5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

歩道で目玉焼き?

2013-07-14 22:17:41 | 自然
「乾燥化が進行するアメリカ南西部。先週はコロラドで壊滅的な山火事が起きたばかりだが、今週末もソルトレークは39C、ラスヴェガスは46C、モハヴェ砂漠では52Cという【超】のつく猛暑日になりそうだという。北米大陸が何処かオカシイ。」

これは6月28日の自分のツイートだが、7月8日に早い梅雨明けをしたあとは突然の暑い夏。アメリカ西部にまけないほどの猛暑日が続いた。ツイートから2週間後のアメリカはどうなっているのだろうと思っていたら、NHKTVのニュースにこんなものを見つけた。

『米 地面の熱で目玉焼き自粛を』

カリフォルニアとネバダにまたがるデスバレー国立公園は、1913年7月10日に、観測史上世界最高の56度7分を記録したこと知られている。今年も猛暑が襲ったわけだが、100年記念という意味もあってか、公園管理事務所は砂漠の熱の凄まじさをわかってもらおうと、地面に置いたプライパンの上に割り落とした卵が見事目玉焼きになる映像をネット公開したものが大きな評判をよんだ。

ここまでは管理事務所の思惑通りだったのだが、お調子者の観光客はどこにもいるもので、自分達もやってみようと、歩道や石の上に卵を割って目玉焼き作りの実験をする輩が増えてしまい、公園内には後片付けのされない卵の殻やなどのゴミが散乱する狼藉状態。

慌てた事務所は、こんどはフェイスブックを使って声明を出し、地面での目玉焼き作りの自粛を呼びかける事になったという。「どうしても目玉焼きを作りたい場合は、フライパンを用意して、ゴミもきちんと片付けるように。」と泣きもはいったようだという、トリヴィア的なニュースだ。

米語には『堪らない暑さ』の言い替えとして ”It's so hot you could fry an egg on a sidewalk.” というポピュラーな表現があるのだ。この表現を実際に試してみたというのが、このニュースのなんとも面白いところのはずだが、日本語に翻訳されたものには、ここら辺の可笑しさは感じられなかったのが一寸残念だった。

「サイドウオークの上で」というのがミソ。管理事務所の云う「フライパンの上で」では楽しくないのである。







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