土俵の上で倒れた市長を、救命しようと土俵に上がった女性に対し、「降りて」と複数放送したあきれた話は、もうみなさんご存じで。
おまけに、各地で行われたお相撲のイベントにおいても、女児の参加を「遠慮してもらいたい」とのお達しが。それも取ってつけたように、
「女の子の安全を考えて」と。
じゃあ、男の子の安全は? と言いたくなります。
土俵は神聖な場所で、女性は<穢れている>ので、上がってはいけないという固定論理ですね。
いったい、ヒトはどこから誰から生まれた?
みんな、誰が産んだのでしょうか。
ひとり残らず、誰の例外もなく、み~んな、母親から産まれたのです。
それが、なんで<穢れた>存在になるのか。
こういった<女性を分ける>考えがセクハラにも繋がるのではないでしょうか。
女性を一段低い存在だと受け取ってしまう、ひとつの要素になっているのでは、と思います。
今はどうかわかりませんが、我が家では娘に月経がはじまった時に、お赤飯でお祝いいたしました。
これからは、女性、男性の分け方だけではなくて多様な性の在り方、多様な生き方を認め合う世の中があたりまえにならないと。
女性男性等に関係なく、セクハラは人権軽視の大きな問題であることも、この際考えてほしいですね。