定説が覆りつつ認知症原因

認知症というと、脳にアミロイドベ
ータ蛋白質が沈着し、脳神経細胞が
変化、脱落するためというのが定説
であった。

ところが、昨年の7月、医学誌≪ラ
ンセット》に、認知症のリスク要因
の３５％は予防できるとの英学者の
論文を載せて注目を集めた。

それによると、１中年期聴力低下
９％、２中等教育の未終了８％、
喫煙５％、３うつ４％、４運動不足
５社会的孤立２％、７高血圧２％、
８肥満１％、９糖尿病１％。

筆者の田辺功さんは世界の研究者
がアミロイド説に固執してきたこ
とが、認知症研究を遅らせた、と
書いている。

まっすぐ、食事に気をつけ、運動
を続ける、お付き合いもする、こ
んな生活習慣を続ければ、３５％
は認知症にかからない。

そうするうち、よい治療法が見つ
かるかもしれない、と田辺さんは
結んでいる。

聴力の低下も認知症に影響か

胃を切った人の情報誌≪アルファ・
クラブ》に、認知症の要因につい
てのニュース・意見が出ていた。

なぜ、認知症になるのか。
有名な医学誌に出た論文によると、
認知症のリスク要因の３５％は予
防できるとのこと。

最も多い要因は中年期の聴力低下、
中等教育の未終了をあげる。

論文をそのまま直訳すると、ごつ
ごつしものになるが、「じいさん、
このごろ耳が遠くなったね」

学校でいい加減に授業受けている
と病気は全て医者任せ、自分で対
策を考えようとしないというのも、
このパターンか。

聴力低下は認知症の要因であるう
つや社会的孤立につながる。

ほかにも喫煙、運動不足、高血圧、
肥満などが挙げられている。

あれ！　全部病気にかからぬため
の「ご注意」ではないか。