蒼穹のぺうげおっと

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小説:『イリヤの空 UFOの夏』

2005-03-05 04:11:18 | 小説 感想
つい先日ものすごく軽い気持ちで小説の『イリヤの空 UFOの夏』を4冊購入したのですが、既に通しで2回読み返しました。
最終巻に至っては4回、ラストシーンに至っては8回読み返しました。

様々なライトノベル評論誌で取り上げられているので、今更とは思うのですが敢えて言わせて頂きます。
『イリヤの空 UFOの夏』は良い。非常に良い。

このタイトルにこの作品の全てが凝縮されていると言っても過言ではない、それほどまでにこの『イリヤの空 UFOの夏』というタイトルが素晴らしく、これが描写される最期のシーンは何度(現時点で8回、以降続くことが予想されます)読んでも泣いてしまいます。
今ではこのタイトルを思い出すだけでも泣けるかもしれません。

ノスタルジーに浸りつつも、美少女と兵器というカタルシス、そしてそれだけでは言い表せない透明な切なさ。
この作品も2回目に読むとより一層切なさが増す、そういう作品です。

この作品については「ここのこの点が良かった」とかどうとか書く気にならず、自分の胸の中にしまっておきたい、そんな感じなんで感想はここまでです。
ただ一点、この『イリヤの空 UFOの夏』というタイトルは素晴らしいです。

ここからは余談。
「美少女と兵器というカタルシス」と言えば、『最終兵器彼女』を思い出す方も多いと思うのですが、私は連載中(かなり最初の時点で)にあまりにちせが不憫で読めなくなりました。
しかし、『イリヤの空 UFOの夏』を読み終えた後『最終兵器彼女』を一気に読むとまた違った思いで読むことができました。
ちせが守ろうとしたものは何だったのか?『イリヤの空 UFOの夏』を読む前と後ではこの『最終兵器彼女』の読後感が全く違っていました。
『イリヤの空 UFOの夏』を読んだおかげで救われた、そんな気がします。

「美少女と兵器というカタルシス」と言えば・・・、そんなわけで今映画『ローレライ』がめっちゃ観たい。

『イリヤの空 UFOの夏』は最近DVDが発売されましたが、あいばさんのところでもDVDが売れているという報告が入っているのでそれも納得って感じです。
僕もDVDがどうなっているか、そのうちチェックしたいと思います。
#個人的には水前寺がどうなってるのかがみたいかも。
#椎名は桑島さんがやるそうで、それも楽しみ。


イリヤの空 UFOの夏(その1)
価格:¥578 (税込)

4冊セット購入をお勧めしますがその1と
その2は一緒に購入した方が楽しめます

その4のラストは何度読んでも泣けます
タイトルの素晴らしさに涙が・・・