あすなろ経絡指圧療院 鳳本通商店街

指圧とわかりやすい東洋医学の話

実に細かい病の観察でしょ。

2012-07-15 14:45:30 | Weblog
最新の東洋医学の話題も含めたあすなろニュースレター最新号
今 発行しています。
今回は福・福寄席次回8月25日(土)に
ご出演いただく若手落語家お二人の師匠を
さらっとご紹介しています。
あすなろのドアポケットからご自由にお取りください。

{明日のために今日経絡指圧}


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   ≪東洋哲学と医学から見た人間≫


「鍼灸や指圧」の話に入ってますが
“辨証と治療”というお話です。


   8. 違った視点で病気を診る

東洋医学の診察法から診断、治療に至るまでの
現代医学的発想にはまったくない
独特なプロセスを辿る辨証論治(べんしょうろんじ)のお話です。

さて“臓腑辨証”に入っています。
より具体的なお話をしてみたいと思っていますが
この項目では経絡や治療に関する話はしていません。

本日は『肝陽虚』です。
以前取り上げた『肝気虚』とは少し違います。

肝気虚はとにかく肝の気が不足したものですから
疲れやすいとか眼がかすむなどの症状が出ていました(ブログ参照)
治療方針は気を増やして疏泄作用を高める(気を全身にめぐらせる)という
目的の治療が中心になります。

肝の陽虚は、肝気虚の症状に冷えが加わった状態と考えてください。
こちらのほうが少し複雑です。
それと陽虚とあるとおり+体が冷えるというキーワードがつきます。

元来気もには陽気が多いとされています。
気血を全身にめぐらせるわけですから
当然冷えていたら困りますよね。
でも案外この種の患者さんがいます。

肝の気虚の症状にくわえて
手足の冷え、クーラーを嫌うとなりますので
私たちは『肝の陽虚証』として治療することになります。

診断所見としては舌の色が白っぽい~苔白といわれる現象。
あるいは全体に淡色(このあたりは患者さんご自身でも診察できますね)。
それと手首の脉は弱いです。


あすなろ経絡指圧~電話:072-271-6551。
〒593-8324
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