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クリスマスを垣間見る

2006-12-26 13:43:38 | 身辺のこと・自然
 24日の夕方街へ出たら、普段の日曜日とは違ったにぎわいだった。食料品、家電、薬などの店のレジはどこも並んでいた。本やおもちゃ売り場も見たかったが、そんな余裕はなかった。若者のロックバンド演奏に、大勢の人が立ち止まっていた。
 わたしは25日早朝に家を出た。そのとき木戸口に、黒い大きなビニール袋に何かが入っているものがおかれていた。一瞬怪しさを感じのは、絶え間なく報道される事件が頭を覆っていたせいのようだ。暗闇でそれが何であるかを、確認できないまま、家を後にした。
 
 20日で授業を終えたのだが、その後学生は連日補講をしており、その日もキャンパスで顔見知りの多くの学生に出会った。わたしは会議に出席して家にもどった。

 9時半ごろ駅に降りたら、広い通路ではクリスマスケーキが半額ぐらいで売りさばいていた。コンコースの巨大なクリスマスツリーの撤去作業が始まっていた。2ヵ月近く続いたクリスマス商戦の幕引きでもある。

 早朝に木戸口にあったモノは、1軒置いた隣のゴードンさんからのクリスマスプレゼントだったのだった。時々声を交わす海とふきへ、アメリカのセサミストリートのあるキャラクターの大きなぬいぐるみとメガブロックだった。その日の2日前には、クリスマスの手作りのクッキーをいただいた。
 ゴードンさんの住んでいる家は、1、2年ごとに代わる。これまでの人とは違ってゴードンさんは、細かい心遣いのコミュニケーションをする人である。それに半年もたっていないのに「おはよう」と挨拶を交わすし、訪ねてくるときは「すみません」といってから英語で話し出すのである。
 都市の住宅地であるため、隣近所は名前だけ知っていて挨拶を交わすだけのかかわりである。アメリカ人のゴードンさんとコミュニケーションを、一番楽しむようになった。海とふきが介在しているせいでもあるのだが。

 ところで海とふきへのサンタクロースは、モンスターコレクションワールドとイヌとクマのぬいぐるみであった。子どもが喜ぶ普通のものである。いわゆるポケモンは、そうとう多数の商品があるのだろうが、これまでのものも知らない。コレクションワールドは、まちをつくるため道路、住宅、木などがあり、今後続けようとするとかなりの数のキャラクターを集めることになっていく。
 ちなみにポケモンは、今年合併したタカラトミーの商品である。タカラはリカちゃん人形やチョロキュウが、トミーはプラレールで知られている。おもちゃメーカーは、もともとは零細企業だったが、今はメディアミックスでキャラクターを作り、かつ対象を子どもに限定しないし、グローバル化も含めてしのぎを削る業界になっている。
 今世間で流通しているおもちゃは、子どもの遊びのあり方などとは無関係に、ヒット商品作りに会社の命運をかけているものである。ヨーロッパのとくに北欧のおもちゃが、高額であるが優れている。日本の木を素材にしたおもちゃ制作者のものも優れているが、大掛かりな流通に乗るようになっていないのが残念である。

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