テレビの独り占め

父は、もうテレビを独り占めしてしまって、自分の見たい番組しか見ることも無くなって、私がテレビを見ていても消してしまうのです。
私は、どちらかというと、バラエティー番組が好きです。
でも、ドラマ専門の父は、バラエティーなんか好みません。
おまけに情報番組も見ないのです。
どこから情報を仕入れるのだろうか。と、思ったりします。
多分、新聞が穴が開くほど見ることになりそうです。
新聞を読まない私は、情報を仕入れるところがないのです。
もっと、自由にテレビを見れたら。と、思います。

今日は、ビタミンのことをやっている番組がありました。
最後まで見たかったなぁ。と、思いながら、重い腰を上げます。

寝たおすおじいさん

介護施設で、朝行っても寝ているし、昼ご飯のあと寝ている。
今日は、入浴なので、さすがに起きているか、と、思いきや眠っているおじいさんがいました。
「こんなに寝て大丈夫なんだろうか。」と、思うほど寝たおすのです。
きっと、夜中目を覚まし、ランランとしているのが目に浮かびます。

私も同じことが起こっているのです。
時間があると、すぐにコタツにもぐりこんで、ウトウトします。
そのうち、ぐっすり寝て、本当に寝なきゃならない夜中目を覚まします。
悪循環そのものなんです。
わかっているけど、やめられない。

明日は遅出。
朝が楽なんです。
夜はしんどいけど。
楽な朝に、またひと眠りすることになります。
これじゃあ、おじいさんを笑ってられない状態になります。
いつ起きてるんだ。と、母に文句を言われそうです。

暴力

あるおばあさんが、すぐに手を上げる人だったのです。
それを聞いたのが昨日。
できれば、他の施設なり、病院に入ってほしいのです。
手のかかる人なんです。

暴力沙汰を起こす人は、それをある資料に書き込まねばなりません。
それを家族に見せ、警察に報告しないといけないのです。
私は、あまりその人が好きでないので、できれば出ていってほしい。と、思っています。

まあ、私の勤めている施設では、ほとんどの人が認知症を患っていて、「本当にサ高住なのか。」と、思うほど。
私も暴力をふるう人は、初めてなので、自分に降りかかってくるのかどうかわからないのです。
できるなら、私の休みの間に、すべてが終わってほしい。
おばあさんなんで、スタッフには、そんなに力では勝てないはずです。
でも、ご老人同士の場合、変に怪我をする可能性もあります。

私は事なかれ主義なんで、私の目の前では何も起こってほしくはないのです。
できれば、「あの人、警察に連れていかれたわよ。」と聞き、「へえー。」で済みたいのです。
はてさて、どうなるか、見ものなんです。

化粧が取れる

寒暖差アレルギーのある私は、温度が変わると涙目になります。
せっかく化粧をして要っるのに、取れてしまいます。
ティッシュは欠かせないものになります。

寒暖差アレルギーでわかったことは、ある人が、「私、寒暖差アレルギーで困っています。」というのを聞いたときでした。
「それって、私にもある。」になったんです。
夏は、全然関係ないけど、冬になると、暖かい部屋から、寒い部屋に行くと、涙が出ます。
本当につらいことです。
化粧をしている私にとって、このアレルギーは困ります。
目の周りだけ、化粧が取れて、くまが丸見えになります。
早く、暖かくなってほしい。と、思っています。

元気のないおばあさん

昨晩、私が介護で担当するおばあさんは熱を出しました。
口では、しっかり応答はできているのですが、本当に元気がないのです。

寝かす前にトイレに連れていくと、軟便をするのです。
せっかくトイレに座らせて、おむつを取る準備をする間に、もう便が出てしまっているのです。
結局、何のためにトイレに座らせたかわからないのです。
おまけに、肌着に便が付き、洗い流すことになります。

四苦八苦しながらパジャマに着替えさせ、歯を磨いて床に就かさないといけません。
もうフラフラなおばあさんは、結構、重いのです。
抱き上げて、お布団まで連れていき、寝かしたんですが、もう置かれた場所で横になって寝ようとするのです。
「ちゃんと枕のところに頭をのせて。」と言っても、もう無理。
一瞬、コールで人を呼ぼうか、とも思ったんですが、みんな忙しいのです。
何が何でも、寝かしつけて、そのまま電気を消して、部屋をあとにしました。

「もしかして、死んでしまっていたら、どうしょう。」と、思ったんですが、人間って、そんなに簡単に死ぬわけではないのです。
熱ごときで、死んでいたら、世の中の人は、だいぶ減ってしまいます。
今日は、私は会社を休みました。
明日容態を聞いて、ホッとするか、青ざめるか、ちょっと心配。
もう９０代のおばあさんなんで、「怖いなぁ。」と、思います。