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薪ストーブはお風呂のあったかさ

2002-01-04 13:19:32 | 身辺のこと・自然
[24] 薪ストーブはお風呂のあったかさ     (2002年01月04日 (金) 13時19分)

 今朝はこの冬一番の寒さでした。庭に霜柱が立ち、池の端に薄氷が張り魚たちは姿を見せません。この時期は、5時ごろから日の出の7時ごろまでが最も低温になります。
 わが家の室温は、10℃でこの冬最低でした。11月頃は18℃ぐらいでも寒く感じたのが、からだが慣れてきたのでさほどでありません。家が在来軸組工法の建築のため、気密構造優先で造られていません。
 暖房は、関東でも床暖房が標準と聞いて驚いたものでした。名古屋の学生の話では、やはり床暖房とのことです。私は床暖房とせず、いくつかある選択肢から薪ストーブにしました。エアコンと電気ストーブが併用できるようにしていますが、基本は薪です。薪ストーブは、火を見るのを楽しむのに設置すると聞いていますが、わが家は実用的暖房のためです。
 薪ストーブは、薪の確保とそれを切って割る作業が伴います。去年まではのこぎりで切っていましたが、今年からはチェーンソーにしました。薪割りは小学校3年生ぐらいまでやっていた(昔は危険なことを子どもにやらせていた)ので、その勘がよみがえっています。薪がなくなりかけたときは心細くなるので、それをエネルギーに時々半日の作業をします。
 火をつけるのは、昔からの「燕印燐寸」を使いカンナで出た木屑(たきつけとして)に点火します。それが割り箸を燃やし木へと燃え移り、大きな火になっていきます。火力を維持するため、薪をくべるのを20~30分おきぐらい気にしなければなりません。そんな手間のかかることを、私は敢えて選択したのです。この着火から火の維持は、簡単そうなのですが今の所私だけがやっています。
 家族はこの構想に賛成しませんでした。ところが薪ストーブの暖かさが、お風呂へ入ったような暖かさといい、人気がありそばに集まってきます。私は現代的暖房装置より、人の力をこのぐらいかけてもよいと考えたのです。それと大げさですが、エネルギーのことも視野にありました。
 都市の住宅街で薪ストーブを維持するのは、大変です。薪切りなどの作業をする音がでますが、車庫でするため苦情に至るほどではないようです。わが市は薪ストーブが禁止されていない(横浜市は禁止)ものの、近所から煙などの苦情が出るか心配しました。もし苦情が出たら、「昔のいろりの話、煙は燻製に使う、化石燃料でないから大丈夫」といった対応を用意していましたが、何もありませんでした。ストーブがフインランド製で、煙と匂いが出ないような性能のものであるためでしょうか。
 今朝の寒さは、薪ストーブの暖かさを心地よく感じられるよう薪をどんどんくべて、暖を取りました。


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