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戦力外を契約解除に

2016-11-01 16:14:03 | テニス・他のスポーツ
 急に寒くなった。午前中は雨が降り、午後は晴れたのでウォーキングに出かけた。いつもの15時の時間帯は林のそばのベンチに主として高齢女性数人がおしゃべりしているが、姿がなかった。
 林を抜ける道を、男性2人が大掛かりな枯れ葉掃除をしていた。こういう人によってきれいな環境を維持しているんだ、と改めて感謝の気持ちでとおり抜けた。

■ハローウイン
 ニュースでは土曜日から昨日までハロウィーン態勢で渋谷のスクランブル交差点付近を警備に当たったということだ。
 わが市はの駅前とデパートの通路などで数年前からやっているが、先週の日曜日に実施したとのこと。
 この催しはこれからも盛んになりそうだ。今のところコスチュームで仮装することが中心で賑わいを楽しむということがニュースになっている。
 そこでぼくが注目したのは、USJで仮装した人々が一斉にダンスをしていたこと。将来は仮装という日常を脱した自分になってみるというだけではなく、その人たちが集って表現するということに収斂していくのではないか。今のままでは達成感が弱いため、ハプニング、あるいい逸脱を求めるということに行きそうだ。
 祭りのように、地域で硬い人間関係で準備をして成立するのではなく、仮装してここが人ごみの中にいるだけではなく緩やかに表現するという方向が良いのではないか。幾つかの地域でおこなわれている「よさこい」「あわおどり」よりゆるやかに。例えばステージでダンスをする、広場で緩やかにダンスを踊る、といったように。
 今のところ子どもと家庭でのことがニュース話題にならないが、きっとホームパーティなどやっているのだろう。家庭や地域でやっている人の日本的やり方を知りたいものだ。
 もっぱら経済効果という切り口で考えている。いつからか、経済効果という得体のしれないことをもくろむようになったのだろう。

 ぼくがハロウィーンということで思い出すのは、90年前後だっただろうか、アメリカに留学していた日本の高校生が仮装して友達に行こうとして、間違えて別な家の敷地に入ったら銃で撃たれて死んだというニュースだ。アメリカの銃所持自由な社会の危険性で衝撃を受けた。両親はアメリカへ行って銃規制を訴えた。銃所持とそれに伴う射殺事件は収まらない。オバマ大統領も銃規制に法律を変えられない。銃は建国からの権利としているアメリカにとって、産業でもあるし。
 7~8年前だろうかわが家1建置いた隣にアメリカ人が住んでいて、その人がわが家の隣に住んでいる孫に対して本格的なハロウィーンを教えてくれたのだった。本物のかぼちゃといくつかのグッズが庭におかれていた。そしてハロウィーンの翌朝、アメリカのお菓子をたくさん袋に入れたものが置かれていた。そのお菓子の味がこれまで味わったことのないもので、アメリカを感じたのだった。そして子ども含めた家庭行事なのだ、と思ったものだ。

■戦力外を契約解除に
 プロ野球の各球団は、来年のチーム編成をやりだしている。引退、移籍というほかに戦力外選手になる人がいる。確かに球団のチーム編成の立場からすれば、戦力外であろう。戦勅外とは一般的には「馘首(首切り)」であり「免職」「解雇」である。
 ところで野球選手は一般的には契約による年俸制で雇用関係が結ばれている。選手は高度な専門性を持っている自営業であり球団とは契約関係にあるはずだ。とすると球団と選手ともに良い言葉は「契約解除」ではないだろうか。
 契約解除とは、多くの選手にとって過酷な現実をそらしたり和らげる言葉のトリックではなく、人権を尊重する言葉としてである。戦力外を受ける選手は、実際は過酷な現実であるが人間としての誇りを失わずセカンドキャリアに向けられる言葉になるのではないか、と思うのである。


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