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■ 新木鉱泉 「新木鉱泉旅館」 〔 Pick Up温泉 〕



<新木鉱泉「新木鉱泉旅館」> (秩父市山田1538、12:00~21:00、900円、0494-23-2641)
オフィシャルHP

秩父市街の北東、横瀬町との境にちかいあたりにはいくつかの鉱泉があって、高篠温泉郷と呼ばれます。
札所四番金昌寺にほど近い秩父を代表するこの15室の老舗旅館はそのなかの一湯で、これまで幾度となく入っている近場のお気に入りです。
文政十年のむかし、初代おきくばあさんが鎮守様(恒時神社)のお導きで発見したという古いお湯で、「御代の湯」ともいわれ「秩父七湯」のひとつとされます。
木造民芸調の重厚な建物は風情があり、館内もしっとりと落ち着いた雰囲気。


【写真 上(左)】 高篠温泉郷の看板
【写真 下(右)】 玄関

別棟の浴室は、内湯(木枠石貼7.8人、ジェット3付)、源泉槽(樽造1人、水風呂)、サウナ、露天(木造円形2.3人)、小露天×2(木造各1人)と多彩。こぢんまりとした蔵造り風の浴室は独特の趣があります。


【写真 上(左)】 帳場
【写真 下(右)】 浴場入口

露天は木塀に囲まれていますが、風通しよく、隙間から畑が見えてのどか。
カラン8、シャンプー、ドライヤーあり。土曜18時で男湯4~2人と空いていました。


【写真 上(左)】 休憩所
【写真 下(右)】 浴室入口


【写真 上(左)】 脱衣所
【写真 下(右)】 内湯

”卵水”といわれるお湯は青みがかって薄く白濁。甘いイオウ臭と燻したような臭いが混ざった独特の温泉臭があります。
源泉槽以外は槽内注吸湯ありでオーバーフローなく、たぶん循環ですがカルキ臭はなし。アルカリ性と重曹系のツルすべが明瞭で、湯あがりさっぱりの典型的な美人の湯です。
ただ、日によってコンディションの差が大きいのが難かな。


【写真 上(左)】 内湯の湯口
【写真 下(右)】 露天

ここのおすすめはやはり源泉槽かと。コックをひねって冷たい源泉を自分で溜めます。Maxで5~10L/min程度の供給量ですが、浴槽が小さいので、すぐオーバーフローします。
甘いイオウ臭とたまご味がある投入口にはコップがあって飲泉もできます。


【写真 上(左)】 源泉水風呂
【写真 下(右)】 分析書

この日はとくにコンディションがよく、内湯の湯口からもときおりイオウ臭香るぬる湯(源泉か?)を投入していました。う~ん、入り心地のすこぶるいい内湯でこれは快適。

やはり秩父屈指の良泉かと思いますが、このところマスコミ露出度も高くてけっこう混むようです。宿泊客で混み合う15~18時くらいは避けた方がベターかも。
当日も満室でしたが、宿泊客宴会中の18時過ぎに突入したので、ゆったり入れました。

なお、これまで昭和38年の分析書しか見あたりませんでしたが、平成17年1月に分析がなされ、総硫黄6.1mg/kgの堂々たる硫黄泉であることが証明されています。

単純硫黄冷鉱泉(Na-HCO3型)
14.8℃、pH=9.4、8.5L/min自然湧出、成分総計=0.599g/kg、Na^+=156.1mg/kg (94.83mval%)、Cl^-=17.1、OH^-=0.3、HS^-=6.1、チオ硫酸イオン<0.1、SO_4^2-=56.5 (16.50)、HCO_3^-=295.6 (67.69)、CO_3^2-=7.1、陽イオン計=161.9 (7.16mval)、陰イオン計=391.7 (7.15mval)、硫化水素=<0.1 <H.17.1.14分析> (源泉名:新木鉱泉) 〔 2003年7月21日レポに加筆・修正 〕

一郷一会・関東周辺100名湯プロジェクト

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<「新木鉱泉」>(埼玉県秩父市、時間要問合せ、900円、0494-23-2641)

秩父札所四番金昌寺にもほど近い秩父を代表する老舗の湯宿。「御代の湯」ともいわれ「秩父七湯」の一つです。
秩父に通っていた時期があり、「満願の湯」「丸山鉱泉」とともにホントによく行きました。
木造民芸調の重厚な建物は、住宅地&畑の中にあるのにしっとり落ち着いた雰囲気。
別棟の浴室は、内湯(木枠石造7.8人、ジェット付)、源泉槽(樽造1人、水風呂)、サウナ、露天(木造円形2.3人)、小露天×2(木造1人)とけっこう多彩。
広くはないですが趣があります。
露天は木塀に囲まれていますが、隙間から畑がのぞめてのどか。カラン8、シャンプー、ドライヤーあり。土曜18時で男湯独占~5人と空いてました。(独占は初)

”卵水”といわれるお湯は青みがかって薄く白濁。甘いイオウ臭といぶしたような臭いが混ざった独特の温泉臭。源泉槽以外はたぶん循環ですがカルキ臭は皆無。
アルカリと重曹のヌルすべが強く、湯あがりさっぱりの典型的な美人の湯です。

ここのおすすめは源泉槽。コックをひねって冷たい源泉を自分で溜めます。(使用後はコックを止めるのがルール)
投入口では甘いイオウ臭とたまご味があって飲泉もできます。
冷たいのでサウナと交互に入るのが○です。

※分析表掲示はないですが、源泉槽の横に下記のような説明板があります。

含硫黄アルカリ泉? 15.5℃、pH=9.5、11.4L/min、蒸発残留物=45000PPM、ヒドロ炭酸=34400PPM、総硫黄=5.71PPM <S38.11.12分析>

〔 2002年6月3日レポ 〕
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