絵本と児童文学

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保育園訪問で聞いたこと

2006-02-19 22:38:04 | 子ども・子育て・保育
 ラジオのNHKFMは、12:15から、いつもの「日曜喫茶室」ではなく、たまにやる特集クラッシックで「ザ・モーツァルト」を、23:00まで続ける。それを聞きながら、机に向かっている。リクエストにそってモーツァルトを聞くのもいいものだ。何人かのゲストの話も興味津々だが、仕事をしながらでは音楽だけになる。(ここで中断して他の仕事をする)
 今終了にさしかかって、リクエストのベスト3を発表した。3位トルコ行進曲(ピアノ)、2位アベベルムコルプ(合唱)、1位アイネクライネナハトムジーク(弦楽)だった。これらの曲は、モーツァルトと意識せずとも学校や日常生活になじんでいるものだ。

■バレンタインデイ
 先日保育園を訪ねたときのことである。4歳児の女の子がわたしの耳元に来て、
「わたしもうちょこあげるひときめてるの」
「うーん、チョコレートを友達に上げるの」
 ニコニコわたしに話しかけたので、それ以上話を展開しなかったが、バレンタインデイが5歳の子どもに浸透しているのにいささか驚いた。大人が考えるような理解はしていないのだが、男女の性別をようやく分かりかけた時期である。バレンタインデイが、それをはっきり理解する機会になっているのかもしれない。
 バレンタインデイの浸透してきた経過を知っているだけに、今やや幼い子どものものになっているとは、改めて文化というのはつくられ内容を変化させて引きつながれていくものだと、考えたのだった。
 もらう側の男の子は、当の子どもより親が喜ぶかもしれない、といったことを思ったのだった。

■窓は窓らしく
 保育室の壁面や窓に、キャラクターの壁面の貼り絵(壁面装飾)で飾っている保育園が多い。ミッフィー、アンパンマン、ノンタン、さてはディズニーもある。さすがにピカチュウやマジレンジャーはない。
 ある保育園では窓に飾りがなかった。園長先生が「窓は窓らしく」ということだった。わたしは窓が、外とのつながりを無意識に子どもにさせる装置であると改めて思った。当たり前のことなのだが、なるほどと思った。そういえばキャラクターの壁面の貼り絵は、なかった。
 ある大都市の保育園では、キャラクターモノを保育園に入れないようにしている、ということを思い出したのだった。

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