マリリンと夫が夜中にチェックインしたホテルは「ラムセスヒルトン」
カイロのど真ん中にあるホテルです。
ナイル川ビューでお願いしたので、この景色。
いいですね～。長旅の疲れも吹っ飛びそう。
大都会ですね。
でも、この「ごっちゃり感」がエジプトに来た感じがしますね～。
エジプトの建物って、どれも「工事途中でやめちゃった…？」みたいな感じで、なぜか屋上というか最上階の部分が途中っぽいというか、がれきが積み上げられていたりするんですよね。
上の写真でもほとんどの建物の屋上に石がごろごろしてるでしょ？
あれはなに？
お部屋はこんな感じ。
お風呂やトイレもしっかりしていて、ベッドも良かったし、長旅の疲れを癒すには良かったらしいですよ。
ロビーは豪華絢爛。
朝４時に到着して、午前中はホテルでゆっくり休息して、午後からエジプト初の観光に出発です。
マリリンと夫は一足早く出発です。
私は後から合流なので、ここからは、マリリンと夫が撮影した写真と２人から聞いた話で進めていきます。
アリタリア航空なんですけど、JALとの共同運航。
マリリンと夫が乗る飛行機はJALの機材。
アリタリア航空は第１ターミナル出発なんだけど、JAL機材の日は第２ターミナル出発。
ややこやしいわね。
（マイレージ加算はJALとアリタリアは一切関係ありません。）
でも、JAL機材のほうが「当たり」かな。
食事も機内エンターテイメントも、アリタリアよりは全然いいですし。
成田⇒ローマまでは約１２時間。 長い長い空の旅です。
そして、ローマでは乗り継ぎ時間が５時間もありました。
現地時間の１７時～２２時。 日本時間だと夜中の１２時～朝の５時。
夫とマリリンと２人でローマの街中に繰り出そうかとも考えたのですが、なにしろ眠いし、このぼや～っとした状態で夜の街に出るのは危険ということで、ひたすら空港で待機することにしました。
待ち時間が長～いので、マリリンたちが乗る飛行機は表示の一番下に書かれています。
ローマからカイロまでは３時間くらいで到着です。
カイロの空港には「カルナック」の係員がお迎えに来てくれています。
この係員については、いろいろあって、夫も戸惑ったらしいのですが、私も同じ経験をしたので、また後ほど述べますが、とにかく無事にホテルに到着したのが、エジプト時間の夜中の４時ごろ。
日本時間にしたら、午前１１時。
家を出たのは木曜日の朝７時で、カイロのホテルに着いたのが金曜日の午前１１時。
えーっと、約２７時間。
遠いわ…。
まずは、航空券を取る前にざっくりとしたプランを立ててもらいました。
行きたいところ、泊まりたいホテル、比較的ゆったりした日程にしてほしいこと、２組に分かれて行動すること、などなどを列記してエジプト専門のエージェントさん何社かにメールしました。
その中でも、対応が一番よかったのが「カルナック」でした。
我が家の要望をくみ取ったプランだったし、一番信頼おける感じがしました。
値段自体はすごく安いってわけではなかったけど、エジプトという、言葉や衛生面や治安などの不安材料がたくさんある国に行くにあたって、「安心感」というのはなににも代えがたいものでした。
実際、「カルナック」はエジプト航空の旅行代理店で、日本から行く大手代理店のツアーのコーディネートなんかもやっているようで、エジプトでは「大手代理店」ってことになるみたいです。
で、マリリンの行きたいところの希望をかなえるためにはこれくらいの日にちが必要で、ティガーと私がいつにごうりゅうしたらいいかが大体分かった時点で、自分で航空券の手配です。
アリタリア航空のＨＰで予約しました。
「マリリン・夫組」が木曜日出発。
「ティガー・私組」は土日の野球の試合を終えてから、マリリンたちが出発した４日後の月曜日出発。
帰りは４人そろって、カイロ⇒ローマ⇒成田という日程でチケットを取りました。
これがびっくりするくらい安かったです。
１人８万円くらい。それに税金やら燃油サーチャージなどついて、１人１０万円でした。
はるか遠いエジプトまで行くのに、この値段でいいのね？
嬉しいわ！！
チケットを取ってから、「カルナック」に正式予約という流れです。
ローマに関しては、ネットでホテルを予約して、ポンペイはローマ発の日本語のバスツアーを申し込みました。
決定した日程は
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木曜日 マリリン・夫
成田⇒ローマ⇒カイロ
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金曜日 深夜カイロ着 午前休憩
午後メンフィス、サッカラ、ダハシュール観光
ラムセスヒルトン泊
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土曜日 カイロ⇒アスワン⇒アブシンベル アブシンベル神殿観光
アブシンベル⇒アスワン アスワンハイダムなど観光
ピラミサ・イシス・アイランド・リゾート泊
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日曜日 アスワン⇒ルクソール ルクソール西岸（王家の谷など）観光
ソフィテル・オールド・ウィンター・パレス泊
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月曜日 ルクソール東岸（カルナック神殿、ルクソール神殿など）観光
ルクソール⇒カイロ
メナハウス・オベロイ泊
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ティガー・私 成田⇒ローマ⇒カイロ
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火曜日 ティガー・私 深夜カイロ着 ホテルでマリリン組と合流
ここからは４人そろって、エジプト考古学博物館、ムハンマド・アリ・モスク、
ハーン・ハリーリ・バザール観光
メナハウス・オベロイ泊
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水曜日 ギザの３大ピラミッド、スフィンクス観光
カイロ⇒ローマ
スイートドリーム泊
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木曜日 ポンペイ観光
スイートドリーム泊
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金曜日 午前中ローマ観光
ローマ⇒成田
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土曜日 午前中に成田着
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こんな感じです。
これらすべて決まるまでに結構時間がかかりました。
まず私から日本の代理店である「カルナック」に要望を出します。
観光したい場所、泊まりたいホテルの空室状況や値段、エジプトの国内線のことなどなどですね。
それを日本の「カルナック」からエジプトの「カルナック」に聞いてくれるわけですが、なにしろ相手はエジプト人ですので、「エジプト時間」で動いています。
だから「迅速な対応」っていうわけにはいかないみたいなんですね。
まあ、そんなこんなでフリープランとはいえ、ツアーで行くのと似たような感じでありながら、やはりフリープランゆえにゆったりとした行程の、かなり満足がいくプランができあがりました。
ホテルはこだわってみました。
代理店さんは、最初は値段抑え目のホテルを提案してくださるのですが、水事情とか安全面、お年頃の娘と父親というちょっと変わった組み合わせだし、「せっかくだからちょっといいホテルにしてみる？」などと考えて、ホテル選びをしてみました。
マリリン・夫組の最初のカイロの宿泊はカイロの中心にある「ラムセス・ヒルトン」ナイル川ビューです。
ルクソールのホテルは宮殿ホテルの「ウィンター・パレス」
そして、ティガーと私も合流するギザのホテルは「部屋からピラミッドが見える」かの有名なホテル「メナハウス・オベロイ」もちろんピラミッドビューに決まっています。
ローマのホテルは４人１部屋で泊まれて、観光に便利な場所で調べておしゃれなプチホテルを見つけました。
さあ、手配は整ったし、マリリンの受験も卒業式も終わったし、いざエジプトに出発だ！！
エジプトに行くことは決まったものの、どうやって行くか？
エジプト行きの基本はやはりエジプト航空直行便でしょう。
でも、私の中でどうしても「ビーチでのんびり～」という夢があきらめきれず、以前ケニアに行ったときに乗って快適だったエミレーツ航空で行って、エジプトの帰りにどこかに寄れないかを模索してみた。
ドバイからだと、セイシェル、モーリシャスなんかが候補になるんだけど、どうしても時間とか日程が合わないの。
モルディブにも行けるんだけど、モルディブなら日本からもうちょっと楽に行けるし、モルディブはモルディブオンリーでゴージャスに楽しみたい気もするし…。
なーんかしっくりこないのよね。
うーん、どうしよう…。
あれこれ悩んでいたら、ティガーが突然
「ボクはエジプトには行きたくない」
と…。
砂漠で死にたくないらしい…。
そんなハードな旅をするつもりはないんだけど…？
だったら、ドバイで遊んで帰ってくるっていうのはどうかな？
ドバイショックの象徴とも言われるヤシの木の形をした人工島にできたアトランティスってホテルがすごいのよ。
プールなんかめちゃくちゃおもしろそうじゃない？
これならティガーも喜びそう。
しかし、このプランは夫が却下。ドバイは好きじゃないらしい。
ドバイショックのせいで、なにか仕事的に恨みでもあるのかしら…？
とにかく、家族全員が納得できるプランを考えないと。
そんなとき、テレビでポンペイ特集を観て、ティガーが喰いついた。
「ポンペイに行ってみたい！！」と。
ポンペイは私も夫もいつか行ってみたいと思っていたところ。
エジプトと組み合わせてみたらどうかしら？
あらぁ～～～、アリタリア航空でローマ経由でエジプトっていいじゃなぁい！！
我が家ってこんなに「遺跡好き」だったのかという疑問を抱きつつもなんだかピピッと来たわ。
これで、エジプトとポンペイは決定ね。
でも相変わらずティガーはエジプトに興味を示さない。
確かに、エジプト好きなマリリンにとっては憧れの夢の場所であっても、それほど興味もないティガーにとっては、ひたすら「石」とか「砂」とか「彫刻」とか見ても飽きちゃうよね～。
気持ちはわかるよ。
それに、ティガーは野球をやっているので、週末は野球に行きたい。
特に３月末って春の大会の真っ最中だったりするから、旅行で欠席っていうのはヒンシュクだわね。
そこで、大胆な作戦を思いついた！
マリリンは卒業式終わったら、早めに春休みが始まるし、先に行ったらどうなの？
マリリンには見たいもの、行きたいところを思う存分満喫してもらいたいわ。
というわけで、「マリリンと夫組」「ティガーと私組」 に分かれることにしました。
マリリン組は先に出発してルクソールやアブシンベルなんかをディープに周遊。
ティガー組は後から出発して、ギザで合流。
エジプトのメイン、ピラミッドからマリリン組と一緒に観光。
帰りにローマに寄って、ポンペイ観光。
どう？いいんじゃない？？
先発隊と後発隊の２組に分かれるという複雑なプランで「エジプト専門旅行社」何社かに見積もりを出してもらうことにしました。
春休みにエジプトに行ってきました。
マリリンの受験が終わって、久しぶりの旅行です。
受験が２月の初め。
でも、春休みの旅行計画は受験が終わってからでは遅すぎます。
これからが佳境という１０月ころからひそかに準備を始めました。
私は勝手に
「受験が終わったら、ビーチでのーんびりしたいわ～。モルディブなんかいいわよね～」
と思っていました。
でも、ここはやはり一番頑張っている本人の希望を聞こうと思い、でもあまりはしゃいだ雰囲気を醸し出すのも良くないと思いながらそれとなく聞いてみました。
「エジプト！！」
即答でした。
実はマリリン、相当のエジプトマニア。
保育園に行っていたは毎日毎日朝から晩まで１人でブロックでピラミッドを作っていました。
それもちゃんと大きさを変えて３個…。
これはマリリンが２歳のときに切り抜いて紙に貼った「作品」
かわいいシールとかキャラクターには見向きもせず、ひたすらこういうものばかり好きでした。
テレビで「エジプト特集」があれば、ほとんどすべて食い入るように見ていたと思います。
↑ 私がマリリンとティガーの成長を描いた絵日記。
マリリンはアメリカで生まれたので、じじばばに成長の様子を伝えたくて、せっせと書いて「マリリン通信」を国際電話でfaxで送っていました。１２年前ですからブログとかない時代です…。
マリリンが１歳のときに帰国したのですが、私たちは東京だったので、そのまま名古屋に住むじじばばに「マリリン＆ティガー通信」としてfaxを送り続けました。
今となっては私の宝物ですね。
これはマリリンが３歳のときの日記。
いかにマリリンがそのころからエジプトにはまっていたかよーっくわかります。
そりゃ、エジプト行かなきゃね。
というわけで、エジプト行きが決まったのは、マリリンが必死に勉強していた１０月半ばでした。
（今回はカメラマンティガーにコンデジを持たせたので、ティガー目線の写真がいっぱいです。
冒頭のピラミッドとスフィンクス写真はティガーの撮影。冒頭を飾るにふさわしい良い写真です。）
