるのです・・・この戦争を検討してください・・・・」
調べても調べても、納得できることは無い。
段々と、嫌な考えが思いついてくる。
なぜマイクルの死の真相が分からない?何かの陰謀なのか?
何かを隠してる?上官の自分の出世のための無駄な作戦だった?
砲撃した兵士たちに飲酒の噂が?
事情を知っていそうな、元兵士たちに話を聞くも
何か糸口がつかめる気がしない。
そして戦争を考えようとするアピールは
賛同者と共に敵対者も作る。
多くの母親が、ペグに話を聞いてもらおうとする。
どの母親も思いは同じだ。真摯に対応するペグ。
そして、時には心無い言葉を聞く時もある。
不慮の死で帰ってこない息子は、マイクルだけではない。
多くの多くの父親母親は、耐えているのだ。
なぜ、耐えることをしない?
国を疑っているのか?愛国をどう考えているのか?
マイクルの弟や妹達。
子供達も、兄の死を悲しむことに変わりない。
しかし、自分達には自分達の人生がある。
何時までも何時までも、
自分達を見ない両親を哀れに思う反面怒りが込み上げる。
そして諦め・・・両親を愛しているが、自分の人生を歩まねば。
疲れても疲れても、止めることはできない2人。
そして、考えの行き付く先は、ひとつ。
なぜ、マイクルは友軍の砲撃で死亡したのか?
1971年4月。
ジーンとペグのもとに、あるジャーナリストが現れる。
名はブライアン。2人を取材したいと言う。
歓迎するジーンとペグ。
自分たちの活動に耳を傾ける人も、多いとは言えなくなってきた。
そして、子供達も疎遠に・・・
今までの事を、ブライアンに話す。
ブライアンは、話を聞き、独自にも調査することを約束する・・・・・
話をする毎に親しくなる3人。
マイクルの取材をするのは仕事。
しかし、何か力になれないものか。
ある日ブライアンの元に、連絡が入る。
ジーンからだ。
マイクルの死の全容を知る人物とされる某中佐に会うと言う。
後日、その話し合いの内容を聞くブライアン。
録音、メモ・・・間違がないように。
そして、自身も中佐に会うと、2人に告げる。当然だ。
中佐と会うブライアン。マレン夫妻の証言も伝える。
驚く中佐。
彼らは、自分の都合のいい言葉だけを繋げている。
それに、彼らが推測する私の心中は、そうではない。
彼らはとても友好的だった。私の身体を気遣ってくれてさえいた。
(中佐は、この時入院中。かなり酷い状態)
それなのに・・・すっかり失望してしまう中佐。
そしてマレン夫妻に話したという話を、再び繰り返す。
その他の事情を知る人物の話も聞く・・・
そうして繋ぎ合わせた全容が・・・起こったことに最も近いと考えるブライアン。
その考えを伝え、中佐の意図も伝えようとマレン家へ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続きます