肩の凝らないスローライフ

ようこそtenchanワールドへ。「一日一笑」をモットーに・・・日常生活の小さなことを笑いに変えるtenchanの雑記帳

調査書という名の束縛

2009-02-20 13:02:31 | 受験ネタ
引き続き、岐阜県公立高校の受験ネタです。

いつものようにtenchanの個人的意見で批判しますので
教育関係者の方は不快な思いをされるかもしれません。

昨日、特色化選抜の合格発表が行われました。
定員の20%の生徒が、一足早い「春」を迎えました。

残りの80%の人は
1ヶ月後の「一般選抜」に向けて
心新たに気を引き締めて、頑張るわけです。

さて、この「一般選抜」では
当日の「学力試験」と
中学校から出される「調査書」=学校の成績表
によって、合否を決められます。

この学校はテスト○点、調査書○点で合格、
などというデータがバッチリ出ていて、
受験する上での大切な基準になっているのです。

この「調査書」、
私たちの時代には「内申書」と呼ばれていました。

5段階評価の1~5で点数が付けられる、あれです。
9科目ありますから、最高点が45ですね。

ところが、この評定というのがくせ者で、
成績をつける先生も苦労するんだろうけれど、
生徒や親側には点を付ける基準がよくわからない、というのが実情なのです。

先生方曰く、
「評定は

定期テスト、実力テストの点数だけではつけません。

漢字テスト、単語テストなどの小テスト

授業態度

ノートの書き方

提出物を期限までに出したかどうか

いろんなことを総合的に見て

判断します。

というのです。

極端な話、たとえ定期テストで100点を取ったとしても、
授業態度が悪ければ「5」はもらえないということです。

逆に、テストが悪い点数でも、
ノートをきれいに書き、発言を積極的にして、提出物もきちんと出していれば
「5」をもらえるということになります。

そして、
これは・・・・もう一度強調します・・・・私の独断的意見ですが

男の子は全体的に評定が悪くなる傾向がある

のです。

テストの点が良くて、
ノートをきれいに書いて、
授業中によく発言をし、
私語を慎み、
音楽の時間には大声で歌って、
提出物を期限までにちゃんと出す・・・・

そういう男の子は世の中にあまりいないような気がします。
(我が息子達も悲しいかな、出来ていません。)

息子の友達でも
模擬試験の点数はずば抜けていいのに、
評定が悪いために、
志望校を一つ下げて受験したり、
公立高校に見切りをつけて、県外の私立校を受験した子がいます。

さらに、子供達にとって辛いのは
この評定は

中学の3年間の成績が全て提出される

ということです。

中学に入ったその瞬間から
高校受験に向けて
「調査書」の点数を少しでも良くするために、
日々努力をしなければならないのです。

学期ごとにもらってくる成績表をみて
どこの親も
「全部で何点」
だったか素早く足します。

上がっていれば喜び、
下がっていれば
「何で下がったの?
授業中におしゃべりでもしてたんでしょ。
ノートはちゃんと出したの!」
と、矢継ぎ早に口撃する母。
それを聞いてウンザリする息子・・・・

↑どこの家の話?
うちの話です。