幸せなディナーの翌朝。
朝食は、まあ普通のコンチネンタル・ビュッフェ。
パンとかハムとかチーズとか。ヨーグルトがおいしかったな。
でも、まだ今日もランチが待っているからちょっとおなかに入れる程度にしておく。
朝食後は散歩がてら、ショップに行ってみる。
昨日飲んだワインが売っていた。
白ワイン、おいしかったけどショップでの値段は8ユーロ…
赤ワインが15ユーロぐらいだったかな。 安いのね…
Kさんにお土産として赤ワインを一本購入。
自分の分もほしかったけど、重いし、これから行くポール・ボキューズにも売ってるだろうということでやめておく。
チェックアウトして、タクシーがくるまでの間に、
昨日のソムリエのサイモン君にワインセラーに連れて行ってもらった。
ひんやりしてて、ワインが熟成するよい薫り。
100万円くらいするようなワインもあって、そういう「お宝ワイン」は鍵つきの柵の中に眠っている。
短い時間だけど、興味深い見学ツアーだった。
これだけ堪能して、二人で550ユーロは安いと思う!!
ありがとう、ジョルジュ・ブラン!!
タクシーの乗って、マコン・ビルの駅へ向かう。
さすがに今朝は歩いて最寄駅までは行かないよ。
マコンビルからリヨンまでは30分くらいかな。
リヨンでは大御所「ポール・ボキューズ」に行くんだ。
まだちょっと時間があるから、タクシーでリヨンの街中に出て散策することに。 い
ろんなお店を眺めながらぶらぶらして、カルティエで時計を見せてもらったり…スイスより高いのね…
で、いよいよ今日のメインイベント、ポールボキューズへ。
タクシーで川沿いの美しい景色の道を20分くらい走ると超派手なピンクの建物が見えてくる。
イメージは街道沿いのドライブイン風???
でも中に入るとクラッシックな豪華な雰囲気。大きな暖炉で薪がバチバチと燃えている。素敵!!
メニューは110ユーロ、150ユーロ、190ユーロの三種類。
150ユーロにしようと思っていたんだけどこちらの看板料理のトリュフのスープは190ユーロのにしか入っていないし、やっぱり思い切って190ユーロにしてみた。
1皿目 フォアグラ。昨日のテリーヌより、フォアグラのほうが好きだからこれはよかった。
2皿目 トリュフのスープ。パイを割ってスープを見ると、中には黒いものがいっぱい。
これってキクラゲ?と思ったら全部トリュフ!びっくり。
チキンスープで具もいっぱい。「おふくろの味・豪華版」って感じかな。
味はかなり薄めで最初は物足りない感じもするけど、食べ進めていくと味わい深くなってくる。けど、かなりおなかいっぱいになる…
3皿目 ヒラメのムニエル。まあ、普通かな。
この辺でちょっとうーむ…と思い始める。
昨日はサービスといい、味といい、雰囲気といい、全てがよすぎたのか
今日はなにかが違うと感じてしまう。
さっきのスープも素晴らしかったけど、しびれるほどの感動はなかったんだよね…
4皿目 お口直しのシャーベット。 こ
れはワインをそのままシャーベットにしたような感じでさっぱりしてて良い感じ。
5皿目 チキン。 びっくり仰天な状態で登場。
パンパンに膨らんだ袋(腸詰みたいな感じ?)の中にチキンが丸ごと一羽入っていて、目の前で取り分けてくれる。
二人で一羽だから、ものすごい量。
ソースも先ほどのヒラメのソースと似ていて、すでにおなかいっぱいの私たちにはもう無理なの。
ちょっといただいただけで残してしまった。もったいない。ごめんなさい。
チーズのワゴンもスキップして、デザートにしてもらうけど
デザートワゴンにも「別腹」が騒ぐような魅力がなく,
イチゴとアイスクリームを少しいただいただけ。
なにがいけないのか自分でもよくわからないけど、
昨日の感動が大きすぎたせいか、旅の疲れが出てきてるせいか
心からの感動は得られないままお食事は終了しました。
それでも、もちろん満足感というか達成感はいっぱいで
ジュネーブまでの帰りのTGVは奮発してファストクラスにして優雅な気分で帰りました。
これで長かったスイス旅行の全日程は終了だわ…
充実した二日間を過ごし、Kさん宅に帰り、
ぜひとも家族でフレンチグルメツアーに行かれるよう強くお勧めしました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます