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メバチコが出来た。

2006年11月22日 00時51分05秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ
 先週ぐらいから、私の右目下の瞼にメバチコが出来てしまいました。初めのうちは別に何ともなかったので市販の目薬で済ませていたのですが、だんだん瞼に違和感を感じるようになったので、今日医者に行ってお薬をもらってきました。今回はその事で、身辺雑記も交えながら思う所を少し。

●医療費が高い。

 メバチコで医者に通うのは今回が初めてで、初診という事もあって、治療費が3千円ぐらい掛かりました。医者の領収書を見ると、診療報酬のかなりの部分を検査代が占めていました。月収20万円あるかないかの私にとっては、不意の出費は3千円でも大きいのです。それでなくても鍼灸治療で毎月1~2万円の出費があるのですから。今年の夏に歯周病の治療を受けた時も、毎月5千円前後の出費があって、貯金するのに苦労しました。ちなみに、この鍼灸治療費は保険が利かないので、毎年せっせと領収書をためて医療費控除の確定申告をしています。
 実際に計算してみたらよく分りますが、大の大人が食っていく為には、単身者でも月収10数万円は最低必要です。何もしなくても、税金・社会保険料・光熱費・昼食代等々の必要経費に、大半のお金が消えていきます。だから月収10~20万円台のワーキングプアにとっては、数千円・数万円の違いが、貯金出来るか出来ないかの損益分岐点なのです。ボーナスなど基本的には無いので(在ってもせいぜい寸志程度)、家計の赤字が続くとそれはもう即、借金生活への転落(多重債務者への道)を意味します。たとえ毎月数万円、否数千円であっても、お金を貯めれるか貯めれないかの違いは大きいのです。その為に私も一時は3箇所のダブルワークで生活をしのいだりもしましたが、そういう無茶はそうそう出来るものではありません。こんな気持ち、ホリエモンなどのヒルズ族や、天下り・親の七光り・議員年金などのお陰で遊んで暮らしているような奴らなどには、絶対に分らないだろう。一刻も早く、社会保険料を以前の様に1割負担に戻せ!

●肝心な時に掛かれる医者が無い。

 地方の過疎地では、医者不足や医療機関の統廃合で、無医村やお産も出来ない地域が広がっています。大都市部はそれに比べたらまだマシですが、医療機関の不足・偏在は、都会でも目に見えない問題となって広がっているのではないでしょうか。
 私の住んでいる地域は大阪市郊外の人口数万人の衛星都市ですが、最寄り駅周辺の半径約300m以内にある医療機関は、斯くの如く偏在しています。鍼灸整骨医6軒、歯科医4軒、内科医1軒、整形外科医1軒、耳鼻咽喉科1軒。眼科医も一応1軒あるにはある。昔は外科医や小児科医も各1軒あったのですが、当の昔に廃業しています。ちなみに、私の市には公立病院がありません。市は、市立病院を求める住民運動に対して、形ばかりの診療・保健センター設置でお茶を濁しました。
 眼科医も、昔からの開業医が1軒未だあるにはあるのですが、もう今は殆ど休業に近い状態なので(診察日は僅か週3日)、私も仕事のある平日には到底通えないので、今回はわざわざインターネットで調べて、隣駅の近くの民間総合病院で診てもらう事にしました。

●鍼灸整骨医が近年やたら増えたのは何故?

 先述した様に、医療機関の分布が特定の診療科目に偏在しています。小児科や産婦人科が見当たらないのは、これらの科目の診療報酬が低く抑えられており、労に見合うだけの収入が得られないので医者の成り手がいないからですが、鍼灸医や歯科医にばかり偏在しているのは、一体何故なのだろうか?
 内科や外科に比べたら医者になり易い、というのはあるでしょう。医師国家試験の難易度や診療報酬点数との関係も大いにあるのでは。それと鍼灸医について言えば、需要が増大しているからか。
 鍼灸整骨医については、その大半はこの10年のうちで開業したものであり、そのほぼ全てが、保険非適用の鍼灸専門医とは別の、電気治療やマッサージが中心の保険・労災適用開業医です。それは、裏を返せば取りも直さず、ストレスや過密労働の為に、腰痛や頚肩腕症候群に悩まされる人が激増した、という事ではないでしょうか。
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12 コメント

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各地によって呼び方も異るようですね (金 国雄)
2006-11-22 21:11:49

 社会主義者さん、こんばんは。ご無沙汰しております。

 「メバチコ」、初めて知りました。当地では「めんぼ」と子供のときより呼んでいた関係、すっかりその呼び方に慣れていました。

 これからは風邪また、「ノロウイルス」による感染症が心配される季節にもなりました(当地ではニュースで注意を呼びかけています)。

感染症の話(検索によりました)
http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k04/k04_11/k04_11.html

 「メバチコ」を完治され、お体を大切にされ活躍されますように願っています。

 それでは。(しばらく訪韓のため週末より留守にします)
 金 国雄 拝

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夕張市財政破綻問題関連のコメントの扱いについて (社会主義者)
2006-11-24 23:18:11
 標記のコメントを全て新規エントリー「夕張市財政破綻問題に見る「美しい国」の本質」の方に移設・転載しました。以後は当該関連のコメント・トラックバックは全てそちらの方にお願いします。
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メバチコのその後 (社会主義者)
2006-11-24 23:56:57
 金さん、どうも。私もメバチコについて調べてみました。

 地方によって色々な呼び名がある事が分りました。東北・関東の方では「ものもらい」、関西では「めばちこ」、金さんお住まいの東海地方や四国・北九州では「めんぼ、めいぼ」、南九州では「おひめさま」、その他にも色々な呼び名があるようです。

 「めばちこ」は、「麦粒種」というのが正式な病名で、まつ毛の毛穴が詰まって、そこに雑菌が入り込んで出来た浮腫の事を言うだそうです。謂わば、マブタに出来たニキビみたいなもので、抗炎症剤や抗菌剤は炎症を抑えるだけで、浮腫そのものは身体の抵抗力を高めて自然治癒に任すしかないのだそうです。

 病院で処方された抗炎症剤・抗菌剤(飲み薬・塗り薬)を使っているのですが、逆に段々マブタの腫れが酷くなってきています。職場の同僚は「それは薬が効いてきた証拠です」なんて言っていましたが、本当かいな? 眼のゴロゴロ感も次第に大きくなってきたので、明日また病院に行ってきます。ひょっとして、注射で膿を吸い取らなければならないのかなあ。さぞかし、痛いのではないかなあ~(非常に鬱)。
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日頃の健康管理の問題では? (むじな)
2006-11-25 14:37:35
>病院で処方された抗炎症剤・抗菌剤(飲み薬・塗り薬)を使っているのですが、逆に段々マブタの腫れが酷くなってきています

食生活に問題があるのでは?
全体的に栄養不足、偏食があるんじゃないですか?だから体の抵抗力も落ちて、病気もなかなか治らない。

人間35を過ぎたくらいから、食事に気をつけて、野菜や豆腐系を主体にしながらも、万遍なく摂るように心がけないと、すぐに病気になってしまいます。
また、毎日できれば徒歩2時間歩くなど有酸素運動もしておかないと(ジョギングは駄目)。

普段の生活が不健康だから、いろいろと病気になるんですよ。

私も2ヶ月前まで運動不足で風邪を引きやすかったし、足の付け根に神経痛もあったのだが、ここ2ヶ月くらいよく歩くようにして、週に2回くらい水泳に行ってからは、なかなか堅調。

プアワーカーだとといっておきながら、日本人特有の「どうせ困ったことがあれば国に頼ればいい」という発想では駄目です。
本当に貧しいという人は、東南アジアでは、国なんかに頼ろうなんて思わずに、普段から健康管理やっていますよ。だって、体が動かなくなったら、それでアウトだから。
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眼の中に綿棒を突っ込まれかけた。 (社会主義者)
2006-11-25 20:50:35
 今日、出勤前の朝一番に、病院に行って来ました。飲み薬が切れかけていたので貰いに行ったのと、浮腫が大きくなってきたので、見てもらいに。

 先生によると、「押したらシコリが見られるので、ひょっとしたら急性霰粒種かもしれない」との事です。
 メバチコは、分泌腺の腫瘍が出来た部分によって、麦粒種(ばくりゅうしゅ)と霰粒種(さんりゅうしゅ)の二つに大別されます。霰粒種というのは、麦粒種よりももっと皮膚の内部に出来る慢性の炎症で、慢性だから普通は自覚症状が余り無い変わりに治癒も長引くのだそうですが、急性になると麦粒種と同じ様に自覚症状が出る―との事です。麦粒種・霰粒種のいずれにしても、身体の抵抗力を高めて気長に治すしかないのだそうです。

 「但し、腫瘍の膿を出してしまえば治癒も早くなる」との事で、「痛いけれど膿を出してしまいますか?」と言いながら、医者は何と綿棒を目の中に突っ込もうとした!ぎょえ~!!
 そんな事をされる位なら、少々時間は掛かっても気長に治す方が良いです。という事で、荒療治は丁重にお断りして、お薬だけ貰ってきました。夜寝ている間に多少膿も出たのでしょう、今朝起きたら腫瘍にカサブタが出来ていました。

>>日頃の健康管理の問題では? (むじな)
>食生活に問題があるのでは?
>普段の生活が不健康だから、いろいろと病気になるんですよ。

 私の普段の食生活は肉系よりも魚・野菜系が主なので、偏食はないと思います。
 私、メバチコなんかになったのはこれが初めてなのですが、思い当たる節は幾つかあります。そういえばこの前、仕事中に目の中にゴミが入った事があったし、作業中に手で目をこすった事もありました。ただ、それとは別に昔から、どちらかというと睡眠不足の傾向にあるので、それが尾を引いているのはあると思う。生協に勤めていた時は朝早くから夜遅くまでの長時間労働で、退職後の今もネットをやっている時間を総合計したらソコソコ結構な時間になるので。ネット休肝日(一日中PCも携帯も一切見ない日)の導入を、真剣に考えなければならないのかも。
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だから運動不足だし、野菜不足なんだってば! (むじな)
2006-11-26 22:59:33
なんだ。明らかに運動不足で、抵抗力が落ちているんじゃん。
徒歩をできれば2時間、無理なら1時間とか、あるいは踏み台昇降運動を30分でもやるのがいいよ。

>私の普段の食生活は肉系よりも魚・野菜系が主なので、偏食はないと思います。

野菜といっても、炒めものならどんぶり一杯、生野菜ならサラダボールに大盛り一杯は一日に食べないと、圧倒的に不足。

おそらく、あなたの場合野菜が圧倒的に足りていないと思われます。だから、繊維分やビタミン、カロチンが取れなくて、抵抗力が落ちてくる。

というか、日本の食事って、どうしても野菜不足になりがちなんだよ。

自分で「摂っているつもり」ではぜんぜん駄目よ。

そんなことはワーキングプアだろうがなんだろうが、一人前の大人になったら、自分で調べて、気をつけないといけない問題。そんなことまで国のせいにしてはいけない。

それにプアだからこそできる健康法はいくらでもある。踏み台昇降なんて金もかからなくて、お勧め。あとは水泳。市営プールとかで週一回くらい行くのであればたいした出費にならないし、抵抗力が落ちて医者にかかることを考えれば、安つく。

てか、あなたの場合、プール代をけちって、医療費を払うとか、収支計算が下手なのが問題では?

自分の健康は自分で管理するしかない。
メバチコにかかっているのは、健康管理失格の証拠。
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むじなさん、もうちょっと言い方何とかなりませんか? (にし)
2006-11-27 23:20:48
むじなさん、社会主義者さんが病気で苦しんでいるのにそのような「健康管理失格の証拠」なんて決めつけるようなな発言は失礼でしょう?
まさに、病人に冷や水をかけるようなものですよ。
ましてや詳しい病状は我々はわからないのですから。
むじなさんも経験あるでしょうが、私も、社会主義者さんも宮仕え。
なかなか運動に時間をとる暇なんてないんです。
通勤に1、2時間歩いてかけてすぐ仕事なんてできますか?
残業でへばっているときに、1、2時間歩いて帰宅なんてかえって体に悪いですよ。
人員削減の中、休日出勤だってあります。
休日くらいゆっくり体を休めたいのが人情でしょう?
運動したくてもなかなかできないというのがこのコラムで推察できませんか?
こんなときには、金国雄さんのコメントのように「お大事に」が一番の特効薬なんです。

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デスクワークでくたくただからこそ体を動かすべきなのよ! (むじな)
2006-11-28 00:45:51
>残業でへばっているときに、1、2時間歩いて帰宅なんてかえって体に悪いですよ。

残業でへばっているときこそ、体を動かしたほうがいいのですよ。

ブルーカラーで汗水たらして体を動かす労働をやっているなら、あなたの主張は正しいし、でもそれなら事故には遭っても、病気にならないようなものだが、どうせホワイトカラーのデスクワークでしょ?
だったら、デスクワークで頭を使って疲れたときには、むしろ頭を休めるためにも、体を動かすべきです。

デスクワークて使うカロリーなんてタカが知れている。それではカロリー過多と運動不足になって、抵抗力が弱ってきて当たり前です。

>休日くらいゆっくり体を休めたいのが人情でしょう?

だから、そういう発想がいけないんですよ。
日頃デスクワークで体を動かしていない分、休日にこそ体を動かすべきです。

そうしないと体と頭のバランスが取れなくなって、体力が弱ってきて当然です。

勤労者にとって体は資本なんだから、その体を動かさないことで、弱らせるのは、馬鹿です。

>運動したくてもなかなかできないというのがこのコラムで推察できませんか?

ぜんぜんおかしい!
「デスクワークでくたくた」だからこそ、体を動かす運動を取り入れるべきなんです。踏み台昇降でもいい。階段ののぼりおりでもいい。縄跳びでもいい。
金も時間もそんなにかからない運動をしておかないと、抵抗力が落ちてしまう。

あなたも、「デスクワークでくたくただから、運動をやる気力がない」といっているようでは、もう人生長くはないでしょうなw。

35を過ぎたら、体を大事にしないと駄目。
それがわかっていないあなたも駄目。後で後悔するぞw。
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これからは自分の定休日の前日をネット休肝日とします。 (社会主義者)
2006-11-29 01:01:19
 何か、この身辺雑記カテゴリーのエントリーにばかりコメントが集中してしまってますが。

>デスクワークでくたくただからこそ体を動かすべきなのよ! (むじな)

 はあ?私の仕事はブルーカラーなのですが。仕事中はフォークリフトを乗り回し、冷蔵庫・冷凍庫や常温庫を行き来して、商品の入出荷作業に勤しんでいます。仕事中にパソコンを触る事は全く在りません。

 ただ、このブログの管理・運営を一つの業務として捉えたら、むじなの上記指摘も、あながち的外れではないかもね。
 実はこのメバチコの件については、別の方からもアドバイスを戴いております。その方のアドバイスというのは、「週2日はパソコンから離れたら」というものでした。

 この指摘には、私にも思い当たる節があります。実際、「北朝鮮・スターリン生協」を退職してからというもの、私の腰痛・頚肩腕症はかなり緩和されていたのです。この事は、係りつけの鍼灸医さんも仰っていました。私の腰痛が再び徐々に悪化しだしたのは、実はパソコンでサイト・ブログの管理をやり出してからなのです。何せ×××を筆頭に、一癖も二癖もある人の相手をしなければいけませんのでね~w。

 勿論それだけではなく、生協時代に無理をしてきた事が今になって出てきている、というのは在ると思います。長年、寒い所や寒暖の差の激しい所で作業してきましたから(真夏など冷凍庫の内外で50度近い差になる)。それと同時に、サイト・ブログ管理でネット漬けになっている事の影響も在るとは思います。

 「ネット漬け」と言っても、別に仕事でパソコンを使っている訳ではなし、たかだか一日数時間をプライベートな活動に使っているだけなのですが、それでも身体に与える負荷は、仕事でVDT作業をしているのと同じなのだそうです。仕事と違って「やらされ感」が無い分、逆に歯止めが掛かりにくくなっているというのも、在るのかも知れません。
 その人は「週2日をネット休肝日に」とアドバイスしてくれていましたが、それではブログ更新をする時間もなくなってしまうので、取り上げずは週1日、自分の定休日の前日をネット休肝日とする事にします。私の職場はシフト制で交代で休日を取っており、定休日は毎週木曜日です。ただ今週だけは業務の都合で金曜日に振替となっています。拠って、今週は木曜日、来週以降は毎週水曜日は、パソコンも携帯も開きません。コメントやトラックバックの確認・認証作業もお休みさせていただきますので、各位悪しからず。
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追記 (社会主義者)
2006-11-29 01:05:33
 ちなみに私のメバチコですが、昨日辺りから、大分小さくなってきました。跡形も無くなくなるのも、そう先ではないような・・・気がします。
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