シネマトリックス

面白かった映画、つまらなかった映画、見なかった映画は空想で・・今はたまののんびり更新です。

ミア・ファローのエキセントリックぶりが怖い!「ローズマリーの赤ちゃん」

2005-11-22 21:08:32 | Weblog
68年ロマン・ポランスキー監督作「ローズマリーの赤ちゃん」

主演はミア・ファロー、ジョン・カサベテス。ふたりはNYのマンハッタンの古いアパートに引っ越してきた若夫婦。

これは、そうとは気づかないうちに悪魔との間の子供を身ごもった女性を描いている。ミア、ひとりだけが気づかないのだが、まわりは悪魔崇拝者。夫もそのひとりだった(そうだよね、確か)

彼女は日にちがたつうちに、自分の胎内にいる「赤ちゃん」が「何だか普通じゃない」ことに気づき始める。

彼女は本当に悪魔の子を宿したのか、それとも妊娠している女性の心理的な混乱、ヒステリー状態なのか・・

ポランスキーは現実なのか妄想なのか・・っていう世界を描くのが上手だと思う。以前記事にも書いたけどカトリーヌ・ドヌーヴ主演の「反撥」もそう。
若い彼女が少しづつ壊れていく様を描いているけど、部屋の壁から無数に出てくる腕がガシっと彼女をつかんだり・・これは何?これは悪夢?

でもしっかり「殺人」という現実の出来事もからめて描くので、さらにリアルと夢想の境界線がわからなくなる。

この「ローズマリーの赤ちゃん」は最後出産したローズマリーが赤ちゃんの顔を見たところで終わるんだけど、その顔がね・・

う~~ん、あまりはっきり覚えてないんだけど、何か「狼」か「毛むくじゃらの鬼」みたいな・・

映さないほうがよかったんじゃないかしらと思った覚えがある・・

でも、そんな奇妙な赤ん坊なのに、激しい動揺を見せた後すぐに、赤ん坊への愛情を見せたローズマリー・・母性というものは、そんなものなのだろうか・・

これは、何かわけのわからん続編も製作されているようですね。

幼稚園に行くようになったローズマリーの子供とか小学校入学したローズマリーの子供とか・・どっちにしても、何かこっけいだと思いますが・・