自分になんにもないのなら誰かに何かに寄り掛かればいい。

二世や実家が太い人は大変だ。
常に比較されたりそれらのせいにされたりすることが多いだろう。
普通の人の何倍も努力をしないといけないような気がする。

才能がある人も大変だ。
なまじあるから止め時がわからない。
自分の期待しちゃうだろうし。

なんにもない。
そう私はなんにもなかった。
いや、嘘だ。

結婚して責任感があった。
夫が妻や子供を養っていかなければならないという前時代的な感覚が確かにあった。
今はそんなもの幻想だってわかっているけれど当時の私には確実にあった。

幻想でも勘違いでもいい。
なにかあればやっていける。
そういうタイプみたい私は。

逆にいうと何かないとなんにも出来ない。
子供の学費に仕送り、家のローン、どーんと来い。
それらのおかげで私は生きていられる。

自分がからっぽだって気付いたときの絶望感。
だけど自分になんにもないのなら誰かに何かに寄り掛かればいい。
焙煎機、エアコン、エコキュート、さあ、次は何が壊れるんだい（笑）