5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

ペダルゴミ

2021-01-05 21:15:56 | 韓国

日本のコロナ感染確認者が一日5千人に近づいている。今日の発表では全国で合わせて4890人だった。死者も一日で62人を数える。首都圏だけの非常事態宣言では間に合わなくなってきた。

1月5日、愛知県の発表は273人(17533人)、死者は6人(239人)である。重症者が増えていそうなのは明らか。わが町でも累計の感染確認数が100の大台に届く。

これまで毎日午後の3時間を万歩と買い物に絞って外出をしてきているが、自己規制をもう少し強化する必要がありそうだ。

今日は火曜日、楽しみにしている中日夕刊の「世界の街海外レポート」には6か国の特派員レポートが掲載されている。そのうちの3件は、新年も続くコロナ規制下での「食」についての話題だった。やはり生きる愉しみは食べることというわけだ。

「配達民族」と自分たちを名付ける現代の韓国人たち。デリバリー食が大好きだというわけである。特派員氏はこう書いている。

ソウルを流れる大河、漢江沿いの公園を散歩していた彼「ペダルゾーン」と書かれた区画を見つけた。「配達」と書いて「ペダル」と読ませる。ここは携帯電話で出前注文した飲食物を受け取るエリアだったのだ。

出前サービスが発達した韓国では、携帯アプリでなんでも手軽に注文し、屋外でも飲み食いができる利便性が自慢だ。もちろん近年のデジタル化の恩恵を受けて拡大していったサービスだろう。注文も配達も支払いもすべてWEB上で完結してしまう。

漢江公園など屋外だと注文主の立ち位置が分かりにくいということから、数カ所のペダルゾーンを設けてあり、その番号を印に配達員があなたの前までやってくるという仕組みだ。

去年は、コロナウイルスの感染拡大で、サラリーマン同士の会食が避けられたり、自宅のオンライン勤務形態が増えたこともあって、出前の注文もうなぎ昇りだったのだという。さもありなんである。漢江公園はそのバリエーション版、気分転換もできて感染リスクも相対的に低い河原でたべようというソウル市民が多いというわけだ。

どこでも届くというのば至極便利であるという反面、ゴミが大量に出るというマイナス面も指摘されている。食器の本体、ほとんどは使い捨てプラ、副菜好きな韓国人には小分けの容器も多く必要だ。

毎週末になると特派員氏の暮らすマンションのゴミ捨て場は、住民たちが食べ終わったプラ容器やポリ袋で溢れそうになっているのだそうだ。クリスマスから年末年始の長い休日期間のソウル首都圏は、きっと「ペダルゴミ」の大山小山があちこちに出来ていたのではなかろうか。

 


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