景気悪化の足音

２月１９日に円安が大きく進み１日で1.5円の上昇を記録。
１日に1.5円以上動いたのは１年11か月ぶり。

※円安になると日本の主要産業である自動車業界にとっては追い風だが、そもそも日本の輸出入の額は２００６年までは輸出額の方が多かったが、現在は輸入額の方がやや大きいので円安を手放しに喜ぶことは出来ない。

今回の円安の動きは外国人投資家が円売りを行った影響との憶測が流れている。
消費税を１０％に増税した影響で１０月～１２月のGDPが前年比-6.8%という数字が出た事、さらに今回の新型肺炎の影響が加わってさらに悪い方向に進むという推測も働いた様子。
比較的安全資産といわれてた金と円だが、現在金は物凄い上昇を見せているのに円がそれに逆行しているという状況となっている。

景気悪化の懸念がある中で「大丈夫だから」と言って消費税増税を実行した日本政府。でも実際はかなりの景気悪化の様子があらわになってきた。
解らないのは、マスコミでこのGDP-6.8%の報道が少ない事と、野党が国会でこの景気の案件を与党追求の題材にしないで桜の話ばかりなこと。
難しい事は分からないけれど、マスコミが取り上げないのは、新聞が軽減税率の対象となったから？
難しい事は分からないけれど、野党が取り上げないのは取り上げてもマスコミが報道してくれないから？

景気悪化以上に悪い何かの足音が聞こえてきた気がする。