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あすなろ経絡指圧療院 鳳本通商店街

指圧とわかりやすい東洋医学の話

東洋医学は哲学であり深いもの。

2012-04-24 11:44:07 | Weblog
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   ≪東洋哲学と医学から見た人間≫


「鍼灸や指圧」の話に入ってますが
“弁証と治療”というお話です。


   8. 違った視点で病気を診る

東洋医学の診察法から診断、治療に至るまでの
現代医学的発想にはまったくない
独特なプロセスを辿る弁証論治(べんしょうろんじ)のお話です。
“気血水辨証(気血津液辨証”の中のまずは
気の病の症状などについて具体的にお話しています。
“気逆(きぎゃく)”といわれるものを取り上げています。
肺の気逆の病です。

ところで咳というものもですが現代医学的な立場で調べますと
結構いろいろとあります。
ただし東洋医学では痰が出るか?出ないか?というぐらいで
あまり個別の症状にはこだわらないところがあります。
これはおおよそほかの病にも共通した考え方です。
東洋医学の基本的な考え方としては
病理から証を見出すのが治療方針と考えるからです。

次に取り上げる肺の病は喘息です。
これは一言で言うならは呼吸が苦しくなる病気です。
現代医学的にはかなり科学的にも解明が進んでいますし
結構治るようになってきた病の一つです。

主な症状は・息があえぐ。
・ぜえぜえいう。
・咳や痰などといった症状です。

昔は原因が分からなかったとされていますが
現代医学的にも慢性的気管支の炎症ということが理解されています。

喘息で亡くなられる方もいますので
「喘息で死ぬことはない」と昔言われましたが
けっしてそんなことはありませんので
やはりきっちりと治療したほうがよろしいです。

ところで肺という臓器は東洋医学では昔から気をつかさどるとされています。
もうすべてはここに帰着しています。

では肺の東洋医学的に見た働きというものを
少しまとめてみます。

実はこの肺ですが、臓腑の中では最も上に位置している臓器です。
これには大きな意味があります。
基本的には心臓をまず助けなければいけないという重大な仕事があるからです。
助ける ̄助けられる関係というのは
実は単純な上下関係ではありません。
すこし哲学的な東洋の深い話ですが
これは位置的な関係です。
低い者は高い人を助けることはできません。
どちらかというと高いところにいるから助けやすい。

肺は心臓よりも少し上に位置しています。
ですが東洋医学の考えでは心臓から見れば肺は手下です。
ですが先ほども言ったとおり1番高い場所に位置するのが
この肺なんです。
どうですか?なかなか深いでしょ?
「肺は気をつかさどる」
ではどうやってつかさどるのか?
その目的は?
この辺りから始めて行きます。
【次回へと続けます】


あすなろ経絡指圧~電話:072-271-6551。
〒593-8324
大阪府堺市西区鳳(おおとり)東町1丁52


東洋的なものの見方は全体から部分へということ。

2012-04-23 11:07:57 | Weblog
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   8. 違った視点で病気を診る

東洋医学の診察法から診断、治療に至るまでの
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“気血水辨証(気血津液辨証”の中のまずは
気の病の症状などについて具体的にお話しています。
“気逆(きぎゃく)”といわれるものを取り上げています。

実は、すっごく長い間続く咳というのがあります。
長い人では3ヶ月ぐらい続いている場合や
ひどい人になりますと半年近く続く場合もありますね。

お医者さんに診ていただいても原因がまったく分からない。
けど特に健康上重大なものでもない。
ですがご当人はつらいですわなあこれ。

私の患者さんで久しぶりに見えた方がおられたんですが
目的はお体のメンテナンスです。
健康に関してはなかなかの意識レベルの高い方です。
治療中ゴオオッホン、ゴオオオッホンとねえ。

「先生すみません。
これなかなか止まらないんですよ。」
「いつごろからですか?」
「かれこれ4ヶ月ほど続いてますかいな?」

私は三焦という手の薬指から手の甲をそのまま上がる経絡を使いましたら
ほぼ治療中に咳は止まりました。
それほど長い時間ではありませんでした。

実は肺にもさほど問題もなさそうな感じだったんですが
胸そのものに気が鬱積していた感覚をつかみましたので
諸経絡の気や水穀などを動かす働きがある上記の
三焦という筋を使ったわけです。
それと後一つ+して両乳の間にあるツボを使いました。
ここも実は三焦の、いわゆる胸から上
(上焦)の範疇に入りますが
この治療に関してはこれだけです。

患者さんとしては不思議そうにしておられましたが
東洋医学的な病理考察から見れば自然な判断です。

肺でもなければ卑やほかの五臓に属するようなものでもなければ?
困ったときの“三焦さん”ということで
私結構この経絡を使っています。
あれほど動きにくいと思われた気や水が面白いほど動くものです。

気といえば~肺。
水といえば~腎や膀胱・・
ちょっと角度を変えてみることは大事です。

それから精神的に何だか、せかせかした感じとねえ。
オッカシイなあという患者さんが来られたら
その三焦と表裏関係(位置としてはほぼ反対側)(にある
手の心放経絡も適当に組み合わせて使ってみるのも面白いです。
【次回へと続けます】


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止めていい場合もあれば、アカン場合だってねえ。

2012-04-22 11:17:15 | Weblog
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“気逆(きぎゃく)”といわれるものを取り上げていますが
先ほど前回の履歴を見てましてえらい勘違いを書いてました。
前回のブログで-
> 「呼気は気もと、腎が。
> 吸気は肺」と書きましたが
抜け落ち部分を補足するところで間違えています。
呼気は肺と心の作用(陽臓)
吸気は肝と、腎の作用で(陰臓)ということです。
きっちり書いているつもりでもこういうことがあるんですね。
失礼しました。
では気を取り直しまして本格的に始めましょ。

さて気逆を起こす臓器にはどんなものがあるのかといいますと
主には肺と、肝と、胃です。
これらの気が上がりすぎて病の症状が出てきます。

では一つづつやっていきますが
まずは肺の気逆の病ですが一つ目は咳嗽です。
辞書などでも出てきますので探していただければよろしいんですが
要するに「ゴオオオホン、ゴオオオオッホン」のあれですわ。

大きく分けましてこれには湿性と乾性の二つの咳があります。
喀痰を伴わない乾いたタイプのものと
喀痰を伴う湿性のものです。

病理的にも東洋医学的に治療する場合
少し変化しますがいずれにしても
肺を中心に治療をします。

ただ、この咳は体から余計なものを外へ出すための防御反応ですので
やたらと止めることにも実は問題もありますから
まずは専門医に診ていただきながら治療をされるのが望ましいかと思います。

さて肺の気の作用の大きな特徴として
簡単に言いますと下へ下ろすという特徴があります。
ですからこの働きがうまくいかなくなると、気が
胸にパンパンに張った状態になるわけです。
手の親指から内側を胸に上がっている肺の経絡を使って通りをよくしてやります。

また喀痰などを伴っているものには足の親指から足内側を通っている
卑の経絡も合わせて使うこともあります。
次回は私院長が長く続いていた患者さんの咳を
止めることができた治療例の経験をお話します。
【次回へと続けます】


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呼吸は大事です。

2012-04-21 11:08:43 | Weblog
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昨日インクの補充を完了しましたので
新しいのを表に出しています。

それにしましても今年は旧暦では
4月が何と2度あるんだそうですね。
興味のおありの方はご覧くださいね。


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“気逆(きぎゃく)”といわれるものを取り上げていますが
本日も横道シリーズの、呼吸編その2です。

前回の最後の部分でしたか?
「呼気は気もと、腎が。
吸気は肺」と書きましたが
抜け落ちましたが吸気には心も含まれます。
要するに陰と、陽という二つの内臓の機能における特性を言っているものです。

心と肺は陽臓です。
そして横隔膜を隔てて下にある肝と腎は陰臓です。

生まれてくるときに赤ちゃんは大きく息を吸い込んで
「オギャア」と泣き叫びますよね。
陰の働きよりもここでは、むしろ
陽という行動の形で世の中にデビューするんですが
逆に人が死ぬときは大きく息を引き取って亡くなります。
これは最後の陰の働きによって一切の行動・人生が終ったということになります。
だから「息を引き取る」と言うんですね。
これ、なかなか厳粛な言い方ですよね。

ところで無呼吸症候群というのがあります。
吸い込む力が落ちている可能性がありますので
早めにお医者さんに診ていただくことをお勧めします。
それほど難しい治療ではありません。


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人間を観察する医学。

2012-04-20 13:10:43 | Weblog
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実はパソコンのインク切れで今ご覧いただけることができませんので
このブログの一つ後のブログでネット上にアップしています。
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前回から“気逆(きぎゃく)”といわれるものを取り上げていますが
本日は少し寄り道を。

ところで人の健康度合いを昔のお医者さんたちは
どういう基準においていたかというお話は
以前からも書いてますがまずは脉。
そして二つ目は呼吸なんですな。
実は私たちの同業者でも
この呼吸というものに
あまり関心を持っていない先生が以外に多いようです。

古典医学書ではむしろ呼吸を重視する部分があるくらいです。
呼吸と脉との関係です。
これ大事ですので普段から観察できるようにしておきたいものです。

結論からいいますと、呼吸が安定している人は長生きだといわれます。
確かにそうです。
呼吸鍛錬法というのがあるくらいですからね。

お元気なお年寄り、あすなろに来られる患者さんの中で
治療中眠りにつかれる方がいますが
そのときに呼吸を観察するのも私の仕事です。
吸気~呼気ともにゆったりしていて深い人は元気です。

実は私がまだ東洋医学の勉強ができていなかった
昔のころの話なんですが

姉婿、つまり義理の兄がおりましたが
この人の呼吸が変なんですね。

眠っているときの呼吸です。
吸気も呼気も浅くて早いんです。
当事東洋医学の知識が乏しかったころでも
「兄貴、オッカシイ呼吸やなあ?」って思うほどでした。

普段はとてもエネルギッシュですし元気な人でしたが
60歳になる少し手前のある日、妹さんの結婚式から帰ってきて
昼寝をしてたんですが私の姉がコーヒーを入れたので
起こしにいったらもう死んでいたということです。

それから私はその部分を知ったときに
「東洋医学はすごい(いや怖い)医学やなあ」って思ったわけです。

ちなみに吸気は腎肝(陰)が。呼気は肺(陽)の力ということですので
こういうのは聞診の技術として身につけておけば
それだけでも結構患者さんを診察できるものです。

こんな話、現代医学のドクターはどう思われるか分かりませんが
まあ実際に研究していただければ面白いかと思います。


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