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■ 西川温泉 「湯の郷 湯西川観光センター」



<西川温泉「湯の郷 湯西川観光センター」> (日光市(旧 栗山村)西川478-1、9:00~21:00、無休、500円、0288-78-1222)
紹介ページ(野岩鉄道)

旧栗山村西川地区にあった「西川公民館」は温泉マニアのあいだに数々の名湯伝説を残しつつ、湯西川ダムの建設にともない2005年8月末をもってその幕を閉じました。
そこと同じ源泉を引湯し、2006/8/18あらたにオープンしたこの温泉施設は、野岩鉄道「湯西川温泉」駅に隣接する「道の駅」内に新設されたもの。


【写真 上(左)】 建物前の足湯
【写真 下(右)】 ロビー

大規模な道の駅の2階にあって、意匠的にいろいろ凝っているところもありますが、どうしてもセンター系イメージが抜けきれていません。
時間によってはけっこう空いているという事前情報がありましたが、連休17時で2-6人とやっぱり空いていました。


【写真 上(左)】 エントランス
【写真 下(右)】 館内

廊下の奥に女湯、その手前に男湯。
脱衣所はさして広くなく、団体が入ったらきびしいのでは?
浴場は内湯(造12人以上)、露天(造7-8人)の2槽とシンプル。
内湯は湯気がもうもうとこもり、軒下タイプの露天は曇りガラスの塀が高くて展望はありません。
カランセパ式7、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。


【写真 上(左)】 内湯
【写真 下(右)】 露天

内湯は、木?の湯口からかなりの量を投入ですが、排湯は確認しわすれました。
露天は、木の湯口から投入で切欠からザンザコの流し出し。
お湯の感じからして、かけ流しかそれに近い湯づかいかと思います。

お湯は両槽とも適温で、ほぼ無色透明。
こまかな気泡がただよい、いちばんお湯の鮮度を感じた内湯湯口のそばでは、わずかにアワつきもあったと思いますが、「公民館」にあった細かな黒い湯の花はみあたりませんでした。
微塩味弱重曹味+微たまご味にイオウ系の弱たまご臭。
たまご臭は湯口で明瞭、湯面でもわずかながら香るのは立派。
弱とろみとヌル(ツル)すべが混じり合う湯ざわりは「公民館」と同系であたたまりも強くやはり力のあるお湯です。


【写真 上(左)】 露天の湯口
【写真 下(右)】 貯湯施設?

「道の駅」のお湯としてはそうとうにレベルが高く、正直、引湯でよくぞここまで鮮度感とイオウ気をキープしたものだと感心するほどのお湯です。
それでも名湯「西川公民館」のお湯を知っていると、どうしても評価が辛くなってしまうのはいたしかたないところか・・・。

それにしてもこの空き方はどうなのかな?
駅よこ、道の駅、センター系、岩盤浴と人気の要素をいくつももっているお湯にしてはあまりに空いています。
昼間寄ったときはPが満車になるくらい賑わっていましたが、そのうちどのくらいが入浴してたんだろう?


【写真 上(左)】 夜の足湯
【写真 下(右)】 足湯の湯口

施設の前に足湯があり、これもかけ流しと思われる質の高いものなので、これに浸かったらそれで満足してしまうのかも・・・?
立地的に鬼怒川・川治の奥だし、ここを通る観光客の多くは湯西川温泉の宿泊客なので、「わざわざここで温泉入らなくてもいいよ~」状態なのかもしれません。

R121会津西街道から少し引き込んでいるものの、R121の走行客をどれだけ引き込めるかが集客のポイントとなるような気がします。

アルカリ性単純温泉(Na-HCO3・(CO3)型) 41.7℃、pH=9.2、400.2L/min掘削揚湯、成分総計=0.201g/kg、Na^+=42.4mg/kg (86.47mval%)、Fe^2+=1.5、F^-=8.1 (17.70)、Cl^-=3.8 (4.45)、HS^-=0.4、HCO_3^-=59.2 (40.21)、CO_3^2-=16.2 (22.41)、BO_2^-=10.0、陽イオン計=48.6 (2.13mval)、陰イオン計=103.1 (2.41mval)、メタけい酸=49.5 <H9.7.15分析> (源泉名:市有西川源泉)

※ 分析書データは、「公民館」に掲示されていたものと同じでした。

<温泉利用掲示> 加温:あり

〔 2009年1月3日レポ 〕
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