1年間続いてきたガンダムSEED DESTINYも早いもので現時点で残すところ最終話のみとなりました。
そして今回はテーマ的な部分については着地しているので、個人視点での今作キャラの帰結を描いて欲しい、と思い続けていた部分を描いてくれた第49話「レイ」。
意図的な部分があるとは思うのですが、最後までキャラ同士に相反する視点を持たせつつ、かつ一方的な善・悪を描かない、どちらとも取れる物事の「映り方」については最後まで視聴者に任せるというスタンスで描かれる物語。
どちらか一方に感情移入してラストバトルを楽しみたいよ、と思う反面、こうなったら最後まで制作サイドにつきあって見届けるしかない、とこちらも一視聴者として相反する視点で葛藤中(笑)。
最終回はまさに「相克する螺旋で待つ(空の境界より)」という心境です。
■救いはあった レイ・ザ・バレル
先週の第48話「新世界へ」の感想で、残り少ない寿命の中でレイとうい人物にも救いが有ればいいな、と書いたところの回答が今回だったんじゃないかなと思いました。
先週に引き続いての彼のモノローグ、これを語ることこそが彼自身の作中においての救いになってるんじゃないかなと。
やっぱり自分の生まれてきた理由を問い、その存在の理由を問い、クルーゼというもう一人の自分を見つめながら自分で考えて出した答え、それが議長の創ろうとする世界だった、だから自分が生きてきた意味、証を残す、そして二度と自分のような思いをする「ヒト」を作り出す必要がない世界を望む、それをレイ自身の口から語ること、これが僕が2つあると思うレイの救いの1つなんじゃないかなと。
ずっとこのDESTINYでの大きなテーマの一つは「自立」にあるんじゃないかと思ってきたわけですが、レイが選んだ道というのは議長に促されたわけでもなく、周りがそう思っているから流されたわけでもなく、自分で考えて自分で行動している、選んだ道の先に何があるのかという点は人によって違うにせよ、レイ自身は最初から自立志向のキャラだったわけで、これで完全に彼の物語としては帰結した気がします。
もっと信じてやれ
彼女は強い
そういう意味ではこの台詞、既にレイというキャラのエピローグなんじゃないか、と思うほどに効果有り。
こういう風にされたらどちらか一方に感情移入なんかできないじゃないか(笑)。
そして最終話に向けてはキラという存在だけは許せない、とクルーゼとシンクロしてくるあたり演出的に上手いなと思いながら見ていたのですが、ここまでは自分よりこれからの世界を考えて行動し続けてきたレイが、この最後の部分からのみ個人としての感情、個人としての復讐になっているんでここから先は世界が味方しない戦いになりそうです。
やはり最期はキラとの一騎打ちというのが前作からの流れを受けても自然ですし、ここは続編の醍醐味でしょうね。
#個人的にはレイとシンという対決を予想していましたが、レイとキラ、シンとアスラン、この対決の方がしっくりきますね。
■もうひとつのテーマ
大きなテーマ的には第46話「真実の歌」でほぼ着地したと思っていたのですが、前作から続くテーマとしてオーバーテクノロジーへの警鐘、モラルハザードへの警鐘という視点においても、レイというキャラの台詞を使って提言してきていましたね(これでもかと言うほどに)。
これを伝えることがレイというキャラのもう一つの救いであり、作中の意義なのかなと。
前作ではクルーゼというキャラを使って描かれた部分。
ここからはまたキャラ視点に戻ってしまうんですが、
クルーゼは虚無論者としてヒトの世に絶望し、世界の終わりを願った。
それを見ていたレイは同じくヒトの世に絶望しつつも、新しい世界の創出を願った。
全く違う答えを出したのに、行き着く先としてはどちらもヒトの種としての終わりを選んでいるあたりが切ないところです。
ここに対する答えの部分、前作ではキラはクルーゼを論破することができなかったわけですが、今回は同じ「終結の回答」を出したレイに対してキラが回答することができるのか?レイと同じく、自分の意思でスーパーコーディネータになったわけではないキラがどのように答えるのか?答えを出すのか?その辺も注目ですよね。
■ルナとメイリンたん
ルナの物語の帰結はこれは最終話に持ち越された感じがあるんですが、やはりもう一回転機が来て欲しいところ。
メイリンたんの自立物語としては第36話「アスラン脱走」で帰結していると個人的には思っているんですが、ルナの自立物語としてはまだ帰結していないと思っているんですよ。
これでいいのよね?シン・・・
やっぱりここは自分の考えで出した答えではないからこその迷いなわけで、だからメイリンたんの
なんで戦うの?
なんで戦うのよ!?
に心揺れ動かされてしまうわけですよね。
ゆえに最後の最後にルナには自分で出した答え、自分の道を選んで欲しい、そう思ってなりません。
それにしてもエターナルのオペレータ席に座るメイリンたんは良かったぁ・・・。
ということで僕は個人的に最後までメイリンたんを応援しております。
#あっちゃさんのメイリンを応援する同盟を応援しています(笑)。
■タリアさん
ミネルバ離脱を考えていたのですが、この流れでは難しそう。
今作キャラとしての帰結、きっと彼女にも描かれると思っているのですが、彼女は母親としてのスタンスを明確化させた気がします。
自分の子供の将来を守る、このシチュエーションでこの選択をするのは自分も親として頷けるところだし、この決断を非難する権利は僕にはありません(いや、ほんとに)。
この決断が彼女の自分で考えた結論だとするなら、それはそれで僕個人としては有りだとも思います。
だとすると残る今作キャラ、ギルバート・デュランダル議長、彼個人の物語の帰結はどう描かれるのか?
僕個人としては、ラクスと議長との何らかの対決、そしてその後に議長の行動原理となったタリアさんとの物語に収斂させてきてくれると嬉しいところです。
■イザークとディアッカ
いや、最高でした、この二人(笑)。
ザフト復隊の恩義を議長に感じている二人が、この先どういう判断をしていくのか?というのは第11話あたりから気になっていたのですが、既に前作で(ザフトや軍という)カテゴリー脱却という名の自立を果たしているのは伊達じゃなかった。
前作キャラの個人レベルの帰結については既に安心してみている自分がいるのですが、やはりイザーク、ディアッカはデスティニー・プランを議長が公表したとしても、現在の状況を自分たちで考えて判断し、行動しているわけで、ここにも自立の物語があったのは何気に熱い。
素直じゃないイザークは違った意味で熱い(笑)。
■ネオ→ムゥ
この記憶蘇りイベントは丁度本編感想(うーん何話だったか忘れた)のコメント欄でみんなで予想していたところだったので的中って感じでしたね。
改めてコメント欄に記入してくれてる皆さんに感謝。
うちのブログは皆さんのコメントで成り立っているようなものです(ほんとありがとうございます)。
■ネオ ジェネシス
エヴァかと思いました(笑)。
やっぱり議長の新世紀を創るという思いにひっかけているのかな?
■シン
個人的にはルナ、タリアさんの物語も最終回へ持ち越されていると思っているのですが、やはり最後は主人公シン。
これはもう一回来ると信じているのですが、どうでしょうか。
#しかし今回の台詞は自分で色んなことを考えて出した答えだったので、このまま行くというのも考えられますが、それでも最後に一回、デスティニーでの最終激燃え出撃を見せて欲しい。
そしてその答えを出すきっかけを作るのが予告からしても、これまでの流れからしてもアスランというのはやっぱり熱い。
第37話「雷鳴の闇」でアスランを倒し、
第43話「反撃の声」では引き分け、
やはり最後は3度目の勝負から答えを見出していくというのであればやはり熱い。
最後はここ、シンの自立物語を描ききって欲しい、そこをやってくれれば満足、そんな自分がいます。
長かった物語も残すところあと1話。
どういうラストになるのか、もはや見守るしかないわけですが、最後まで楽しんで見て行きたいと思います。
そう、楽しむためには今回一つ注意事項が。
最終回は放送時間が17:30からとのこと。
録画設定を毎週録画にしている方はご注意ですよ。
#僕も危険を回避するため、即EPGで予約しておきましたよ。
#ここで見逃したら色んな意味で泣くに泣けないです(笑)。
そして今回はテーマ的な部分については着地しているので、個人視点での今作キャラの帰結を描いて欲しい、と思い続けていた部分を描いてくれた第49話「レイ」。
意図的な部分があるとは思うのですが、最後までキャラ同士に相反する視点を持たせつつ、かつ一方的な善・悪を描かない、どちらとも取れる物事の「映り方」については最後まで視聴者に任せるというスタンスで描かれる物語。
どちらか一方に感情移入してラストバトルを楽しみたいよ、と思う反面、こうなったら最後まで制作サイドにつきあって見届けるしかない、とこちらも一視聴者として相反する視点で葛藤中(笑)。
最終回はまさに「相克する螺旋で待つ(空の境界より)」という心境です。
■救いはあった レイ・ザ・バレル
先週の第48話「新世界へ」の感想で、残り少ない寿命の中でレイとうい人物にも救いが有ればいいな、と書いたところの回答が今回だったんじゃないかなと思いました。
先週に引き続いての彼のモノローグ、これを語ることこそが彼自身の作中においての救いになってるんじゃないかなと。
やっぱり自分の生まれてきた理由を問い、その存在の理由を問い、クルーゼというもう一人の自分を見つめながら自分で考えて出した答え、それが議長の創ろうとする世界だった、だから自分が生きてきた意味、証を残す、そして二度と自分のような思いをする「ヒト」を作り出す必要がない世界を望む、それをレイ自身の口から語ること、これが僕が2つあると思うレイの救いの1つなんじゃないかなと。
ずっとこのDESTINYでの大きなテーマの一つは「自立」にあるんじゃないかと思ってきたわけですが、レイが選んだ道というのは議長に促されたわけでもなく、周りがそう思っているから流されたわけでもなく、自分で考えて自分で行動している、選んだ道の先に何があるのかという点は人によって違うにせよ、レイ自身は最初から自立志向のキャラだったわけで、これで完全に彼の物語としては帰結した気がします。
もっと信じてやれ
彼女は強い
そういう意味ではこの台詞、既にレイというキャラのエピローグなんじゃないか、と思うほどに効果有り。
こういう風にされたらどちらか一方に感情移入なんかできないじゃないか(笑)。
そして最終話に向けてはキラという存在だけは許せない、とクルーゼとシンクロしてくるあたり演出的に上手いなと思いながら見ていたのですが、ここまでは自分よりこれからの世界を考えて行動し続けてきたレイが、この最後の部分からのみ個人としての感情、個人としての復讐になっているんでここから先は世界が味方しない戦いになりそうです。
やはり最期はキラとの一騎打ちというのが前作からの流れを受けても自然ですし、ここは続編の醍醐味でしょうね。
#個人的にはレイとシンという対決を予想していましたが、レイとキラ、シンとアスラン、この対決の方がしっくりきますね。
■もうひとつのテーマ
大きなテーマ的には第46話「真実の歌」でほぼ着地したと思っていたのですが、前作から続くテーマとしてオーバーテクノロジーへの警鐘、モラルハザードへの警鐘という視点においても、レイというキャラの台詞を使って提言してきていましたね(これでもかと言うほどに)。
これを伝えることがレイというキャラのもう一つの救いであり、作中の意義なのかなと。
前作ではクルーゼというキャラを使って描かれた部分。
ここからはまたキャラ視点に戻ってしまうんですが、
クルーゼは虚無論者としてヒトの世に絶望し、世界の終わりを願った。
それを見ていたレイは同じくヒトの世に絶望しつつも、新しい世界の創出を願った。
全く違う答えを出したのに、行き着く先としてはどちらもヒトの種としての終わりを選んでいるあたりが切ないところです。
ここに対する答えの部分、前作ではキラはクルーゼを論破することができなかったわけですが、今回は同じ「終結の回答」を出したレイに対してキラが回答することができるのか?レイと同じく、自分の意思でスーパーコーディネータになったわけではないキラがどのように答えるのか?答えを出すのか?その辺も注目ですよね。
■ルナとメイリンたん
ルナの物語の帰結はこれは最終話に持ち越された感じがあるんですが、やはりもう一回転機が来て欲しいところ。
メイリンたんの自立物語としては第36話「アスラン脱走」で帰結していると個人的には思っているんですが、ルナの自立物語としてはまだ帰結していないと思っているんですよ。
これでいいのよね?シン・・・
やっぱりここは自分の考えで出した答えではないからこその迷いなわけで、だからメイリンたんの
なんで戦うの?
なんで戦うのよ!?
に心揺れ動かされてしまうわけですよね。
ゆえに最後の最後にルナには自分で出した答え、自分の道を選んで欲しい、そう思ってなりません。
それにしてもエターナルのオペレータ席に座るメイリンたんは良かったぁ・・・。
ということで僕は個人的に最後までメイリンたんを応援しております。
#あっちゃさんのメイリンを応援する同盟を応援しています(笑)。
■タリアさん
ミネルバ離脱を考えていたのですが、この流れでは難しそう。
今作キャラとしての帰結、きっと彼女にも描かれると思っているのですが、彼女は母親としてのスタンスを明確化させた気がします。
自分の子供の将来を守る、このシチュエーションでこの選択をするのは自分も親として頷けるところだし、この決断を非難する権利は僕にはありません(いや、ほんとに)。
この決断が彼女の自分で考えた結論だとするなら、それはそれで僕個人としては有りだとも思います。
だとすると残る今作キャラ、ギルバート・デュランダル議長、彼個人の物語の帰結はどう描かれるのか?
僕個人としては、ラクスと議長との何らかの対決、そしてその後に議長の行動原理となったタリアさんとの物語に収斂させてきてくれると嬉しいところです。
■イザークとディアッカ
いや、最高でした、この二人(笑)。
ザフト復隊の恩義を議長に感じている二人が、この先どういう判断をしていくのか?というのは第11話あたりから気になっていたのですが、既に前作で(ザフトや軍という)カテゴリー脱却という名の自立を果たしているのは伊達じゃなかった。
前作キャラの個人レベルの帰結については既に安心してみている自分がいるのですが、やはりイザーク、ディアッカはデスティニー・プランを議長が公表したとしても、現在の状況を自分たちで考えて判断し、行動しているわけで、ここにも自立の物語があったのは何気に熱い。
素直じゃないイザークは違った意味で熱い(笑)。
■ネオ→ムゥ
この記憶蘇りイベントは丁度本編感想(うーん何話だったか忘れた)のコメント欄でみんなで予想していたところだったので的中って感じでしたね。
改めてコメント欄に記入してくれてる皆さんに感謝。
うちのブログは皆さんのコメントで成り立っているようなものです(ほんとありがとうございます)。
■ネオ ジェネシス
エヴァかと思いました(笑)。
やっぱり議長の新世紀を創るという思いにひっかけているのかな?
■シン
個人的にはルナ、タリアさんの物語も最終回へ持ち越されていると思っているのですが、やはり最後は主人公シン。
これはもう一回来ると信じているのですが、どうでしょうか。
#しかし今回の台詞は自分で色んなことを考えて出した答えだったので、このまま行くというのも考えられますが、それでも最後に一回、デスティニーでの最終激燃え出撃を見せて欲しい。
そしてその答えを出すきっかけを作るのが予告からしても、これまでの流れからしてもアスランというのはやっぱり熱い。
第37話「雷鳴の闇」でアスランを倒し、
第43話「反撃の声」では引き分け、
やはり最後は3度目の勝負から答えを見出していくというのであればやはり熱い。
最後はここ、シンの自立物語を描ききって欲しい、そこをやってくれれば満足、そんな自分がいます。
長かった物語も残すところあと1話。
どういうラストになるのか、もはや見守るしかないわけですが、最後まで楽しんで見て行きたいと思います。
そう、楽しむためには今回一つ注意事項が。
最終回は放送時間が17:30からとのこと。
録画設定を毎週録画にしている方はご注意ですよ。
#僕も危険を回避するため、即EPGで予約しておきましたよ。
#ここで見逃したら色んな意味で泣くに泣けないです(笑)。
ついに最終局面ですねぇ。
>レイ
いつの間にかレイが作品全体のテーゼを背負い込んでしまいましたが、彼との決着で終結させる手法は上手いと思いました。レイの救いもありつつ、彼で終結させると言う展開も、物語がちょうど良く回帰しているような印象ですね。
>ルナ
死亡フラグを乗り越えましたが、彼女って結局なんだったんでしょうね。メイリンは確かに「自立」の道を進んでますが、ルナは何もやっていないんですよね…。最後、自分で思った行動でどうなるのかが楽しみです。
私の希望としてはチュドーンですが(さらっと)
。
>ネオ
一番萌え・・燃えましたよ、ここ。
ネギまのエヴァばりに「うおい!!」と思っちゃいました。アカツキ、グッジョブです。
>ディア×イザ
やっぱ前作に出ているだけありましたね。
彼らとアスランのやりとりは最高でした。
>シン
彼の「自立」や”思い”がどういった結末になるのかで物語も終わるってことですな。流石主役です(笑)。
ではでは、最終回は見逃さないように気をつけます。
10話~43話ぐらいまでの怒涛の流れと濃さに毎回驚きの連続でしたが、ここにきて無理やり進めようとしている感じがなんとも・・・
それにしてもシンは主人公のはずですが、ガンダムシリーズでここまで人に操られている感があるのは珍しいですよね。アスランはアスランでシンが全然言うことを聞かないのに、無理に説得しようとしているのも、いまいち納得できません。このまま無理やり終わらせるような気がしますが、1年間見ててよかったと思えるような終わらせ方をしてほしいですね。
※メイリンたん、今回もよかったです。それにしても、今回ルナマリアとロアノークにはヒヤヒヤさせられました。でも、いまいち物足りないような・・・(
汗
前回のレクイエム。そして今回のネオジェネシス発射。デュランダル、序盤の賢明な為政者ぶりはどっかへ消え去り、安い悪党になっちゃったなあ、という感想で観ていた私ですが・・・・ふと、思いました。議長の変貌は、高い理想を抱いていた傑物が、強大な力を手にすることで堕落していく様を描いているのではないか、と。
そもそもデスティニー・プランというのはもっと長い時間をかけて浸透させていくべきものだと思われます。(世代レベルでも遅いとは言えないでしょう)おそらく当初は、議長も自分は種を撒くことができれば、くらいの認識だったのではないでしょうか。ところが、ミネルバ、シン・アスカという強力すぎる駒を手に入れ、民衆の賛同を得る内に、少しずつ歪みが生じ、権力に狂ってしまったのではないでしょうか。
そんな風に考えさせられたのは、一話目のカガリと議長の会話を思い出したからです。たしか、こんな感じでしたっけ。
カガリ 「強すぎる力は争いを生む!」
議長 「争いがなくならないからこそ、力が必要なのです」
カガリと議長、どちらが正しかったのか?「黄金の意志」でのウズミ様の遺言、
「力はただの力 多くを望むのも愚かなれど むやみと厭うのもまた愚か」
を真理と見るならば、どちらも極端すぎる考えだったということになりますが、少なくともカガリは、極論に耽溺することからは脱却を果たしました。一方、議長はどうだったのか?手にした、世界を動かせる程の力に、少しずつ酔い痴れて行ったのでは?
そう考えると、議長に引導を渡すのはやっぱりシンが適任のように思われます。シンは議長が信奉する遺伝子の知識により見出された才能であり、議長が民衆をなびかせたのと似たやり口で手駒にした、いわば議長の手にした「力」の象徴みたいな存在なわけで。そのシンが全然論理的でも感動的でもない気まぐれな裏切りをして議長を滅ぼす、という終わり方なら、自ら生み出した怪物に踏み潰される悪の科学者に似て、意地悪で、でも綺麗にまとまるエンディングじゃないかと思うんですよ。
ともあれ、最終回「最後の力」楽しみにしています。皆さんのアツい語りが読めなくなると思うと、少し寂しいですが・・・・
今回シン、自分で考えている描写多かったですね。
レイのモノローグに重ねて自分なりの答え「レイと同じ気持ちです」と言葉にし、一つの決断と答えをつけたシンですが、そのあと一人になったシンが「~いまマユは、お話できません」と語る携帯を一人見つめる所が、印象的でした。
彼が自分の答えなり決意なりを語り掛けたい相手・・・それが今はまだ、マユなのかな、と。でも、マユは居ません。語りかけても答えは帰ってこない相手。ものすごく切なかったです。私は熱く感じました。シン、頑張れ!、と応援したくなります。
(こういうところは両澤氏は上手いな、と思います。賛否あるのですがね)
と同時に、これは最終話に、シンはもう一回来るかな、と思わせる部分でもありました。
シンの自立物語を描ききってくれる何かが最終回には来てくれることを信じます。
それがアスランだったら、本当に熱いと思いますし、私もそう願っている一人です!
(シンみたいな部下、本当に居ますから(^^;。シンを見ていると、ほんと、現実に戻って考えさせられます(^^;)
議長については・・・尺が足りなかったかな、と思います。FATESでの議長からの彼の物語りを収斂させて欲しかったかな、と思いました。ちょっと残念です。
最終回、楽しみです。それでは。
通したテーマが語られてしまった気がします^^;
それだけエウレカセブンの出来が秀逸って
感じもしますが。
何はともあれイザーク。やっぱイイ!
他のキャラでは代替が効かないですな。
イザークの部下にはなりたくないですが^^;
「イザーク部長、工数がかさんでいます」
「うるさい、自分で考えろ!オマエの頭は
空っぽか!」
「イザーク部長、納期をもう少し伸ばして
ください」
「うるさい、俺に命令するな!」
・・・いやだ~そんなの。
あの状況で戦闘不能にするのは、救助させて行動を遅らせるのが目的か。クレジットでもとうとうシンが下に。みんなわかっていたことですが…。
>レイ
「でも仕方ありません、彼らは言葉を聞かないのですから」
昔から相手の飲めない要求を出して開戦の口実にするのはよくあること。例えば、対等の国として扱えとか。作品中でもユニウス7のテロリスト引渡し要求などがありましたね。やはり、いきなりレクイエムを撃ったのは不味かったなと。客観的に見ると正当な要求で、相手が受け入れられない要求を探すのが外交官の腕の見せ所。
「世界は再び混沌と闇の中へ逆戻り」
まったくその通り。どうするんでしょうね。ラクス教による神権政治・王権神授説でも採用されたらどうしましょう。歌で洗脳とか。ザンスカール帝国みたいになりそう。
ターミナルが世界を影から支配するなんて陰謀論そのまま。自らの望む秩序を押し付けるのでは議長と同じです。将来、次のロゴスになってしまうでしょうし。ターミナルによる人類支配か、プラントとオーブで世界の分割統治(冷戦)のいずれかと。
>メサイア
中継ステーション(ステーション1に限定される)を攻撃しつつレクイエムを破壊しなければならない(代替目標への変更ができない)ため、行動を読まれてしまい防御されてしまいましたね。合流前に攻撃してくるようにわざと手薄にしたんでしょうね。さらに裏切る可能性のあるものをレクイエムから遠ざけることを狙ったと。
実際のところ、別の場所にいるメサイアまで行く事ができないので向こうからやってきたんでしょうけど。第29話「FATES」最後の倒れたチェスの駒はジェネシスの暗示と予想していたので、ジェネシスが出てきて一安心。
>ルナマリア
今回で死亡、最終話でシンが戦う理由になると思っていたので意外。最終話が終わるまで死亡フラグが消ないので不安。なぜエターナルと通信が繋がったか、なぜルナマリアがインパルスに乗っていることを知っているのかは考えないことにしましょうね。
ついに ここまで来ましたね…
タイトルはディアッカの名言より(笑)瞬殺は勘弁して下さい(汗)
>49話「レイ」
チェスの駒
しっかりとナイトが二つ(二人)キングを守っていますね しかし クイーンはいろんな方向へ動けるんですよ(戦局をチェスで うまく表現しているなと思いました)
燕。さんの仰る通り 単純な勧善懲悪でなく 白も黒もない展開だから深いと感じる部分といまいち感情移入できないもどかしさをやりきれなさ…しかし ここまで来ました なら 最後まで楽しむしかないじゃないか!(笑)(皆さんのコメントのラストスパートがすごく楽しみです)「考えるな 感じろ!」byブルース・リー
>ネオ(ムウ)とアカツキ
テレビ画面に向かって「ウォォォオゥ!」(←注:エサを与えないで下さい)と叫んでいました
アカツキがビーム兵器を反射するという機能の伏線はコレがしたかったのか…でも なんか嬉しい…分かっていたけど嬉しい 前回のSEEDと同じラス2でこの演出は素直に喜びました
アカツキ スゲェ~ でも その装備(バリア)もっと早く使おうよ(笑)まさに フィンファンネル
>今週のマリューさん
涙ぐむマリューさんが良かった!(前回のSEEDでの「帰って来るって言ったのに…」が報われましたね)でも 揺れない…(ひょっとして もう揺れない…(しつこい))ねえ!由梨さん(笑)
>ミーティア装備
ロング・ビームソードがイデオンのイデオンソードに見えてしまいます(オイ)余談:スパロボのミーティア装備はなんか微妙でした
今回の展開を踏まえて
おそらく最後の妄想をしてみました…(あくまで妄想ですよ)
「レクイエム」はオーブ軍により破壊され もうひとつの大量殺戮兵器「ネオジェネシス」を破壊に向かうキラとアスラン…
前回SEEDにて「ジェネシス」をジャスティスの自爆により破壊したアスラン…彼を追っていったカガリと脱出という展開でした
今回はシンが「ネオジェネシス」をディステニーによって止める(破壊)のでは…47・48話はその為のタメかな?と思いました
議長やレイの意見・考えは理解できる…でも その為に誰かが死んでもいいということではない
その為に人を殺すのではなく 人を殺す「兵器」を破壊する…という考えに辿り着いて欲しい(願望)
メサイアまで破壊するか分かりませんが…
「ネオジェネシス」をディステニーによって止めた(破壊)後それを助けに来るのはルナマリアで爆風に巻き込まれるインパルスとディステニー…
「お姉ちゃ~ん!」と叫ぶ(かわいい)メイリン
しばらくして爆風の中から飛び出す機影…
BGM:「焔の扉」
…あれは!
コアスプレンダーで脱出するシンとルナ…
(この展開だとシンもルナもインパルス(の機能)も活かせるような気がするんですけど…)
議長が分からないんですが…
まさか タリア艦長が決着をつける?(ミネルバ特攻とか…)のかな?(あくまで妄想ですよ…二回言った)
間違っていたらゴメンナサイ…
「私は… メンチローゾだ…」
(気にしないで下さい…最近 読んだマンガの影響です)
>最後に
う~ん
トリプルドムがちらっと見れて嬉かったのですが…
他の出演者は いったい?
虎は?…せっかく専用機があるのに…(阪神が優勝しそうなのに…(オイ))
カガリは?…(ラストシーンに「おかえり!」と言って終わるんじゃ…)
…マルキオ導師は?…ん!?(違)
少し寂しくなりそうですが…最後まで楽しもうと思います
・・・それでは・・・また!(「銀河英雄伝説」DVDを観賞しながら…)
>スパロボ?
圧倒的な数の敵、少ない戦力、エースパイロットの乗るMS、そして仲間になる敵。
今週はなんだかスパロボ集大成みたいなカンジでした。
>ネオジェネシス
あら、大変。
とんでもない隠し玉の登場です。今回のはミラーの交換なしで運用が可能みたいですね。
相変わらずの破壊力だし、これならレクイエムがやられても、ネオジェネシスで代用がききそう・・と、いうか砲台の移動が出来るネオジェネシスのほうが使い勝手がいいに決まってます。
戦力を消耗させるためにレクイエムシステムをオトリに使ったのか・・。
>シン
自力ではレイからの離脱は難しそう。
同情で付き合っているだけ、という感じです。
離脱のキッカケはやっぱ、ルナか・・?
>ルナマリア
誰しもが叫んだことでしょう。「志村!後ろー!!」と。(やりません)
メイリンたんから「なんで戦うの?」と問われましたが、彼女が戦うのは命令だからであって、非難されるものではありませんね。
そういう意味では、イザ×ディア(イヤ、ディア×イザ?)の離脱は、やけにあっさりしすぎてたなぁ。
せいぜい、黙って道を開けてやるぐらいの事をしてくれるのかな、と思ってました。
>ドム
早く踏まれて安心させてください。
(変なイミじゃないですよ)
>暁
暁のミラーコーティングの設定は、今回の為に用意されたのですね。
でも、タンホイザーを無効にしたことで、ますますデスティニーのフラッシュエッジ2を無効にできなかったのが納得できまなくなりました。キッチリしてください。
>ネオ
地球連合軍大佐、ネオ・ロアノークは改造人間である!
彼を改造したロゴスは、青き清浄なる世界をたくらむ闇の秘密結社である!
ネオ・ロアノークは、人間の自由のためにザフトと戦うのだ!
ご存知、仮面ライダーのオープニングナレーションのパロですが・・。
コレ、似合いすぎ。
だから「仮面」をつけてたワケですね!
ネオ様、素敵すぎ!
デヤハァ~~~~!!!(武藤 (ぉ
かつて様々な方向で騒がれた種デスも、ようやく残り一蹴・・・ゲフゲフン、一週と相成りましたね。
サブタイトルがレイですから、結構レイにスポットが当たって最後で死ぬとばかり思ってたんですが、出撃してキラに恨みごと言って次週。
益々もって後一週でどうやって終わらせるのか気になってしょうがないですね。
なんていうか、山田花子がマラソンやって誰がどう見ても時間内にゴールが出来ない状況になっちゃってスタッフも慌てて
「どうすんのどうすんの!??」
っていう感じとすごい似てますね。
もうここまで来れば素直に『時間内でゴール出来なかったですすいません』というテロップを流して、特別番組を手配するとか、ハンターみたいにOVAに移行して完成度をひたすら・・・・
とかみたいな夢物語でもなんでもいいですから、途中までダラダラ歩いてたクセに終盤になって車に乗るのだけはやめてくれませんかねーなんて。
・・・・もう手遅れか(ぉ
製作面での不満というかそういうのは尽きないんですが、一方で色々と魅せられる者も多かった事もまた事実であり、そこら辺は素直に賞賛しようと思います、善い所はイイ悪い所は悪い。
ネオのアカツキシーン。最初に予想をいったのは僕ですよエッヘン!・・・なんて言いはするもののまあみんなわかってたよネ。
>>「~スピードです、敵の本隊に囲まれる前に堕とします」
ああ、早い話が僕がスパロボでの僕の作戦と一緒ですね。
ドミニア・ブライト艦長「全ユニット突撃!力押し!!」(ぉーぃ
ミーティアダブルで装備とは豪華というか怖いというか。
キラが撃ち殺しまくってるように見えるのは気のせいですか?どっちに判断すればいいんでしょう、例の『フラガのヘルメット』みたいに見なかったことにすればいいのか、それとも何の説明もなしに
キラ「あ、僕不殺やめたから。めんどくさいよねやっぱり」
って事なんですか?(コラ
・・・改めて見直してみるとそうでもないのか?
ううん、本当にわかりづらい。
う~~ん・・・これは本気でどっちだ。コマンド『手加減』する暇も無いぐらい切迫した状況と考えられなくもないけどそれならこれまでもそうだっただろうという話になるし・・・
『善悪』を不明瞭にするのはそれは一つの表現としてありでしょうけどこっちの不明瞭はワザとだとしたらこれは不親切以外の何者でもない気が。
>>「ラクス!発進する!いいねっ!!」
「キラ・ヤマト!行きます!!」のみから恋人に了承を問う形になりました。・・・ダメって言われたらどうするんだろう?
●IFを体感せよ。拒否の場合
アス 「キラ!!この大変な時に何故出撃しないんだ!!」
キラ 「だって、ラクスがダメだって」
ラクス「愛しのキラには常に側にいて欲しくって・・・」
キラ 「ラクス・・・」
ラクス「キラ・・・」
(CM前後の様な雰囲気)
アス 「お前ら、こんな時まで・・・っ!!(血涙」
>>「このようなもの、もうどこに向けてであれもう撃ってはならないのです!!」
難しいなあコレは、大元に行くと最初に言い合っていた【力を持つことの是非と善悪】にまで登りますし。
あとひねくれた見方をしたら
「キラとアスランのミーティアはええのん?」
って話にもなりますし。
スパロボでは全てが終わった後ほとんどの機動兵器を封印したり解体したり平和利用したり博物館に飾ったりと様々だったなぁ。
そう考えると宇宙から何か敵が来た時レクイエムだって役に立つ訳だし・・・
「私達はありとあらゆる事を思考した!!世界の荒廃を食い止めるための手段を!しかし・・・しかしダメだった!!いくらそういったものを考えようと、結局出た結末はその星を救う為に造ったモノが!!より惨たらしく地球を焼くというどうしようもない未来だった!!」(メルティ・ブラッド、ワラキアの台詞より)
やっぱり人間はあんまり過ぎたオモチャを持ってはいけないのでしょうか。
>>「仕方ありません。彼らは言葉を聞かないのですから」
・・・えぇえ~~~!!?
何の言葉も聞かずにいきなり国を吹き飛ばしたのはどこのどちら様よ!?(いやまあギルの台詞じゃないけどさ
>>「だがその結果に俺は・・・どうすればいいんだ?
父も母も無い 俺は俺を作った奴の夢など知らない
人より早く老化し もうそう遠くなく死に至るこの身が
科学の進歩の 素晴らしい結果だとも思えない」
ここはお見事。
レイもまた被害者であるという事、そしてクルーゼを改めて作中で補完と弁護。抑揚の無い口調がよりレイの心の中のどうしようもない絶望感や心の叫びを表していると。
>>「だが 誰が悪い? 誰が悪かったんだ?」
現実で身近な所だと
【日本を戦争に導いたのは誰のせいで、誰が悪かったのか?】
みたいな感じでしょうか。レイ(と恐らくロゴスタッフ)は、【別に誰が悪かったといえるものではない】的な論だと思うんですが、僕の思想だと、歴史事実上確かに原因である東條以下処断された戦争犯罪者達、天皇は勿論。当時の日本国民のほぼ全員だと思ってます。
どちらも広く世界を見ず、熱に浮かされ、後の未来にどんな結果を生むか考えていなかったその【結果】が多くの悲劇だったというのは似てますね。
少なくともSEEDの計画は第二次世界大戦よりは得るものもは比較的あったとは思いますが・・・そんなもんレイ(被害者)にとっては何の価値も無いか。
5000字超えそうだし残りは明日で