昨日9月22日(日) 筑西市と台東区との都市農村交流事業として台東区蔵前小学校PTA・児童が筑西市の里山を舞台に自然体験を楽しんだ。
コロナの発生により中止されていたが、本年5年ぶりの復活となった。筑西市経済部産業戦略課 の主導で行われ、自然体験の部門でノウハウを
持つ、当会が企画・運営を任され、初回から全面協力を行っている。
3か月前より竹沢理事長以下、理事の間で様々なシチュエーションを想定し、いかに都会の親子に自然体験を楽しんでいただくか、議論を重ね、
本番に備えたことは想像に難くない。
私も及ばずながら、当日精いっぱいのお手伝いをさせていただいた。 当日はこれまでの猛暑から一転して雨模様の涼しい空模様となり、雨天時
のメニューに急遽切り替えることとなった。産業戦略課のお三方も早朝よりスタッフの一員として精力的に行動し、台東区の皆さんを迎える準備
に余念がなかった。予定通り9時30分にJA北つくばの選果場に到着。という一報で、戦略課の方々を先頭に会員数名が出迎えと、案内のため選
果場に待機した。 ほどなく最新型の大型バス2台が雨の中、ゆっくりと駐車場に入り、ドアが開かれると続々と笑顔の親子が下りてきた。
総勢110名と伺っていたが、一部、マイカーで来られた方もおられた。
早速、雨具をはおり、会員の先導で雨の中、里山(五郎助山)に向け出発した。約4~5分の道のりである。途中、森の中を抜け、会場を目指し
た。
舗装道路から森の中に入ると保護者から「わおー」という感嘆の声が上がった。里山の自然に驚いた様子だった。
当初、冒険広場でのオープンセレモニーを予定していたが、理事長の英断で急遽ビニールハウス内に変更となった。
約100人が収容できる大型ハウスで、刈払い機講習会、チェーンソー講習会のため設営されたものだが、今回、思わぬ効力を発揮した。
筑西市から菊池副市長、早瀬経済部長がご出席され、歓迎のご挨拶を頂いた。台東区からは津野 澄人、蔵前小校長、同、PTA会長のご挨拶があ
り、最後に竹沢理事長より、本日の日程・注意事項の説明があった。
早速、4班に分かれ、檜のお箸づくり体験、ピザづくり体験、オリエンテーリング(動物探し)、釣り体験、薪割り体験、イナゴ取り、竹とんぼ体験、ターザンロープ等、様々な種目に挑戦した。
檜の箸づくりは県林政課の、菅井さんと園部さん(女性)のお二人がすべての器具を準備し、大人気となった。子供のみならず、保護者もしっかりご自分の箸を製作し、親子で楽しんでいました。
雨をものともせず熱中し、自然の中で思い切り体を動かしていた。子供のみならず、保護者も童心に帰り、子供以上に様々な体験を楽しんでいたようである。
特に釣り体験は、釣竿を垂らすとすぐに小魚がえさに食いつき、初心者でも面白いように釣れ、初めて体験した子供たちは大興奮。記念の写真を
スマホに収め、満面の笑みをこぼしていた。
お昼近くにはすっかり雨も上がり、更に子供たちはエキサイトし、ターザンロープに群がり、おしりを泥だらけにしながら、何度も何度も挑戦していた。
また、泥だらけにした子供の靴を井戸で洗うお父さんを見かけたが、なぜかニコニコしながら洗っていた顔が印象的だった。
お昼には定番の里山カレーが女性会員によりふるまわれ、私の「愛がも米」もお役に立った。 また筑西市の特産物の梨「あきづき」がデザート
として存分にふるまわれ、もう、おなか一杯というほど食べてくれた。
約5時間の里山での自然体験は瞬く間に終了し、子供たちは次の訪問先、道の駅グランテラスに向け出発した。
約5年ぶりの里山自然体験。子供たちにとっては初めての体験だと思うが、どのように感じたのか興味深い。
帰り際、保護者の方が、「土の上で遊ぶ経験がない私たちの子供にとって、今日の体験はとても貴重だと思います。」と言ってくれました。
良い思い出になることを祈っています。
理事長をはじめ会員、スタッフの皆様、お疲れさまでした。