肩の凝らないスローライフ

ようこそtenchanワールドへ。「一日一笑」をモットーに・・・日常生活の小さなことを笑いに変えるtenchanの雑記帳

越南旅行記⑦ ちょっと疲れ気味・・・・ナイトツアー&水上人形劇

2010-06-14 13:07:40 | 旅行
飲茶をいただいて、すっかり寛ぎ体勢になった家族だが、
今夜はまだ予定がある。

ハノイナイトツアーに出かけるのだ。

夜のハノイ市内を探索し、
レストランで食事後、
ベトナムの伝統芸能、タンロン水上人形劇を観る。


体調不良で飲茶をパスした長男だが、
少し休んで楽になったので、一緒に行くという。


昼間も活気に溢れた街だが、
夜はまた違った様子を見せる。



歩道にまで商品を並べるのがベトナム流



フォーのお店。
道端で調理し、道端で食べる。



夜でもこうやって野菜を売っているところもある。



アオザイのお店


ガイドさんのあとについて、置いてきぼりにならないようみんな必死に歩く。

信号機はあるにはあるが、あまり意味をなさないので、
個人の判断で通りを渡る。

車は右側通行なので、まず歩道の縁に立って左側を見る
車の流れに少しでも切れ目があれば、
道路に半歩踏み出す。
その時にドライバーとアイコンタクトするのを忘れてはいけない。
向こうがこっちに気付き、徐行する。
それを見て、周りのバイクもクラクションをならしつつスローダウンする。

このときがチャンスだ。

ガイドさんは後ろを振り返り、
「ミナサン、ツイテキテクダサイ。」
と叫び、渡るよう促す。

道路の真ん中まで来たら、今度は右側を見る。
そしてまた車の切れ目を見つけ、
運転手と目線を合わせ、踏みだし、バイクが減速する間に慎重に渡りきる。


・・・・ということを、四つ辻ごとに繰り返す。


道を横断するたびに、義父の歩みが遅くなってきた。
ストップ&ゴーの慣れぬ歩き方で、持病の腰痛が悪化したらしい。
長男と次男がさっと義父に近寄り、両側から支えた。
二人にの肩を借り、しばらくはなんとか歩いてもらっていたが、
これ以上みんなについていくのは限界だった。

ナイトツアーの行程はまだ半分くらい残っている。

するとガイドさんが機転を利かせてくれた。

「ワタシ、シリアイニ シクロ ノ ウンテンシュサン イマス。
イマ、デンワシテ、キテ モライマス。
オジイサン、ソレニノッテ、レストラン、サキニ イッテクダサイ。」

義父は迎えに来たシクロに乗って、
後で食事に行くレストランまで乗せていってもらった。




絹製品を扱うお店でお土産に良さそうなものを選んだり、



民芸品を売るお店を覗いてみた




狭い暗い路地を通り抜けたりして
ようやくレストランに到着。

先に来ていた義父は、タイガービールを飲んでいた。


今夜の食事は、



魚の天ぷらのようなものを



ハーブや野菜と



米麺と一緒に



生春巻きに巻いて甘酸っぱいタレに漬けて食べる料理。

この生春巻きは、とても薄っぺらで、
乾燥した状態で一枚ずつ袋に入れてある。
魚と野菜を包むと、その水分でしっとりしてくるのだ。
生春巻きっていうと、都度水に濡らして包むっていうイメージがあったが
これは簡単だ。



ふと見ると、長男の様子がおかしい。
顔に血の気がない。

どうしたの?

「ダメ・・・・。
埃っぽくて暑い中歩き回って、ちょっとバテた。
お腹すいてんだけど、今食べるとヤバくなりそう。」

あー。せっかく来たのにまた食べられないの・・・・。
可哀想だけど、そうね、ここはグッと我慢して食べないほうがいいわ。

温かいお茶をもらって飲むことにする。


食事が終わると、今度は水上人形劇。

だが、義父と長男はタクシーで一足先にホテルに戻ることにした。


水上人形劇っていうから、
屋外でやるのかと思っていたら、



こんなビルの中に



こんなステージがあって
水を張ったプールみたいなところで
人形を操るのだった。

観劇中は撮影禁止ということなので、
画像はありません。


夜8時を回っているのに、席は満席。


世界各国から旅行者が来ている。
もちろん、日本からの団体さんもいる。

残念だったのは、
ある民族(現在万博開催中のあの国)の団体の方達のマナーが悪かったこと。
まだ始まっていないからいいとはいうものも、
前の方の席だというのに、いつまでも立ち上がったままで、
ペチャクチャしゃべっている。
世界的な常識から言うと、
普通、真ん真ん中に立ってお友達と会話はしないのである。
隣りに座っていたヨーロッパ系のおじさんが
呆れながら肩をすぼめて首を振っていた。

劇が終わってホテルに帰ると10時を過ぎていた。

密度の濃い日程で、
家族の疲労もピークに達している。

なんだかんだ言って、明日はもう最終日。
頑張ろう!



この日食事をしたレストランのことを詳しく紹介しないのは何故かって?
その理由は次回に述べることにする。