弟のティガーは、姉のマリリンにむかって、いちいちムカっとくるような一言を投げかけます。
その一言自体はほんとにくだらないことだったりするんですけど、それをサラリとかわせるほど大人じゃないマリリンといつも大ゲンカ。
そんな毎日が繰り返されています。
多分、ティガーがマリリンにちょっかい出さなければ、平和なんだと思うんですけど、どうしてもティガーはマリリンに関わりたいんですね。
上がお姉ちゃんの弟って、みんなそんな感じです。
いつまでも幼くてかわいいんだけど、なんだか頼りないというか、甘ったれと言うか。
ものすごく良く言えば優しいけど、優柔不断というか、回りの様子をうかがうと言うか。
お姉ちゃんにちょっかい出して怒られるのわかってるのに、ちょっかい出さずにはいられない、いつも自分に注目してほしいと言うか。
ティガーと100エーカーの森の仲間たちは、みーんな「お姉ちゃんの弟たち」
見事なまでに「怖いお姉ちゃんのもとで耐える(?)弟たち」なんですよ。
別に友達をお互いに選んだわけじゃないけど、自然と「なんかこいつと気が合うな」っていうオーラみたいなのがあるんでしょうね。
生まれ育った環境が似てるからお互いの境遇がわかるというか。
愚痴もこぼし合えるのでしょうか…?
弟君たちはみんな優しくて穏やかなので、決して喧嘩にはなりません。
でも、優柔不断で誰もリーダーにならないので、遊びもなんだかふにゃふにゃしています。
もちろん、友達は姉がいる弟君だけじゃありません。
姉がいる弟君じゃないとすると一人っ子とか穏やかな長男クンとかで、今風に言えば「草食男子」の集まりですね。
兄のもとで鍛えられている男っぽくて力強い次男君にはついてゆけないのでしょう。