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鳴りをひそめた羽毛田会見報道:その真相
おいおい、朝日も読売も各テレビ局もどうしてしまったのだ?
羽毛田宮内庁長官の異様な記者会見の内容で、鳩山・小沢を「ゲスの勘繰り」で攻め立てた勢いはどうなったのだ?
大犯罪を犯した如く騒ぎたてた自民・町村、谷垣、石破はどうした?
テレビ出演、その場の流れに迎合した民主党初め連立の議員達はどうした?
そのすべてが無かったかのように鳴りをひそめた。どうした?どうした?どうなっている?
何と言う事はない、各マスメディアの馬鹿たれ共は「羽毛田のパフォーマンス」にすっかり踊らされ、「天皇制の政治利用」などと騒ぎたてたのだが、日が経つにつれ、その事実関係が焙りだされた。
笑ってしまうが、この経緯に自民党の元大総理元勲と言われた中曽根康弘が絡んでいたということで、もう自民も朝日も読売も真っ青!(笑)出来たら、ここ数日の記事すべてを破棄したいところだろうが、そうもいかない。
まして、この中国習副主席の来日は09年の初めに(勿論自公政権下)中国外務省から日本外務省に打診があった話で、3週間前に降って湧いた話でもない。
当然外務省は宮内庁と綿密な情報交換根回しをしていた筈である。だから羽毛田長官が突然聞いた話等と云う事実はあり得ない。
米国までがG2等と言ってご機嫌を伺う中国要人・次期主席と目される習副首席の扱いは検討しているのが当然だ。つまり根回し段階から、何らかの意図でひと泡吹かせる計画があったと考えるべきだろう。
それが外務省官僚なのか、宮内庁官僚なのか、双方の共謀か、それが重大な問題だ。大袈裟ではなく、これは官僚の政府に対するクーデターの一種だといえる。
折角官僚が仕掛けてくれた反政府行動、使わない手はないであろう。小沢幹事長の激しい羽毛田批判は今後も尾を引き、外務・宮内庁という官僚組織に大ナタが振るわれるチャンスを与えた感じのする「おバカ会見」だった可能性が高い。
羽毛田はそんな話を聞いたのは本当に11月26日だと主張しているが、そんな訳がない。外務省は中国から10月に習副主席の訪日と天皇陛下との会見を望んでいるわけで、外務省が宮内庁に話を通さない筈はない。
もしかすると、羽毛田が聞いたのが11月26日だとすると、どう云う事になるか?外務省が羽毛田を嫌って情報を流さなかった?外務省と宮内庁のパイプが詰まっている?関係官僚すべてがサボタージュしている?それとも全員が脳軟化症になったのか?そんなことはないだろう(笑)
やはり、これは意図的サボタージュ、消極的クーデターの一種と見るべきだろう。その意図が、民主連立政権への嫌がらせなのか、米国勢力への忠誠表明なのか?何せ最近は信頼できる情報源が共同通信のみと云うマスメディア、週刊誌はレア度において情報が古くなるので参考にしにくい。政治コラムと云うモノの難しい部分である。個人的な情報もあるが真贋の見極めがそれはそれで難しい。
しかし、今回の羽毛田事件は彼の個人的行動と解釈するのが最もわかり易いのも事実だ。
天に唾するという言葉があるが、その唾を恭しく受け取り、顔に塗り捲る所業に及んだと云う事になる。ひたすら笑モノな話なのである。
そもそも筆者は当該コラムでも主張しているように、問題の羽毛田なる人物が「天皇を牛耳る存在」だと問題視している。極めて不敬な意志を持った人物であると観察する。
小泉とタッグを組み、米国の要求に嬉々として応える男であり、「ノーパンしゃぶしゃぶ事件」で官僚として処分された男であり、官僚にしては驚くほど脛に傷のある男なのである。
おそらく、米CIAにとって「弱味を沢山持った男」と云う利用価値たっぷりの男なのに違いない。このような男が宮内庁で今までの何倍もの権限を持ち、好き勝手にその権力を行使することは、明らかに皇室の不幸であり、国民の不幸でもある。
出来る限り速やかに、この宮内庁長官を天皇陛下から遠ざける必要があると推察する。
ただ、なぜこの男がここまで目立つ行動に出たのか、多少の疑問は残る。
自らの義憤を晴らすために、唐突に記者会見したと云う事でもないだろう。推測の域を出ない話だが、仮に米国勢力にこの男が支配されている場合には保身として「私は嫌だと言ったのに、無理やり…」と云ういい訳の場を用意したとも言える。
米国勢力から「会わせるな」と命じられていたにも関わらず、中国の副主席を天皇陛下に会わせた責任から逃れようとしたと見ることは可能だ。
では彼は誰に向かって弁明の会見を開いたのか?米国勢力と言っても、何も直に米国であるとは限らない。米国勢力に加担する国内勢力と云う可能性の方が高いだろう。米CIAにとって「弱味を沢山持った男」と云う利用価値たっぷりの男は体質的に小泉竹中ラインに位置しているだけに、その関係と見るべきだ。
そうなると、裏社会と云う線が濃くなってくる。裏社会となれば、明日にも車に轢逃げされる危険が迫っているのかもしれない。でなければ、すぐにバレテしまう「いい訳会見」をすること自体不自然である。
まして、冷静に分析すると、1か月ルール自体が自民党政権下の外務省と宮内庁の官僚が勝手に作った内規であり、政権交代した政府に対して主張できる法律でも何でもないのだ。官僚が自分たちのルールを盾に、時の政府に楯突く事をクーデターと言うのだから。
常に政府が触れる事に神経を使う天皇陛下の国事行為を逆利用し、皇室問題を己が勢力の支配下に置こうと云う試みが、この会見で羽毛田宮内庁長官自身の個人的問題にスポットが当てられ、馬脚を現した事は皮肉な結果である。
元厚生省事務次官が二人も狙われた事件の記憶も新しいが、もう一人くらい厚生事務次官経験者が不慮の死を遂げることは簡単だと云う認識があれば、なり振り構わぬ暴挙に出る事は充分考えられる。
しかし、この男としてみれば、宮内庁長官で居る事が自分の身を守る最後の砦のような気もする。何でもない一人の男になった時、それを彼は今最も怖れているに違いない。宮内庁長官としての威信も、この事件で相当落ちたであろうし、皇室の彼を見る目も変わる。つまり、女権天皇制、そして皇室の弱体化構想は頓挫するだろうし、居心地も悪くなるだろう。しかし、それでも彼は居座るだろう。辞任してしまったら、もっと怖い世間を裸で歩かなければならなくなるのではないのだろうか?
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