Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

エリック・ベネイinTokyo2/19/'09

2009-02-20 10:42:39 | Eric Benet Live in Japan Feb. 2009
昨夜は指定席、DXシートカウンターLの真ん中の席。
したがって5時半の点呼の時間に行かずに、開演15分前の入場でもOK。
ビルボード東京のパンフに「4Fステージ真正面に位置し、
アングル、音響共に最高のシチュエーション」
と記載されているが、まさにその通り。
着座すると、正面には六本木の夜景が美しい。

お店のサービスも自由席よりワンランクアップ
夫とは6時に座席での待ち合わせ。
これもエントランスで立って待つのと違い、ゆとりがある。
お席に着くと椅子を引いてくれ、暖かいお絞りが渡される。
テーブルも椅子も後ろの空間も広く取ってあり、寛げる。
セッティングも違っていた。
テーブルナプキンが置かれ、昨日は割り箸だったのが、
ここでは金属と木製のスタイリッシュなお箸。
係りの人も数人、目を配ってくれていて、
ちょっと回りを見回すと、
「何かお入り用ですか?」と来てくれる。

さて、テーブルチェックが終わったので、
今度はマンウォッチング。
自由席と違い、この辺りの席の人は、
エリック・ベネイのファンというよりもデート、
というよりも、もうちょっと怪しい関係風。
実は男性と二人で来ていた隣の女性、
ショウの間も全く関係ない話を大声でしたり、笑ったり。
思わず振り返って眼力で制した
効果はあった。

昨夜は友人が二人観に来る事になった。
若手のクラシックピアニストMK君と彼の叔母様でマネージャーのSさん。
私たちの後にお店に到着したSさんもこの席の眺望に感嘆。
4人で並んでのライブ鑑賞になる。
ステージに登場したエリックに手を振ると、
気付いて微笑み返してくれる。

今日のエリックベネイ、グレーのベルベットジャケット、
同色のストライプのスカーフ、OBAMAと書かれた黒いTシャツ、
カーキのパンツ、そして昨日とは違うスニーカー。
昨日と同じシルバーのブレスレッドとペンダント。
(このブレスレット、ライトに反映して7色に輝く)

セットリストは昨日と同じ。
しかし同じ歌を決して同じには歌わないのが、Eric Benet。
ショウが始まって思った。
ここは確かに音響、ビジュアルともに最高の席。
ゆっくりと歌を聴き、エリックを見つめる事ができる。
しかし、自由席でアーティストに手の届く所で、
共にライブを体感するのも捨て難い。
それぞれ良さがある。

今日は"Love Of My Own"で、ジャケットを脱ぎ、スカーフを取る。
サングラスも"Chocolate Legs"でオフ。

"Weekend Girls"で、私達は用意した光物系でウェーブ。
エリックとデモンテ、笑っている。

係りの人から、「後ろのDXシートDUOの方がいらっしゃるので、
立ち上がらないで下さいね。」と言われていたが、
"Georgy Porgy"は、やはり立って踊らなくちゃ

再登場したエリックも「さあ、みんな立って!」
座席を回り、握手やハグ。
階段を駆け上がって2階まで来ると、"Kissed The Girl"のフレーズで、
私の頬にキス
その後、階段を駆け下りるというより、ジャンプして飛び降りた。
やっぱり鍛えているなぁ。

クラシック音楽がご専門のSさんとクラシックピアニストのMK君。
2007年のエリックベネイの来日の時もいらして下さった。
エリックのNewアルバム、"Love&Life"も聴いて頂いている。
クラシックのプロの方達なので、
マイケル・パウロのサックスが入っていて
サウンド面では厚かった前回のライブと較べて、
どう思われるかと危惧したら、
「今回の方がずっと良かった。」と仰って下さった。
ボーカル中心の今回の方がエリックの声の美しさ、
歌の巧さが際立って感じられたそうだ。
MK君もとても勉強になったと言っていた。

ステージ上には高さのある小さなコーナーテーブルが置かれ、
その上にはペットボトルが用意されている。
MK君、「水を一度も飲みませんでしたね。」
自分もステージで演奏する立場の彼、鋭い観点だ。

私は日本のライブでエリックがパーフォーム中に、
お水を飲むのを見た事が一度もない。
アメリカの屋外ライブでも一度、飲もうとして、
ペットボトルを開け掛けて、止めてそのまま下に下ろした。
自分の展開するショウの流れにそぐわないと思い、
あきらめたのだと思う。
さすがに炎天で退場する来場者もあった昨年の8月、
ワシントンでのスタジアムでのライブは、ペットボトルを手にしている。

その後、エリックの夕食が終わるのを待って、楽屋へ。
MK君の名前を事前に告げてあったのだけれど、
彼の名前は「音楽」そのものなので、
それで不思議に思ったのか、エリックは会うなり名前を確かめていた。
そして、彼がハンガリーで教育を受けたと紹介すると、
今回のアルバム、”Love&Life”に入っている”Iminluvwichoo”で、
デュエットしたLinda Kiralyの事など二人で話していた。

Sさんもずっとアメリカにいらした方で
音楽家のマネージャーをされている立場から、
エリックに疲れてないか等、尋ねている。
「ぜんぜん、もう凄い元気だよ。」とエリック。

グループ写真と一人ずつの写真を撮ったりして別れる。
MK君にエリックは「これからもがんばるんだよ。」とエール。
私達には「また、明日ね!」
エリック・ベネイがMK君に注ぐ優しい眼差しに心温まる一時だった。