アメリカのトランプ大統領が来日して、日本が戦闘機をたくさん買ってくれるとツイッターして、お相撲観てゴルフして帰っていきましたね。
印象としては「遊びに来た」感。
安倍首相はそのお接待係の感。 戦闘機の予約を取られても「ウィンウィンの関係」と言っている。
違和感ありまくりの中、ええっ!と思ったのは、大相撲観戦で<升席に椅子をいれた>こと。
さらに、座布団投げ禁止。
朝日新聞でしたか、漫画家のやくみつるさんが、漫画で、升席に座っているトランプさんの周りに、座布団を打ち落とすための
バズーカ砲を配備した図を描いていましたっけ。
升席には座ってください。それが嫌なら、後ろの椅子にして。
それがいかに異常なことか。
安倍首相がもしアメリカでフットボールを観戦することになった時、観客席に畳を敷いて、座布団と座椅子を用意するのと同様でしょう。
もしかしてトランプさんが流鏑馬を観ることになったら、「矢を使うな」なんてことになるかも。
世の中には、しきたりや礼儀、成り立ちがあります。ことわざで「郷に入れば郷に従え」というのもありますね。
トランプさんの流儀に従えでは、これからの日米交渉もさもありなん、です。
話は、変わります。
登戸で起きた殺傷事件です。
本当にいつ何が起き巻き込まれるかわからない、と日本中の人が思ったのではないでしょうか。
私の娘も息子も、幼稚園児がいる若い親です。もし自分が、子どもが、と衝撃をうけたようです。
もちろん夫も私も。防ぎようがない。どうしたらよいのか。そして本当に言葉にならないくらい気の毒な・・・と。
自殺した容疑者は、長年ひきこもっていた男性です。親族は何度も市に相談に行っていたそうです。
市はなんとかならなかったのか。
と思っても、ひきこもりの人を救うのは大変な時間と当人や家族、そして周囲の人達の努力が必要です。
また。
短絡的に思ってほしくない。
「ひきこもりはみんな怖い」とか「何かするのでは」などと思わないでください。
確かに今回の事件は引きこもっていた人が起こしました。でも、それは「ひきこもり=怖い・おかしい」ではないです。
何らかの理由で外の人間と接触出来なくなったり、理由が自分でもわからないまま行動できなくなったり、中には精神の治療によって軽減されるのに来院に至らない例もあります。
やっとここにきて国でも、いわゆる「8050問題」が話題になって、39歳以上の<ひきこもり状態調査>を実施するとのことですが、もう、前々からわかっていたのに目をつぶっていたとしか思えません。
登戸の事件で命を奪われてしまった人、心と体に傷を負った人、そして加害者の親族も合わせて被害者です。
とても許せない事件をおこした加害者ではあるけれど、彼の今までの生活を想像すると、それもまた悲しい思いになる私です。