島の医者になって、た頃もあった

70代男の日記風ブログです。新連載「京都へ、京都から」も始めました。

奈留島百人一首45

2013-09-02 | 奈留島百人一首

 45. あはれとも いふべき人は 思ほえで
             身のいたづらに なりにべきかな

                               謙徳公(924~972)
 謙徳公は太政大臣藤原伊尹(コレタダ)のおくり名です。
26番の作者貞信公(藤原忠平)は祖父にあたり、このあと50番作者の藤原義孝は息子です。
 伊尹(コレタダ)・伊周(コレチカ)・師尹(モロタダ)などは、私が50年以上にわたり、何回も読み方を憶えては忘れてしまった、腹立たしい名前です。
 「気の毒だと思ってくれる人もいないから、恋こがれながら死んでいくに違いない」
この歌、古文素人の私には、納得して訳せませんでした、したがって、なかなか憶えられず、すぐ忘れてしまう一首です。
 
 45. あれはなに たずねた人は 旅行者で
             落ちそで落ちぬ 烏帽子岩かな

                  あ・れ・人は・で・かな   8字 同じ
 鈴ノ浦の海岸や、福江に向かう船からも見える烏帽子岩。
サザンオールスターの歌でおなじみの湘南海岸の烏帽子岩ほど有名ではないし、奈留島の人も知らない人が多いですが、まあ奈留島の名所です。
  
 昔、浦の青年達がこの岩を引き落とそうと、綱をかけて舟で引っ張り始めると、どこからともなく「泊が火事だ」の声が聞こえてきたので、引くのを止めて駆けつけるも何もなかったそうです。
これは烏帽子岩の精の仕業だと思い、もう引き落とすのをやめ、その後はどんな風や波でも岩は落ちず、現在もそこにこうして残ったのです。
 最初の「あ」が同じぐらいですが、全体としては替え歌になっていると思われます。

     返事
大雪男さん:43・44番二首の解釈は完璧?だと思うのですが・・・。
喜珍さん:最近の写真でないと、よくわかりましたね??
    6月ぐらいから登ってないと思います。
花水木さん:写真でしか晶子さんを知らないのですが、写真を見る限り残念ながら、
    本人が柔肌とか、こよひあふ人みな美しきとか絶対に思えない顔?ですね。
喜珍さん2:出来る事は良いとして、その維持が難しく問題なのは、
     箱ものも結婚も同じですね。
さんまさん:やっぱりこのアスレチックには、
      島の皆さんそれぞれに、思い出があるようでした。
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3 コメント

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Unknown (さんま)
2013-09-05 14:06:37
 義兄に話しかけていただいたようで、驚いた様子で電話があったそうです。
 前島は街灯がないので、夜のジョギング用にヘッドライトを送りました。先生も夜の散歩されるなら送りましょうか? (^o^)
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Unknown (喜珍)
2013-09-03 02:12:31
あわれなり 言うべきことも 言えずして 時のいたずら はるかなるかな

「好きだよ」と言えずに初恋は ♪
たぶん、誰しもそんなものなのでしょう。

僕は、永這で7歳まで育って、小学校1年の夏休みに相の浦に引っ越しました。
今、僕が花畑にしている空地の横の白い家のところにあった、すごく古くてぼろっちい借家で5年過ごして、6年の夏に両親が家を建てて、今のところに引っ越しました。

あそこを花畑にしているのは、お隣に住んでいた教育長さん達のことやら、僕なりに思い入れがある場所なので、草茫々のままにしたくないということがあります。

船廻小学校に通ったのはたった1学期ですが、保育園なんてものの存在も知らずに育ち、徒歩で約1時間かけて通っての初めての集団生活だったからでしょうか、未だに強い印象があります。

校庭のすぐ横が田んぼで、手を伸ばせば蛙とかさわれるくらいだった。・・・というのが、校庭に立つモチノキとともに、僕にとっての船廻小学校のイメージでした。
なので、その田んぼを潰して出来た宮の森公園には個人的にはあまり好感を持っていませんが、城岳は奈留島全体をながめることができるので、個人的にはわりあい好きです。
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Unknown (大雪男)
2013-09-02 20:45:36
44がちと難解ですね。まあ、感じたままで良いのだと思いますよ。外国語みたいなものですもん。まだ半分行かないとは先が長いですね。一人で百句は大変ですが、洒落半分だからそうでもないですかね。これからも“飛んだ”解釈待ってます。
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