5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

甲賀糯

2021-04-30 21:31:18 | たべもの

「ことしは「ガマン・ウイークにしてもらいたい」と言ったのは神奈川県知事らしいが「ゴールデン・ウイーク」の始まった4月29日。コロナは、全国で4684人(延593717人)の感染と36人(累10253人)の死亡が確認されたた。愛知県では290人(延33477人)の感染の発表があった。

今日は歯痛を我慢する一日だった。臼歯の詰め物が取れたのをコロナを理由に歯医者に行かず放置しておいた為、穴がどんどん拡がって食べ物カスが詰まるのだ。それが神経に触るらしい。

それでも口は食べたがる。万歩途中のコンビニでクリームパンとコーヒーを買い、公園の芝生に座ってゆっくり食べた。不思議にたべている最中は痛みが遠い。甘いものが虫歯に悪いのは百も承知だから、始末に終えない。

中日の滋賀版の特集記事<湖国の恵み 食をみつめて> は「甲賀の羽二重糯」を紹介している。旨そうだ。

全国トップクラスの品質だという甲賀市産のもち米が「滋賀羽二重糯」だが、この米から作った「甲賀もち」はコシ、粘り、きめの細かさ、歯応えなどから評判の特産品だとまずある。上手いツカミだ。

昔ながらの杵つきに拘り、もち米の繊維を絶つことなく、のびや粘り気を出す。米粉を練って作ったスーパーのもちではここまでの味が出せないという。もち米の品質の高さあってのことだ。

滋賀羽二重糯は80年前に県の農業試験場が開発した。甲賀一帯は、大昔には琵琶湖の底だったとされ、堆積した重粘土質がもち米栽培に適しているのだそうだ。農薬や肥料を少なくして食の安全にも気を配る。

だが、そうした生産者たちの質への拘りは逆にこめの収量を減らし、さらに去年からはコロナで販売も減少するなど、大きな試練となった。逆境下にある滋賀羽二重糯の味を伝え続ける努力として、小麦アレルギー対策にグルテンフリーの米粉人気が出ている点に着目、そうめんなどの米穀製品も開発し始めているという。

だが、甲賀もちに拘るのなら、やっぱり昔ながらのもちに勝るものはないだろう。一番人気は「よもぎもち」だとある。6個で740円というから高くはない。ただ、残念なことに甲賀に行かないと買えないらしいから、こちらは生唾を呑み込むしかない。どうせ虫歯だし諦めるか。

 


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