藤原愛子の日常茶飯事

前稲城市議・藤原愛子のもろもろな日々

合同議会報告会で、あんなことこんなこと

2010年10月01日 | 日々の活動
 さて、9月22日から29日まで、稲城市内5箇所でおこないました「緊急議会報告会」には、多くのご参加をいただきまして、本当に有り難うございました。

 稲城の議会史上、多分初の、二会派(チェンジ21・市民自治を前進させる会)合同で行いました報告会では、皆さんにとって、<初耳だ>や<そうだったのか>という盛りだくさんの報告をさせていただきました。

 多摩川衛生組合で起こった事。

 まず、塩酸流出事故。
 
 これは、じつは昨年にも操作ミスでありました。
今年の事故は本当に<金属劣化>なのか。 今でも明らかになっていません。

 次に、有害ゴミ(乾電池・蛍光管)を、実験と称して8tも一般焼却炉(大丸にある、
多摩川衛生組合の炉)で燃やしてしまった事。

 もうお話したと思いますが、「多摩川衛生組合」とは、稲城・府中・狛江・国立の四市で構成している組合で、稲城市のみの炉ではありません。でも、<管理者>は、<石川市長>です。
 燃やした後の灰の受け入れ先は、「東京たま広域資源循環組合」で、日の出町にあります。その<管理者>も<石川市長>ですので、日の出町と<公害防止協定>を結んだのも循環組合管理者の石川さんだし、協定に違反して、有害ゴミの灰を日の出町に持っていったのを許可したのも、多摩川衛生組合管理者の石川さん、という事です。

 この件には、参加された方達から、「有害物質が出たのではないか。黙って危険なものを燃やすなんてけしからん!」の声が。
 今後も、出し渋っている、<実験結果>を要求していきます。


 次に、議会に出した<公文書35箇所以上のミス>について

 この件は、行政の緊張感の無さが原因。
 市長は、今回の議会終了までに原因と対策を明示することになっていますが、先日、最終議会の終了後に読み上げたい、と、市長から文章案がでました。
 その中に、職員にたいしての訓告や叱責などの処分内容が書かれていましたが、市長自身の反省とバツが、無い。

 フツウ、どうなんですか、会社で全課に及ぶ書類ミスがあったら、部下への処分もありだけど、社長も謝罪したり自らの処分をするものなのでは?「議案の責任者は総務部長」って・・・。最終責任者は市長ではありませんか。

 参加者の中からも同様な意見が複数ありました。


 それから、

 「ニュータウン学校買取費・黙って金額変更五億近く増額に」

 多摩ニュータウンは、国策事業で、八王子・多摩・町田・稲城にまたがる大規模開発です。短期間のうちに、住宅や道路、店や学校を整備しなくてはならず、とても自治体のみでは出来ません。そこで、開発スタートの当時、建設省や文部省など、五つの省と協定を結び、「学校建設費は自治体は出さなくていいよ、タダね」となったのです。
 ところが、東京都の財政逼迫で見直しとなり、平成11年に、突然、石川市長がお金を払う約束をしてしまった。100億円です。この時に議会でも大変もめました。まだ八王子や町田の市長は首を縦に振っていなかったのですが、石川さんはいち早くうなづいてしまった!

 そんな訳で、今稲城市は、毎年四億、ピークの年は五億以上の返済をすることになっています。その金額が、知らぬ間に書き換えられて増えていた・・・。稲城市の財政白書の数字です。
 正式資料にある数字が、前年と違う。
 本来なら説明すべきではないでしょうか。だって市民から頂いている税金から払っている金額が、5億円近く増えてしまう状態なんですから。

「計算ミスでした」「払う時期を間違えました」って、後から言うのですが、これも詳細を明らかにしなければなりません。


 あと、以前に書きました、「教育長の突然辞任と次期教育長の件」ですが、辞任の理由は<藪の中>になってしまいました。次期教育長の案件は、多くの議員の反発を受けて撤回しましたが、どうやら議会最終日に又でてくるようです。これは続報をいれますね。


 まだまだ報告したことがありましたが、本日はここまでに。

 私達の報告内容を聞いて、ご立腹された皆さん。お帰りの際、赤信号とか大丈夫でしたか。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする