毎日往復二時間かけて通勤して仕事していた時、通勤時に青く晴れ渡った空なんか見ると、「あ~・・・おにぎり持って、どこか行きたいナ・・・」なんて思ったりすることがありました。
たいていは、現実逃避ですね。ちょっと疲れてしまったときですね。
それで、この間夫が珍しく休みの時に、行ってきました<動物園>!
別に逃避や疲労ではないけど、孫を連れて行く<下見>なんて理由をくっつけて。
広い敷地が特徴の、「多摩動物公園」。
おにぎりとコーヒー持って、初老の夫婦が、園内案内図を片手に「ね、どこから行く?こっちにする?ゾウ、先に見る?」
なんて、もう孫も下見も関係ない状況。
とても全部は無理だったけど、随分いろんな生き物を見てまわれました。
はじめに<昆虫館>に入って、温かいドームの中を色とりどりのたくさんの蝶がひらひらと舞っているのを見たとき、
「あ、私って少し疲れていたのかも・・・」と気が付きました。
なんていうか、体の真ん中がふわ~っとやわらかくなるような気分になったのです。
それからも、いろんな生き物を見て回りましたが、さまざま思いましたね。
ストレス感じていないかなあ、こんな狭いところでと思ったり、動物園生まれだとこれが当たり前なのかな、と思ったり。
動物園は人間の縮図だ、とどこかに書いてあったような気がしますが、私はむしろ人として生かされている奇跡を感じました。
これらの生き物がいないと、人間の発達や生活がまず無理だったなあ、ということに気が付かされたもので。
たとえば、蜂。 花粉を運びはちみつを集める。ローヤルゼリーをつくる。ハニカム構造は蜂の巣ですし。
ゾウ。馬。牛。移動手段として。農耕の力として。卵や肉毛皮など、あらゆるものを提供してくれる。薬もそう。
久しぶりにノンビリさせてもらって、おまけに、自分がお陰様で生きているっていうことを再認識させてもらった、「動物園の一日」でした。