旅行好き!

家族旅行よりママ友旅行が増えてきました。

ちょっとモヤモヤするCM

2015年11月26日 | 徒然なる日々

スバルのフォレスターのCMです。


ドラマ仕立てになっておりまして
登場人物は、30代後半くらいの夫婦と子供(小学生男子)。

妻のナレーションでストーリーが進みます。


「夫が突然サーフィンを始めた。
しかも真冬に。」


早朝、まだ薄暗く寒い中、嬉々として
サーフィンに出かける準備をする夫。

それを
「よーやるわー」
という感じで冷めた目でパジャマ姿で眺める妻と子供。


でも、一緒に行こうと誘われ
真冬の海に家族3人でフォレスターで出かける。


真冬の誰もいない海で1人サーフィンに興じる夫。



完全防寒対策をして
フォレスターのトランクに座って
眺める妻と子供。


まだ超初心者なので、立つこともできない夫。
倒れても倒れてもトライして

「あっ、お父さん、立った!!」


喜ぶ息子。



決め台詞は

「新しい自分に会いにいこう!」


そして、帰り。

疲れ切った夫と
朝早くに起こされて眠い子供は
後部座席で爆睡。

その2人の姿を見て、微笑みながら運転する妻。




幸せな素敵なファミリーですよ。
フォレスターでお出かけしたくなりますよ。


でもね、でもね、なんか違和感ないですか?




夫がサーフィン始めて
新しい自分に会いにいくのは
スッゴくいいことで、妻としても喜ばしいですよ。


でも
なぜそれに妻と子供まで付き合わなければならないのか?


例えば、夏で海水浴も兼ねて、なら
全然いいし、
夫がもう少し上手くなってから
見に行くのもいいとは思うんです。

でも、立つこともできない夫のサーフィンを、
しかも真冬の早朝に見に行かされるのってどお?

この奥さんと子供も
最初のシーンから察するに、
「お父さんのサーフィン見に行きたい!
ついて行きたい!」

って積極的だったわけではなさそう。



夫が強引に
「新しい自分を見てくれ!」
といわんばかりに連れ出したと思われるのです。


そして、最後は
俺は新しい自分に会えて満足感いっぱい。
疲れたから寝る。


奥さん、微笑んで、少年のような夫を愛おしく見ていますが、実際はどうなんだろうね。


多分、内心苦々しく感じているのではないだろうか?
息子も面倒くさいと思っていないだろうか?



恋人同士とか
若い夫婦なら
いつも一緒にいたい~~~!

ってついて行くかもしれませんが…。



多分、こういうステレオタイプな家族の幸せをCMにしちゃうのって
男性の企画なんだろうなー。



ちなみに我が家の夫も
「新しい自分に会いにいこう」とウインドサーフィン始めましたが、
当たり前ですが、1人で勝手に行きます。
一度だけ、ちょっと上達したころに
友達と会うのも兼ねて見に行ったことはあります。

もし仮に夫がウインド始めてすぐに
真冬に私も見にこいとか言われたら
「え?」
と思いますよ。

決して仲悪い夫婦じゃないし
どちらかというと仲良しだとは思いますが、そう思うのが普通じゃないかなー。