往復7時間のハロン湾ツアー。
途中の渋滞もあって、ハノイ市内に着くのが予想外に遅くなってしまった。
長時間のバスの移動で、家族はみんなヘトヘトだった。
ツアー会社のバスは、ホテルまで送り届けてくれることになっていたが、
ホテルに戻ってから食事に出かけると、更に遅くなってしまう。
それに、部屋に入った途端、みんなリラックスモードになって、
もう外に出たくなくなるだろうから、
このまま直接、レストランで降ろしてもらうことにした。
今夜は「きのこ鍋」がおいしいと評判のASHIMA
前日のブラザーズ・カフェと同様、
ここも夫が会社同僚から教えてもらっのだそうだ。
まず最初に、ベースになるスープを選ぶ。
クコの実や高麗人参の入った薬膳スープと
肉類の食べられない義母のためにベジタブルスープの二種類をオーダー。
それから中に入れるキノコ類を選ぶ。
日本で定番のエノキ、シメジ、シイタケはもちろん、
初めてお目にかかる珍しいキノコも頼んでみた。
鍋に入れたり、つけ分けたりするのは
全部お店の女の子がやってくれる。
コリアンダーは家族に不人気なので、
全部私のところに集合。(笑)
このままでも充分おいしいが、
画像の右上の方に薬味が入った小さな器があるのがわかるだろうか。
唐辛子・香草・胡麻・ニンニクなどが合わさっているのだが、
スープを少し注ぎ混ぜ、つけだれにして食べるのも、またおいしい。
↑松茸も頼んでみた。ちゃんと香りがしたのでうれしかった~♪
もうお腹がいっぱい。
でも、鍋っていえば、〆のアレがないと!
キノコのエキスがいっぱい出ているスープに
麺を入れていただく。
夫がメニューを指さして頼んでいたので
何麺か分からないけど、
色から判断して、多分米麺だろう。
ASHIMAはフレンチビラを改造したお店。
市内の建物はどれも間口が狭い。
そのため、店は奥には長いが幅が狭く、
テーブルとイスを置くと、真ん中に一人通れるだけのスペースしかない。
私たちの隣のテーブルには
ベトナム人男女のグループが座っていた。
非常に騒がしい・・・・・。
私たちが会話しようと思っても、彼らの話し声と笑い声に消し去られてしまう。
オーダーするのにも一苦労だ。
おまけに、鍋をつついてビールを飲んで、腹が膨れたのであろうか、
みんなイスにデーンと反っくり返って座っている。
私たちが座っているイスの背もたれにぶつかりそうになるくらいだ。
狭い店内なんだから、お互いに気を遣って
ちょっとイス引いて座りましょう、なんてことは思わないらしい。
お店の女の子がキノコの入った大皿を運んでいるのに、
イスを引くのは私たちの方ばかり。
彼らは微動だにしない。
夫が教えてくれた。
「あの男の人たち若いけど、お金持ちなんだよ。
こういうレストランに来られるっていうだけでもわかる。
それから、奴らみんなお腹が出てるだろ。
ベトナム人は痩せてる人が多いけど、痩せてるとモテないんだって。
彼らみたいに、『ちょっとお腹が出てる人』がモテるんだ。
お腹が出てるとお金があるって見なされるからなんだ。
だから、ああやって若い女の子をお店に連れてきてるんだ。」
うーん、そういうことを聞くとちょっと複雑だわ。
あなたは「ちょっと」どころか「随分」お腹が出てるから、
すなわち「お金がたくさんある」モテ派に属するってことでしょ。
隣のテーブルのお客に自分たちの会話を遮られ
ちょっと苛ついていた私たち。
すると、お調子者の長男が突然手を挙げてこう提案した。
「あのさ、やつらに対抗して、俺たちも大声で会話して
あちらが会話できないようにしようぜ!」
あはは!さすが長男。君のそういう明るいところが好きだよ。
よし、じゃあ~こっからは、遠慮しないで大きな声で話そう!
そう決意したところで、お隣さんはお開きに~。
食べ散らかしたテーブルと四方八方に散らばったイスを残し、
彼らはガヤガヤと帰っていた。
お店には一気に静寂が戻った・・・・・。
私たちも〆の麺が終わり、
デザートのフルーツが運ばれてきた。
出てきたのは、スイカ・・・・
まただ・・・・。
食べられないんだってば!
デザートも食べ終わり、お会計をする。
夫はベトナム語で店員に「お会計。」と声を掛けた。
2月に赴任してまだ3ヶ月しか経っていないのに、
日常で使うベトナム語は少しなら話せるようになっている夫。
「毎日会社で『ベトナム語3文会話』っていうのを
ローカル社員の前ですることにしてるんだ。
自分で三つ文章を考える。結構大変だよ。
みんなそれを聞いてクスクス笑うんだよ~。
違う違うって!
特に声調が難しい。何回も直される。」
ふーん、がんばってるんだね。
「会社の人の中には、ホントに上手に話す人もいるんだよ。
おもしろいのはさ、ベトナム人の社員が、
『あ~あの人、とても上手です。でも、あの人のベトナム語、
女言葉です。』
って、言うんだ。
要するに、ベトナム人のおねいさんと仲良くなって、
おねいさんと会話するから上手になったってわけ。」
そうかー。
それを聞いてますます心配だわ。
今度あなたに会った時、前回よりもっともっと流暢にベトナム語を話していたら
あなたもベトナム人のおねいさんとお友達になっているかもしれないってことでしょ。
でも、一つ問題がある。
あなたの話すベトナム語が、
女言葉か男言葉か、私には判断できないってことよ!
途中の渋滞もあって、ハノイ市内に着くのが予想外に遅くなってしまった。
長時間のバスの移動で、家族はみんなヘトヘトだった。
ツアー会社のバスは、ホテルまで送り届けてくれることになっていたが、
ホテルに戻ってから食事に出かけると、更に遅くなってしまう。
それに、部屋に入った途端、みんなリラックスモードになって、
もう外に出たくなくなるだろうから、
このまま直接、レストランで降ろしてもらうことにした。
今夜は「きのこ鍋」がおいしいと評判のASHIMA
前日のブラザーズ・カフェと同様、
ここも夫が会社同僚から教えてもらっのだそうだ。
まず最初に、ベースになるスープを選ぶ。
クコの実や高麗人参の入った薬膳スープと
肉類の食べられない義母のためにベジタブルスープの二種類をオーダー。
それから中に入れるキノコ類を選ぶ。
日本で定番のエノキ、シメジ、シイタケはもちろん、
初めてお目にかかる珍しいキノコも頼んでみた。
鍋に入れたり、つけ分けたりするのは
全部お店の女の子がやってくれる。
コリアンダーは家族に不人気なので、
全部私のところに集合。(笑)
このままでも充分おいしいが、
画像の右上の方に薬味が入った小さな器があるのがわかるだろうか。
唐辛子・香草・胡麻・ニンニクなどが合わさっているのだが、
スープを少し注ぎ混ぜ、つけだれにして食べるのも、またおいしい。
↑松茸も頼んでみた。ちゃんと香りがしたのでうれしかった~♪
もうお腹がいっぱい。
でも、鍋っていえば、〆のアレがないと!
キノコのエキスがいっぱい出ているスープに
麺を入れていただく。
夫がメニューを指さして頼んでいたので
何麺か分からないけど、
色から判断して、多分米麺だろう。
ASHIMAはフレンチビラを改造したお店。
市内の建物はどれも間口が狭い。
そのため、店は奥には長いが幅が狭く、
テーブルとイスを置くと、真ん中に一人通れるだけのスペースしかない。
私たちの隣のテーブルには
ベトナム人男女のグループが座っていた。
非常に騒がしい・・・・・。
私たちが会話しようと思っても、彼らの話し声と笑い声に消し去られてしまう。
オーダーするのにも一苦労だ。
おまけに、鍋をつついてビールを飲んで、腹が膨れたのであろうか、
みんなイスにデーンと反っくり返って座っている。
私たちが座っているイスの背もたれにぶつかりそうになるくらいだ。
狭い店内なんだから、お互いに気を遣って
ちょっとイス引いて座りましょう、なんてことは思わないらしい。
お店の女の子がキノコの入った大皿を運んでいるのに、
イスを引くのは私たちの方ばかり。
彼らは微動だにしない。
夫が教えてくれた。
「あの男の人たち若いけど、お金持ちなんだよ。
こういうレストランに来られるっていうだけでもわかる。
それから、奴らみんなお腹が出てるだろ。
ベトナム人は痩せてる人が多いけど、痩せてるとモテないんだって。
彼らみたいに、『ちょっとお腹が出てる人』がモテるんだ。
お腹が出てるとお金があるって見なされるからなんだ。
だから、ああやって若い女の子をお店に連れてきてるんだ。」
うーん、そういうことを聞くとちょっと複雑だわ。
あなたは「ちょっと」どころか「随分」お腹が出てるから、
すなわち「お金がたくさんある」モテ派に属するってことでしょ。
隣のテーブルのお客に自分たちの会話を遮られ
ちょっと苛ついていた私たち。
すると、お調子者の長男が突然手を挙げてこう提案した。
「あのさ、やつらに対抗して、俺たちも大声で会話して
あちらが会話できないようにしようぜ!」
あはは!さすが長男。君のそういう明るいところが好きだよ。
よし、じゃあ~こっからは、遠慮しないで大きな声で話そう!
そう決意したところで、お隣さんはお開きに~。
食べ散らかしたテーブルと四方八方に散らばったイスを残し、
彼らはガヤガヤと帰っていた。
お店には一気に静寂が戻った・・・・・。
私たちも〆の麺が終わり、
デザートのフルーツが運ばれてきた。
出てきたのは、スイカ・・・・
まただ・・・・。
食べられないんだってば!
デザートも食べ終わり、お会計をする。
夫はベトナム語で店員に「お会計。」と声を掛けた。
2月に赴任してまだ3ヶ月しか経っていないのに、
日常で使うベトナム語は少しなら話せるようになっている夫。
「毎日会社で『ベトナム語3文会話』っていうのを
ローカル社員の前ですることにしてるんだ。
自分で三つ文章を考える。結構大変だよ。
みんなそれを聞いてクスクス笑うんだよ~。
違う違うって!
特に声調が難しい。何回も直される。」
ふーん、がんばってるんだね。
「会社の人の中には、ホントに上手に話す人もいるんだよ。
おもしろいのはさ、ベトナム人の社員が、
『あ~あの人、とても上手です。でも、あの人のベトナム語、
女言葉です。』
って、言うんだ。
要するに、ベトナム人のおねいさんと仲良くなって、
おねいさんと会話するから上手になったってわけ。」
そうかー。
それを聞いてますます心配だわ。
今度あなたに会った時、前回よりもっともっと流暢にベトナム語を話していたら
あなたもベトナム人のおねいさんとお友達になっているかもしれないってことでしょ。
でも、一つ問題がある。
あなたの話すベトナム語が、
女言葉か男言葉か、私には判断できないってことよ!