心が冷たい人はいや。

最新の東洋医学の話題も含めたあすなろニュースレター最新号は
今　発行しています。


ところで第６回福・福寄席（８月２５日（土）実施のチケットは
お多福寿司で発売されています。現在確認しましたら
22枚売れているということです。
全席が70席ほどしかありません。
なくなるときは、あっという間ですのでお早めにお願いしますね。
１枚１５００円です。3席の落語が聴けます。
ニュースレターも、あすなろのドアポケットからご自由にお取りください。
{明日のために今日経絡指圧}


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：【今日から8月ですね。頑張ってまいりましょう】



　　　≪東洋哲学と医学から見た人間≫


「鍼灸や指圧」の話に入ってますが
“辨証と治療”というお話です。


　　　8.　違った視点で病気を診る

東洋医学の診察法から診断、治療に至るまでの
現代医学的発想にはまったくない
独特なプロセスを辿る辨証論治（べんしょうろんじ）のお話です。

さて“臓腑辨証”に入っています。
この項目では今回経絡や治療に関する話はしていません。

本日は“心陽虚”です。
前々回でしたか？取り上げた心気虚とは少し違います。
いろいろな人たちの資料を見ますと
このあたりをごっちゃにされているような文章が見受けられますが
陽虚は、いきなり出てきません。
ですから少し違うと思います。

気虚は気虚です。
気不足から来る消耗性の主症状です。

ただし気虚は進みますと陽虚となりますので
心も陽虚としての症状が出てきます。

もともと虚弱体質の方で心臓の循環障害を起こしやすくなります。
年をとりましても出てきますが
慢性病がある場合や、精神的素因もあるようです。
後中枢神経系の興奮性が落ちたりします。

泣き笑いという激しい精神の不安定が心の病にはありますが
どちらかというと静かですね。

ところで陽虚タイプの患者さんには特有の副症があります。
それは痰飲といわれるものです。
体が冷えやすい人には出やすいものなんですが
これがありますと物が動きにくくなるということが出てきます。
心臓ですので循環障害となります。
陽虚ですので手足が冷たくなる人もいます。
だいたいが全身が衰弱してきます。
病を陰病と陽病に分類しますと
陰病と考えます。

心臓そのもので、よく罹患する俗にいうところの各種の心臓病も
結構これが原因で出てくることが多いようです。


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