シネマトリックス

面白かった映画、つまらなかった映画、見なかった映画は空想で・・今はたまののんびり更新です。

「猿の惑星」・・相方なら自殺ものです

2005-11-26 21:23:52 | Weblog
68年フランクリンJ・シャフナー監督作「猿の惑星」

シリーズものとなった「猿の惑星」の1作目だ。

これはリアルタイムで渋谷のパンテオンで見ました。齢9歳、鑑賞後、怖くなって不眠になりました。

宇宙飛行士チャールトン・へストンは地球から旅立ったが、事故である惑星に不時着。そこは猿類が支配、知能の低い人間が奴隷として牛耳られている星だった。

へストンも他の人間同様、捕らえられるが、ある科学者夫婦(あくまでも猿)に他とは違う知能の高い人間であることを認められる。

すったもんだあった後で、へストンは科学者猿夫婦の助けもあって、人間の女性を伴って馬で海岸線を逃亡していく。

そこで彼が見たもの、海岸の砂に埋っていた巨大なもの・・それは!!

この不気味なラストは強烈な印象!へストンが他の星と思っていたその場所が「地球」、未来の「地球」であった、その衝撃!

猿の惑星にもし行っちまったら・・うちの相方なら、間違いなく自殺していると思う。彼は猿が大嫌いなのだ。チンパンジーやゴリラはまだましだが、ニホンザルを特に嫌悪している。何がいやってニホンザルの「おしり」が許せんのだそうだ。
「おしり」が気持ち悪いんだって・・

私はチンパンジーの子供くらいなら、何とか・・よくテレビに出てくる天才チンプ「パン」君はかわいいですね。

「猿の惑星」シリーズは2作目以降どんどんお粗末になり、お猿顔もメイクではなくマスクをかぶるものになったらしい。

ティム・バートンのリメイク「プラネット・オブ・エイプ」は未見ですが、どうでしょうかね~

どなたか見た方、教えてね




感想を書くのが正直しんどい・・「ミリオンダラー・ベイビー」

2005-11-26 00:24:49 | Weblog
04年クリント・イーストウッド監督作「ミリオンダラー・ベイビー」

主演はヒラリー・スワンク、クリント・イーストウッド、モーガン・フリーマン。

プロのボクサーになりたいヒラリー・スワンクは貧しい家庭の出で、ウエイトレスをしながらイーストウッドが経営するボクシング・ジムに通っている。本当はイーストウッドにコーチしてもらいたいのだが、彼は「女」お断りで、しばらく無視され続ける。

でもこのジムでイーストウッドの手助けをしているモーガン・フリーマンが熱心に練習をする彼女に目をかけ、結局イーストウッドも彼女のコーチを受けざるえなくなる。

厳しい練習に耐えた彼女、もう強い!強い!

破竹の勢いで試合に勝ち続ける!

稼ぎ頭になる彼女、それまで誰にも心を開くことがなかったイーストウッドは、彼女を娘のように思い始める。

いよいよチャンピオン戦に挑む彼女、対戦相手は汚いやり方で知られる超強いやつ。

この戦いが彼女の選手生命を、いや、彼女の人生そのものを大きく変えることになるとは・・

う~ん、見終わったばかりですが、何ともすごい迫力に「気持ちを表現する」ことが難しい。

涙、涙だったという方もいるようだが、私も相方も泣くよりも「全身硬直」に近くなり「ちかれた~~」って感じだ。

この映画のラストの展開は知らないで見た方がいいね。結構ストーリーが出回っているし、自分も当然知っていたので、ちょっと後悔したな。

いくつものテーマを持った重厚な作品だと思います。丁寧なカメラ、あまり音楽を使わずに、あえて乾いた感じで進行させているように思いましたね。

ガソリンスタンドで停めている車の中に座っているスワンクが、近くの車の中にいる犬と戯れているかわいい少女と目が合い、微笑みを交わす印象的なシーンがありましたが、このかわいい少女はモーガン・イーストウッド。そう、クリントの娘様でありました~