島の医者になって、た頃もあった

70代男の日記風ブログです。新連載「京都へ、京都から」も始めました。

祇園祭と鱧と胡瓜とヒオウギ

2023-07-16 | ノンジャンル

 京都は暑い暑い祇園祭の季節になっています。

今年は15日~17日の三連休が前祭りに重なったので、もう私たちが行けないぐらいの人出があると思われ、今年の祇園祭は後祭りに行くぐらいにしておきます。

 祇園祭と言えば、京都では鱧ですね。

いつもの「藤井」で、鱧の骨切りの音を聞きながら、ちょっと贅沢な夏を感じています。

 冬の蟹・春の鮎・夏の鱧・秋の松茸と、蟹は高すぎて食べられませんでしたので、その分も頑張って鱧は上等な店で食べたので美味しいです。

ここでは写真の鱧ではなく、付け合わせの胡瓜に注目してください。

胡瓜の芯が抜いてあることに納得された人は、京都通ですよ!

 祇園祭の期間に、京都の人は鱧を食べますが胡瓜は食べません。

何故かと言えば、写真のように祇園祭の八坂さん(八坂神社)の印は、胡瓜の輪切りに似てるからで、食べるのは恐れ多いからだそうです。

八坂神社の氏子で(京都の真ん中の人は誰でもかな)あった実家は、年会費(100円ぐらいだったと思います)も払ってましたが、私の家にはそんな風習は有りませんでした

 山鉾連合会理事長の同級生にメールで胡瓜のことを尋ねましたが、忙しいのか梨のつぶて。

今年も写真の長刀鉾のちまきをくれたその妹さんに電話で尋ねると、息子が禿をしてた時は胡瓜絶ってたと。

街中の同級生に尋ねたら、半分は私同様知らないで、半分は知ってたが食べてたとのことでした。

 京都の料理屋さんでは、祇園祭期間中に胡瓜を出すときは、月冠(ゲッカン)と言う芯抜きで胡瓜の芯を抜いて出すそうですので、ドーナツか竹輪のような形の胡瓜が出てきたのです。

 上等な鱧を食べに行ってもタダでは帰らず、わざと粗く骨切りした鱧を食べさして貰い比べたり(味音痴の私にはなかなか判定不能も、口の中の食感は違いました)、店に飾ってあった写真の花も厄除けの花ヒオウギ(京都の家は祇園祭期間に玄関に飾るそうです)の知識も学んで帰りました。

 生まれも育ちも京都の私ですが、親は二人共京都人では無いので、しょせん私は真の京都人ではありません。

コメント (8)
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