5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

節電、夏カレー

2011-06-27 22:32:05 | たべもの
名古屋地方は最高気温30度以上の真夏日が22日から6日間続いている。

東京電力の送電範囲に大首都圏が含まれていることもあってか、マスコミが煽る「15%節電の掛け声」はみるみる日本全国に拡がって、企業や家庭には一種の「踏み絵」効果をもたらしているようだ。もっとも本格的な暑さのピークはまだまだこれからの話であるが。

仲間のツイートにも彼らの「節電」意識が読み取れる。曰く、

「この夏はなるべくクーラーを控えるべく扇風機を買いにいくが、ヤマダもケーズも売り切れ!イオンに小型が数台だけあり、二台購入。」

「我が家も扇風機大活躍。既存の中小扇風機3台にプラスして今月は中小各1台購入済み。更に超小型1台を購入するつもり。エアコン3台は、それぞれテスト運転は完了しているが、本格運転には気が引けて・・・。電気代が減ることが楽しみ。」

「地下鉄の車内の蛍光灯が先週から間引かれている。節電が美徳になり、企業はそれが経営上、プラスになっているとも。高齢の方は冷房を使わないで、我慢されている。暑さは去年ほどではないという説があるが、熱中症で命を落としたら元も子もない。」

「当社のオフィスも蛍光灯を間引き。室温も28度設定なのでかなり暑い!28度以下になっても湿度が58%だとかなり不快。」

「エアコンなんか子供の頃はなかったのだし、扇風機で十分。昭和の夏に戻るのも良いものだ。」

ほんとうにそう思っているのだろうか?無理をすることはないぞ。

痩せ我慢は適当にして置いたほうがよかろうと思う自分は4日前からクーラーのお世話になり始めた。スイッチを押せばすぐに、汗が引いて体がさらりとするのがクーラーのメリットである。今年もお世話になりそうだ。

今朝のNHKでは「クーラーの節電法」を伝授してくれた。1)冷風口のルーバーは下向きでなく水平、2)扇風機を使ってクーラー冷風を部屋に行き渡らせる、3)除湿より冷房の方が節電、4)睡眠タイマーは熟睡時間分(3時間程)にセットなどだが、今夜から活用させてもらっている。

さて、たべながら「節電」しようという食品メーカーの夏用マーケティングも盛んになってきている。これもTV情報だったが、冷飯にかけられるカレーというのがハウス食品から発売されたというので、さっそくスーパーで買って試してみた。

昔の母親カレーは鍋が空になるまで二度三度と冷たい状態で食べさせられたもので、これがまた美味かったのだから、昭和30年代のなつかしい味が再現されているのだろうかと思ったのだ。しかし、インド風の挽肉キーマカレー@149円は、正直言って値段相応の味。普通の温カレーとどこが違うのかが良くわからない。要するに温めなおさずとも食べられるということなのだと理解した。

今日の産経新聞、生活欄には「食で乗り切る節電の夏 常温カレー、冷たいメロンパン、冷蔵するドーナツ…」というリードで、自分のトライした「夏のカレー」もアイデア商品として紹介されている。「厳しい暑さが予想される「節電の夏」を家庭で乗り切る一つの手となりそうな、暑さしのぎの食品」というわけだ。

記事によれば、去年の猛暑時の「暑いので温めないで食べたい」という利用者の声や、大震災被災地の非常食として常温で食べられるレトルトカレー需要が高まったことが急遽販売のきっかけだったという。

植物油やトマトペーストを使うことで、温めなくてもなめらかなソースに仕上げたこと。香りの強いスパイスを使用して香り立ちを良くしたことが特徴だと書かれている。なるほど。

さらに、神戸のドンクは「ひんやりパン」を新発売し、ミスタードーナッツは定番ドーナッツを冷やして食べる新提案を行うなど、食品各社の「節電メニュー」は暑さが本格化すればより注目を集めるだろうと記事は結んでいる。

クーラーをしっかり効かせて、スパイシーなホット・カレーを食べるなんて「節電イジワル」をやってみたくなった。





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