去る5月、田植えをしたイネは予想以上にすくすく伸び、10月に稲刈りをし、おだ掛けにしていた。程よく乾いたので、脱穀・選別をして、いよいよ新米が収穫できることになった。稲刈りは丁度組合のお葬式と重なり、参加できなかったが、脱穀は日向野さん、中山さんにお手伝いを願い、稲株が残る8坪の田んぼのそばで行った。
5年生はこれで田植えから草取り、案山子作り、稲刈り、脱穀、まで一連の体験をしたことになる。
脱穀機は丸山で使用した足踏み脱穀機を借り、もみを選別する「とうみ」は中山さんが持ってきてくれた。
足踏み脱穀機と とうみ(風を送り重いもみと軽いもみを選別する道具)
脱穀機 (足を踏みながらの作業で、稲のほうに気をとられると足が休んでしまう。)
全員が体験できた。
脱穀を前に一本の稲わらにどれくらいの実が付いているのか調べた。
少なくても70粒~多い穂で143粒あった。
脱穀のあと「とうみ」で未熟の実を飛ばす作業を行う。(風が起きるので子供たちは興味しんしん)
ふるいで選別
後日、もみをもう一度天日で乾かし、もみすりをした。そのあと精米し、約6キロの白米が収穫できた。
たかが6キロ、されど6キロ。昨日(21日)学校に精米したお米を日向野さんとお届けしたが、
5年生担任の樋山先生、塚越先生はそのお米を見て、とても感激されていた。
早速、子ども達に見せたいとお米を持って教室に戻られた。
このお米は約半年間、米作りに携わった子ども達におにぎりとなって食されると伺った。
一味違う「おにぎり」になるに違いない。
興味しんしな内容です。
里山でも、近くに自然農法の田んぼや果樹園を持って、栽培を体験できるようになるといいなあ。
穫れた作物や果樹で、収穫祭ができると楽しい。
里山フェスタを収穫祭にしちゃう。
…一人でわくわく。
西小の稲作りは、
花壇を活用したことで、
小学生による日常的な世話が可能となった
画期的な取り組みだと思います。
児童の皆さんは、
稲の生長の様子を目の当たりにし、
昔ながらの農具を使っての稲作りを体験したことで、
米の一粒一粒が大切に思えるようになったのではないでしょうか。
そして、とうみや足踏み脱穀機が使える状態で保存されていたことに驚き。
私の実家の農機具小屋にも、
昔ながらの農機具が眠っていますが、
使えるかなあ?
余談ですが、実家の古い家や蔵を整理したときに救出したものをいくつか持っています。
農機具ではないのですが…
昭和の雑誌
レコードプレーヤー
私が小さいころ遊んだおもちゃ
日用品(シャンプーの空き容器)
和綴じの教科書(虫食い多数ですが)
などなど
もしお使いになりたい方がいらっしゃいましたら、お貸ししますので、ご活用いただけたらと思います。