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藤枝MYFCを中心としたサッカー観戦記やサッカーに関する個人的な意見の書き込みが中心です。

クラブユース選手権2012 決勝

2012年08月04日 20時48分31秒 | 高校サッカー・クラブユース
ニッパツにてクラブユース選手権決勝戦を観戦

横浜FMY 2ー3 柏Y

得点
前半44分 (横)9宇佐見が中盤でのルーズボールを前方にはたいて、そのボールに自分で追いつきそのままミドルシュート
後半3分 (柏)横浜FMY選手の中盤からGKへのバックパスが弱く9川島が奪い取りGK1対1を決める
後半7分 (横)右からのクロスを11伊東がシュート、GKがはじいたところを23福田がつめる
後半22分 (柏)7吉川の右からのクロスを11平久が頭で折り返し9川島が決める
後半45分 (柏)左からのパスを受けた10木村がミドルシュート、1度はDFに当たり跳ね返されるがもう一度ミドルシュートを放つ


横浜FMYスタメン
      1田口
23福田 3岩壁 4林  2高野
    8喜田 5伊池
 7村原       6斎藤
    11伊東 9宇佐見
交代
後半20分 斎藤→14ユルキ
後半20分 宇佐見→10田中智
後半27分 村原→19田中健
後半32分 伊東→17深澤


柏Yスタメン
      16伊藤俊
2堤  20中谷 3御牧 4新藤
      6秋野
7吉川 8中川 5小林 11平久
      9川島
交代
後半39分 吉川→10木村


感想
試合終了間際に柏Yが決勝転を奪い柏Yが優勝を決めた。
試合は、柏Yがボールをポゼッションし、横浜Yはその柏Yがポゼッションしているボールを出来るだけ高い位置で奪い縦に速い攻撃で得点を狙う展開だった。
柏Yの中盤でつなぐポゼッションサッカーは非常にレベルが高かったと思う。ただパスで崩しきろうという意識が強く、シュートで終わるシーンがあまり見られなかった。
今大会は例年より試合数が1試合増え、選手がコンディション調整に苦しむ事が多かった。今日の横浜FMYも後半は前線の選手をどんどん入れ替え攻撃の活性化をはかっていた。
それに対して柏Yは選手交代をほとんど行わず、そのまま前半に調子良く出来ていたパスサッカーを継続していた。
昨日の準決勝では、後半になって運動量が増えた広島Yに押し込まれた柏Yだったが、今日は後半になっても運動量が落ちることがなく、後半も柏Yがボールをポゼッションする展開が続いた。
コンディションに負けず、自分たちの形を貫いた柏Yが勝利した試合だった。

      


クラブユース選手権2012 準決勝

2012年08月04日 01時21分39秒 | 高校サッカー・クラブユース
三ツ沢陸上にてクラブユース選手権準決勝を観戦

今年は例年より日程がキツくなり、選手たちは昨年までより1試合多く7日間で5試合をこなしてきた。
昨年まで準決勝は三ツ沢球技場だったが、今年は三ツ沢陸上での開催。三ツ沢球技場を使用するのは決勝戦のみとのこと。
見やすい三ツ沢球技場ではなく陸上競技場での開催は率直に残念。


横浜FMY 3ー2 京都Y

得点
前半8分 (横)スルーパスに抜け出した11伊東が決める
前半21分 (京)7奥川からのパスを受けた20三浦がドリブルで1人抜いてシュート
前半27分 (京)6清水のシュート
後半24分 (横)11伊東がドリブルで密集したエリア内を突破しシュート
後半44分 (横)10田中のCKを3岩壁が頭であわせる


横浜FMYスタメン
      1田口
23福田 3岩壁 4林  2高野
    8喜田 5伊池
 7村原       14ヌルキ
    11伊東 9宇佐見
交代
後半0分 宇佐見→10田中
後半37分 村原→17深澤
後半45分 福田→29斎藤


京都Yスタメン
      1山田
14西浦 5松川 3池松 12浅田
    6清水 20三浦
      28永島
  23大西 9田村 7奥川
交代
後半0分 西浦→27酒井
後半5分 永島→18樋口(樋口がDH、三浦がトップ下)
後半25分 三浦→22石岡
後半45分 大西→24岩元
 

感想
2転3転した試合は、横浜FMYが試合終了間際のCKをものにし、決勝戦進出を決めた。
前半は京都Yペースだった。前線4人が流動的に動き回り、ボールを受けると前線の各選手がドリブルで仕掛ける
スタイル。前線の4人はそれぞれ技術があり1人でも仕掛けられるスタイルが特徴的だった。
後半にはいると京都Yは足が止まり、横浜FMYペースになった。目立っていたのが11伊東。特に2点目のゴールは密集したエリア内を単独ドリブルで「ぶっこ抜いた」もの。ファインゴールだった。
後半30分を過ぎると横浜FMY選手の足も止まり、両チーム泥沼の中に足をつっこんだ状態で試合をしているかのように、足が重そうだった。
最後は延長戦突入かと思われた試合終了間際に横浜FMYがセットプレーから決勝転を奪い勝利した。
この試合で特に目に付いたのが、京都Y7奥川。まだ1年生だが何度もドリブル突破でチャンスを作っていた。U-17代表の8喜田とのマッチアップでは、フェイントで揺さぶり8喜田に尻もちをつかせてセンタリングを上げたシーンもあった。とても独特のリズムのあるドリブルをする選手で、まだまだ荒削りな部分が多いが非常に楽しみな素材だと思った。

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柏Y 4ー1 広島Y

得点
前半10分 (柏)右からのクロスをGKがこぼしたところを11平久がつめる
前半14分 (柏)11平久がドリブルで切れ込み横パス、8中川が決める
前半16分 (柏)広島Yが中盤でパスミス、パスミスを拾った柏Yがショートカウンターから11平久のシュート
前半39分 (柏)7吉川がスピードにのったドリブルで右サイドを切りさきクロス、9川島が中で合わせる
後半11分 (広)9大谷の左からのクロスを8末廣が中で合わせる


柏Yスタメン
      16伊藤俊
2堤  20中谷 3御牧 4新藤
      6秋野
7吉川 8中川 5小林 11平久
      9川島
交代
後半10分 小林→13伊藤光
後半35分 吉川→10木村
後半40分 中川→14白井
後半44分 川島→29大島


広島Yスタメン
      16中村
  38伊藤 13宮原 7浅野間
    24川辺 5平田
19野口         18越智
    8末廣 10野津田
      9大谷
交代
後半28分 末廣→15中野


感想
前半は完全に柏Yのサッカーがハマっていた。柏Yの2列目の両サイドと両SBが積極的に攻め上がることで、広島Yの両サイドがSBの位置まで下げられ5バック状態になっていた。これによりボールを奪っても、中盤が薄くなっている影響で素早くつなぐことが出来ず、すぐにボールを奪われ柏Yの逆襲を喰らうという悪循環に陥っていた。
広島Yは前半、文字通り何もできなかった。
後半にはいると「気持ちには引力がある」がチームスローガンの広島Yが力を発揮しはじめる。徐々に足が止まってきた柏Yに対して広島Yの後半は運動量を増やし積極的にプレスをかけてきた。
後半は明らかに広島Yの方が「1歩目」の動き出しが早く、広島Yペースの試合になった。3バックの7浅野間が前線までドリブルで攻め上がるシーンも出てくるなど広島らしさを発揮。1点返した後もシュートが2連続でポストを叩く決定機を作るなど広島が柏Yを圧倒したが得点には至らず、前半の大量失点が響き柏Yが4ー1で勝利を収めた。
柏Yは持ち前のポゼッションサッカーを十分に発揮したゲームだったと言って良いと思う。後半は運動量が落ちて広島Yに押し込まれたが、柏Yらしさは十分見せていた。
広島Yは後半の猛攻が見事だった。気持ちの強さを十分に見せてくれた。後半は選手全員が戦っていた。この苦しいレギュレーションの大会、他のチームが後半は軒並み足が止まっていた中、後半に運動量を増やし前線から積極的にプレスをかける姿は称賛に値するものだった。