5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

流してはいけない

2019-01-29 21:08:59 | 韓国

コンビニコーヒー只今20円引きというファミマに入って一服。80円で温かいコーヒーが飲めるのだから有難い。さて出発と思いたった途端にトイレを催した。男子用小便ブースは占有されている。隣のUDトイレを使わせてもらう。車椅子でも入れる設計なのだろう、ずいぶん広く空間が取ってある。隅に置かれた便器が小さく見えるほどだ。

不特定多数が使うのだけれど掃除が行き届いているなと感心した。便器の汚れはもちろん紙の補充もしっかりされている。便器の横には緊急通知用のボタンもついている。これならハンディキャップのある利用客でも安心して使えるはずだ。外国のコンビニ事情はよく知らないが、ことトイレ環境からすれば、日本のコンビニは世界一かもしれない。

「ごみは流しませんよ」というタイトルは今日の中日夕刊「世界の街海外リポート」のソウルトイレ事情についての見出しだ。

韓国の公衆トイレでは使用済みの紙は流さずに便器の横にあるゴミ箱に捨てることが多いとある。確かに昔の韓国や中国では下水管が詰まるという理由でフラッシュ禁止だったこともあるのだが、この伝統は依然として続いているのだろうか。

超モダンな高層ビルが立ち並ぶ都市美と便器横のゴミ箱とは、なんともミスマッチではないか。実際、行政安全省の指導もあって公衆トイレのゴミ箱撤去は進みつつあり、流せるトイレもずいぶん増えたというから少しは安心だ。

歴代大統領の足跡と韓国の伝統文化を国内外からの観光客に向けて展示公開する観光広報館〈青瓦台サランチェ〉に出かけた特派員氏だったが、トイレに入ってがっかりしたというのだ。内部は清潔で温水洗浄便座も設備されているというのに「トイレットペーパーはゴミ箱に捨ててください」と表示されている。政府の文化広報機能を担う代表施設でこれではと思いながら表示文を読み直してみると、おかしなことに気が付いたという。

韓国語のほかに、中国語、英語、日本語の訳文も加わった四言語対応の注意書きだが、日本語にだけ「ゴミはゴミ箱へ」とある。紙ではなくてゴミなのは書き間違いなのか、日本人だけなら流してもよかろうというのか、、、ちょっと悩んだ特派員氏は、勝手に後者だと判断して、使用後のフラッシュをしっかりし、紙詰まりがなかったことを確認したあと、おもむろにトイレを出たのだった。

ホテルやマンションでは流すのがあたりまえだというから、問題は公衆トイレということになる。事例が青瓦台サランチェひとつでは一般論とはならないだろう。他の役所や民間オフィスビルの客用トイレはどうなのだろう。それにコンビニのトイレというのも気になるところだ。これは、韓国通のISさんにでも訊ねて確認しておかねばなるまい。





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