先日、ロンドン在住の大学時代の寮のルームメイト「ちくわ」が一時帰国したので
久しぶりに会いました。
東京駅の「シャングリラ」に宿泊しているとのことで
(会社の出張扱いで、こんな高級ホテルに泊まっている!!)
東京駅近くがいいということで、我が家のレストランガイドである夫に選んでもらいました。
ちくわのダーリン(イギリス人)、ちくわの夫=ちくわ夫=ちくわぶ、も一緒なので、行くレストランのチョイスはなかなか難しいんですよね。
京橋の「伊勢廣」 という焼き鳥屋。
周りはビルに囲まれて、こんなところが残っているんですね。
こんな路地が江戸の風情を物語ります。
前回は上野の串揚げ屋をチョイスしてくれたのですが、今回もなかなかいいです。
グッチョイ! 夫!!
この日はとてもいい天気で、ちょっと暑い日ではあったのですが
ちくわとちくわぶ、まるでビーチにでも行くようなカジュアルな服装。
そう、まるで、良く見かける「ガイジン」な感じ…。
ロンドンから来ると、この日差しと湿度は「真夏」らしく、耐え難いらしいの。
でも、まだ5月だよ?
それに、40代女子がそんなに腕やら脚やらを直射日光の下にさらしちゃダメでしょ?
すっかり「ガイジン」な感覚のちくわ。
昼の予約はある程度以上のコース料理なら出来るのですが、昼の定食だと予約はできません。
でも、早目に行けば入れますし、サラリーマンの方は食べたらすぐに出て行きますので、回転が速いため、それほど並ばなくても入れます。
こちらは、焼き鳥4本丼。
左から、ささみ、つくね、ネギま、普通の焼き鳥。
一つ一つが大きいので、4本でも十分です。
それぞれ塩だったりタレだったり(ささみはワサビ)で、味付けもしっかりしていて、鶏肉の歯ごたえがすんごいの。でも超ジューシーなの。
そこにさらに、炭火の香ばしさが加わって、
「一体私が今まで食べてた焼き鳥はなんだったの?」
って思うくらい。
そして、鶏肉の旨味とタレがしみこんだごはんがおいしいのよ~!
実は、ちくわも内心 「焼き鳥はロンドンでも食べられるんだけどね~~~」
と思っていたらしいんだけど、かなりの衝撃に感動した様子。
もちろん、ちくわぶも喜んでくれました。
外国人は、ああいう「甘辛のたれ」大好きですよね。
カウンター席で目の前でジュージュー焼かれる焼き鳥を見てるのも楽しかったし。
でも、長居はできないので、食べ終わったらさっさと出て、ゆったりとお茶しに移動します。
向かったのは、千疋屋♪
ソファもふかふかで心地いい。
そこで私とちくわがいただいたのは、
千疋屋スペシャルフルーツパフェ
1700円!!
ちくわぶはプリンアラモード。
1600円だったかな?
イギリス人からすると、「果物の盛り合わせ」にそんなお金出すのが不思議みたいで、かなりびっくりして、すぐにツイッターでロンドンの友達につぶやいていました。
まあ、日本人でも、フルーツパフェにこんな値段、普通じゃないんだけどね。
でもさ、ロンドンでちょっとお洒落なアフタヌーンティーしようなんて思ったら40~50ポンド(6000円くらいか?)するじゃん?
で、とにかく、ずーっと、一度食べてみたい!
とあこがれ続けたフルーツパフェが目の前にやってきました。
学生時代、すごく貧乏で、千疋屋なんて夢のまた夢。
ちょっと嬉しいことがあった日とかに、ものすごく思い切ってコージーコーナーのケーキを1個買ってきて、寮の小汚い部屋で3人で分けて食べたよな~。
それを思うと、私たち、大人になったわよね。
こんなパフェを食べられるまでに成長したのね。
上の載ってるフルーツのクオリティは言う間でもなく、生クリームも、中に詰まっているフルーツソースやアイスクリームも、すべてが上品でおいしいの。
でも、かなりのボリューム。
途中から、かなりおなかいっぱいで苦しかったけど、夢にまで見た千疋屋のフルーツパフェですからね、絶対に残すもんかと必死ですべておなかにお収めました。
ちくわは学生時代人見知りで、3人部屋の中では一番静かで一番和風な感じでした。
かなり慎重派で、控えめなちくわ、保守的な日本の大企業に就職したんだけど、ある日突然外資系の会社に転職し、NYやロンドンを行ったり来たりして、いつしかロンドンに定住し、そして、イギリス人と結婚し…。
周りの誰も想像できない、多分ちくわ自身も驚いている人生だろうね。
結婚して4年。
ちくわぶと会話で心の底から分かり合えてるのな~
なんて言ってたけど、よどみなくしゃべり、笑い合い、ツーカーでわかりあってる2人の姿に感動。
ネイティブじゃないから、会社でもつらいんだよね~
なんて言いながら、リストラの嵐のロンドンでしっかり生き抜いているちくわ。
ほんと、すごいよ。
いろいろと感慨深いちくわとのランチでした。